創

流浪の月の創のネタバレレビュー・内容・結末

流浪の月(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

今!敏!え!え!あれ?本当に!?え!え!?願望!?私の願望のせいでそう見えるだけ!?

めちゃくちゃ動揺して画面に映っていたのがどれだったのかよく分からなかった。
人は見たいものを見るけれど、それすら見えなくなるほど動揺することもある。

キャストが全員凄すぎて、おそらく15分に一回は、〇〇恐ろしい子…。と白目剥いてた。
主要3人は精神的にも肉体的にも大変だっただろうなぁ。
地味に田舎の従姉妹がすごく良かった。

結局、何を一緒に観てたのかよく分からなかったから断言はできないけど、
文にとって更紗は更紗で、女だとか子どもだとか居候だとかではなかったんだろう。
少なくとも今敏はどれも子どもと積極的に観るものではないはずだから、
おそらく、なんか更紗は面白がってくれそうだし、俺も好きだし。で、借りて来ちゃうぐらい更紗は更紗だったんだろう。
文がどうしても隠したかった秘密があったからの二人の出会い関係ではあるものの、
もしかしたらお互い幸せに育ってたまたま入った会社の先輩後輩でも惹かれあったのかもしれない。
彷徨いながらいつかどこかで安住の地を見つけられると良いね。と思う。
そこに性的な愛は無くても、いや。ないからこそ、ずっと一緒に居られる関係は続くだろうから、誰にも邪魔されない地を見つけられると良いね。

柄本明が出てくるだけで良いのすごい。良い人でも悪い人でも味があって存在感あってやはりすごく良い。
内田也哉子もすごかった。この人やっぱりすごい。すごいものを持っている。

多部ちゃんだけちょっともったいなかった。
比喩的表現はとても良かったけど、ちょっと多かった気がするから、
多部ちゃんにも見せ場が欲しかったという意味でもっと谷あゆみにも触れて欲しかった。



シンウルトラマンと変わらない体になっている松坂桃李を見ると、私が痩せないのはただの私の怠慢なのだという現実に落ち込む。
先日、ウェディングハイでまさかの再会を果たした前の会社の別部署のおじさんと今回も出会うという謎の奇跡。
ウエディングハイとの振れ幅すごいですね、と笑い合う。なんだかまた近々会えそうだ。
創