いよら

死刑にいたる病のいよらのレビュー・感想・評価

死刑にいたる病(2022年製作の映画)
3.5
阿部サダヲの怪演が見事!本当、それに尽きる作品。

温和な人柄を装ってるけど実は冷酷な殺人鬼で、24人もの殺人事件を起こした人物。
殺人シーンというか、犯行シーンがなんとも痛々しい…。こういう犯行を平然とした顔で行う犯人って怖い。その犯行に関しても全く反省の色はなく、捕まってしまって惜しいなぁくらいでしか感じていないっていうのが恐ろしいですね。

話術なのか、表情なのか、人を見る視点なのか、恐ろしいのに人を惹きつける魅力のある不思議な人物でした。
笑顔だけど、目は笑ってないし、何を考えているのか、何を企んでいるのか全然読めない表情。でもみんな惹かれてしまう。

事件を追うことになる大学生の雅也は、事件の真相に近づいているのか、それともこの犯人に魅了されていっているのか、なんだかよくわからない感覚でした。

一応、答えみたいなのには辿り着きますが、
ラストは、え??そっちなの!??となりました。


ちなみに、岩ちゃん。出てるの知ってたはずなのに(オープニングで名前出てるので)、ラストまで気付いてなかったです。岩ちゃんのイケメン感皆無でしたよ。。声でわかるほどファンじゃないしなあ。。それだけ化けてたってことですよね。
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