トランスマスター

カラダ探しのトランスマスターのレビュー・感想・評価

カラダ探し(2022年製作の映画)
2.0
♯128(2023年) 外資系Jホラー

舞台は北九州のカトリック系高校
私立アカシア学園

主人公は超絶美人JKなのに
何故か男子からも女子からも相手にされない
無理な設定のぼっちキャラ
蘇幡明日番

明日香は昼休みにお弁当を食べていると、
少女から「私のカラダをさがして」という
音響効果のかかったセリフを浴びます。

その日から

ルール1
午前0時スタート
ルール2
学校で行われる
ルール3
“赤い人”が現れる
ルール4
カラダを全て見つける
ルール5
見つけるまで終わらない
ルール6
死んだら同じ日を永遠に繰り返す

というタイムループモードに移行してしまい
延々と7月5日火曜日の朝7時を繰り返すのだった。

この6つのルールを同じように体験する。
明日香以外の高校生の存在も劇場に若者を動員させるためにイケメンと美人が選抜されます。

🔳主人公と共にタイムループする高校生

伊勢高広:バスケが得意なイケメン高校生

柊留美子:バーの店長と付き合っているソロギャル

消富萬史:バスケが上手な引きこもりゲーマーイケメン

浦西期太:無理やり陰キャを演じている。
いじめられオタク系イケメン

鳴戸理惠:男子の憧れ美人委員長

果たしてこの男3人女3人高校生達は、
ホラー業務の合間に青春を謳歌することができるのか?
甘酸っぱい昭和アオハルストーリーです。

◆良い点/注目ポイント
・橋本環奈が24歳でJKを演じれる事が素敵です。マイケル・J・フォックスもその位の年齢でマーティ・マクフライを演じています。
・裏ヴィラン:エミリー人形のウルトラ怪獣レッドキングのような造形と、鉄筋コンクリートの床や梁を破壊する程の物理攻撃の強さが、DCのヴィラン級です。ジャスティス・リーグの助けが必要です。
・6人のうち誰に死亡フラグが立っているのかわからないほど、マナーが良いので死亡予想の難易度が高いです。

◆改善点
・令和になっても劇中にJ-POPを流してしまう邦画特有の商人魂に萎えます。
そしてBGMはいつもピアノ…。
・八つ裂きにされたカラダを収める
棺桶がいまだに中世ヨーロッパの形。
あれは『ドラクエ』の死んだキャラ用です。

◆総括
・深夜の学園を走り回る映像は
『笑ってはいけないシリーズ』の楽しい記憶がフラッシュバックします。

DCEUが好きな方にオススメです。

-2023年128本目-