
僧・清玄は、稚児の白菊丸と道ならぬ恋の果て心中を図るが、一人生き残ってしまう。それから17年後、高僧となった清玄は、桜姫と出会う。彼女は白菊丸の生まれ変わりなのか…。一方、御家没落のため出家を心に決めた桜姫は、かつて自分を犯した男の子どもを秘かに産み落とし、今でも一夜の甘美な思い出としてその肌が忘れられずにいた。ある日、腕に鐘の刺青のある男、釣鐘権助とめぐり逢う。権助こそ、桜姫の思う相手。再び権助に身を委ねる桜姫。しかしその密会が明るみになり…
『鷺娘』 しんしんと雪が降る水辺の柳の下に、蛇の目傘を差した白無垢姿の娘がひとり佇んでいます。 娘は実は道ならぬ恋に悩む白鷺の精。一途な恋心を綴っていきますが、 いつしか白鷺の姿に戻っ…
>>続きを読む平家滅亡後、鎌倉の源氏方に追われる平家の武将・景清の行方詮議のため引き立てられた、恋人阿古屋。景清の居場所を知らぬと述べる阿古屋に、代官・重忠は心に偽りがあれば演奏の音色が乱れるはずだとし…
>>続きを読む奉行と悪徳商人のたくらみによって両親の命を奪われた雪太郎。彼は故郷の長崎を離れ、江戸で上方歌舞伎の若手女形・雪之丞として注目を浴びていた。そんなある日、父と母の敵であり、江戸中を騒がす米騒…
>>続きを読む大村はかつて、妻子のある身でまだ少女の音子を身ごもらせた過去を持つ。音子は死産し、自殺未遂をするが、彼女をモデルにした小説は彼の出世作となった。それから20年経ち、大木は画家として大成した…
>>続きを読む(C)松竹