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悩める失恋の処方箋のkuuのレビュー・感想・評価

悩める失恋の処方箋(2021年製作の映画)
3.4
『悩める失恋の処方箋』
原題Resort to Love.
製作年2021年。上映時間101分。

失恋から立ち直れず、歌手としてもチャンスを逃したばかりのエリカ。
そんなある日、彼女はインド洋の楽園の島・モーリシャスにある豪華なリゾート地を訪れ、結婚式を挙げる予定の元婚約者と再会する。
そればかりか、彼の式で歌声を披露するはめに。。。

婚前に大切な人と別れちまい、1年後にその人の結婚式で歌を唄うことを余儀なくされることを想像してみてみた。
こないな不愉快なことはない。
小生がヒネくれてるからそう思うのか、本来、妄想、想像が走る脳内が不愉快としか思えなく、思考を停止してしまいました。
ただ、今作品の再生は停止せず最後まで観ました。
まず、この緩い筋書きを表現するには、『気まずい』って書いた方が無難かな。
エリカ(クリスティーナ・ミリアン)が元彼(ジェイ・ファロー)の結婚式で活躍することの痛快さとキャラの成長もさることながら、元彼の兄(シンクア・ウォールズ)とのラブストーリーの要素がおかず的な扱いで不要に思えてしまった。。。
ミュージカルシーンが多く、コミカルな要素も弱いので、コマコメというジャンルには向いていかな。
ミュージカルシーンは無理矢理ではなく、たくさんあり、キャストも良かったんやけど。
如何せん、プロットがしっかりしておらず、説得力のあるラブストーリーが描かれていないため、最高のロマコメとは云えへんが、別れを乗り越えた後の勝利の物語に近い。
ネトフリありがちな、スラッと見れるけど、ロマコメが大好きな人には、ちょっと物足りないかもしれません。
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