ぬる~い女性版「ハルク」って作品。笑
怒ると巨大化して緑になりほとんど不死身、ってほど派手ではないが、切れると大暴れしてそれも常人を凌駕する力を発揮するところはそのままハルクと言えるだろう。
設定がパクリ寸前なので、コメディ系に逃げた感はあるものの、全体としては普通に楽しめるアクションだし、撮影時48歳とは思えない若さと美しさを披露してくれたケイトも見どころ。
どんでん返しを狙った落ちは恋人の亡骸が出てこない時点で読めてしまうので、その後の復讐に燃えるという展開が白々しくなってしまったのがマイナスか。
かえってストレートに落としたほうが良かった気がする。
また、裏切り者として最後は逮捕されるスタンリー・トゥッチ演じる精神科医のキャラがおいしかったので、この落とし方もちょっと不満が残る所だ。
監督がバリバリのフェミ&レズ&LGBTQ+なので、お色気シーンが一歩引いた演出になっているのがイマイチ。
すぐに忘れてしまう部類の作品ではあるが、それなりに楽しめる内容ではある。
あ、カメオのスーザン・サランドンは変にテンションが上がったぞ。笑
余談。
実は「女ハルク」はストレートに「シー・ハルク」というシリーズがあるそうで、そのまま緑色の怪力女のようだ。
マーベルのコミックのキャラで、ゲームとTVアニメには出てきたそうだ。映画化はまだのよう。
映画化したらケイトが演じても良さそうだな。笑