2022年28本目。
空のようにスッキリで爽やかで、駆け抜ける映画だった。
原作未読だけど、恐らくそれなりの長さの原作の内容をギュギュッと２時間以内にまとめきったことで、かなりのテンポ重視な映画になっていたと思う。
それ自体がすごく見やすさを増していたんだけど、その一方で、深掘りして欲しいと思えるエピソードの断片や個性的なキャラクター達にもどかしさも感じた。
願わくば、普通にアニメ化して欲しい！！笑
世の中のほとんどの人がつるたまちゃんのような純度の高い人間になりたいと思うんじゃないかって個人的に感じた。
そして、ほとんどの人間がつるたまちゃんを好きになっちゃう。
それぐらい、ヒロインとしての都留たまきのキャラクター設計が素晴らしすぎた。魅力１００点。
声を担当した堀田真由は声優が本職じゃないらしい。すごいね。
上手すぎて、"つるたま" というキャラクターのイメージを担いまくってた。
キラキラとした青春映画に一種のアレルギー反応を示すようになっている自分でも、恋愛恋愛していないこの映画は見やすかったのも大きい。
友愛や尊敬、夢中になれる何かを見つける尊さに青春の "青さ" を感じ取りたい人には打ってつけの青春映画だった。
