人を人たらしめる大きな素因は顔であると常々思っていたことだけど、それをアダに照らし合わせるとこの子はどうなるんだ、何か違うぞと。
でも結局は接する他者がその人をどう認識するかの問題であって、だからアダは人なんだと私は思いました。
だけどママ羊さんにとってはアダはきっと羊で愛しの我が子でだから母性もずっと機能していたのに、それをより強い母性でねじ伏せるのには若干の恐怖を感じた。
それほどまでにマリアはママになることを渇望していた。我が子のママである為なら何でもやる、浮気ももうしない、女じゃなくてママだから。
子どもが欲しいではなく、ママになりたい、ママでありたい、ってとこに人間の狂気を感じる。
ラストにも繋がるけど、なぜオンリーワンにこだわるんだろう。うちはおばあちゃん3人いたけど、お年玉多めにもらえて嬉しかったなー(小並感)。
