華魁の作品情報・感想・評価

「華魁」に投稿された感想・評価

足抜けの失敗により、間夫を惨殺させられた花魁が、単独での脱出を決行するのだが、次第に間夫とそっくりな顔立ちの人面疽が皮膚に浮き出てしまう。谷崎潤一郎原作「人面疽」を実写化した、エロス文芸映画。

原作の「人面疽」は、実世界と劇中劇の相互作用を取り上げながら、貞子的なホラーを生み出している、エポックメイキング的な作品。しかし本作は、あくまでも「劇中劇の部分のみ」の実写化であるため、原作ファンの希望通りとは行かない。また前半部には「刺青(しせい)」の要素も、なぜか織り混ぜられている。

女郎屋という異空間の再現が素晴らしく、奇策縦横の演出法をもって視覚と聴覚をビンビンに刺激してくる。女郎たちが郭言葉をあまり使わないのが残念だけれど、春画から飛び出してきたような、艶っぽい映像が病みつきになる。下腹部にボカシが何度も入るのは、ヘア解禁以前だから致し方なし。

後半部になると、間夫の呪詛を抱えたままの主人公が、新しい間夫となるアメリカ人と接触。ここからは、ネタバレ厳禁のエログロナンセンスへと突入する。いろいろとツッコミを入れたいが、却ってつまらなくさせてしまうので、ここでは割愛させていただく。
buccimane

buccimaneの感想・評価

4.0
超バカ映画だけど美術的にめっちゃ本気なとこが輪をかけてバカ過ぎる。
刺青師があっさり鞍替えするのウケた。