華魁の作品情報・感想・評価

「華魁」に投稿された感想・評価

遊廓の女郎・菖蒲太夫(あやめだゆう)と喜助(きすけ)が、二人でアメリカに渡って添い遂げようとするも失敗、しかもその際に喜助死亡!しかし諦めきれない喜助は人面疽となってあやめに取り憑くのだったって話☆

これ原作あるみたいです(谷崎潤一郎「人面疽」)が、当然わたくしは読んでませんので、どこまで原作に準拠しているのかは不明です。

喜助は人面疽として一心同体となったものの、ただ取り憑いているだけでなんの役にも立たないので、女一人で生きていくために身体を売るしかないあやめ。
当然男としてそれは納得出来ないので、買いにきた客を威嚇する喜助。
「生涯添い遂げるのは貴方だけ、だから分かって、喜助さん」とあやめに懇願され「あぅー」と納得する喜助。

しかしあやめは運命の男・ジョージと出会ってしまいます。瞬く間に恋に落ち結婚してしまうあやめとジョージ。
「おいおい!話が違うじゃねーか!!」
っと初夜の交(まぐ)わりの際にあやめのオマンマンに人面疽として再出現する喜助!
ご想像通りジョージのチンコに噛みつく喜助!!
この段階でわたくしも喜助を応援しています☆
いったれ!喜助!!

悶絶するジョージ!
どこからともなくやってきた祓魔師(エクソシスト)の神父が
「悪魔よ去れ!悪魔よ去れ!!」とあやめさんのオマンマンに十字架を突き刺したり、ロザリオをペシペシ打ち付けます。
しかし一向に効果なし。
憤怒の形相で神父のロザリオを引きちぎる喜助さん。

「あの、異教徒なんで効きませんわ。ここは二人で話させてください」とあやめさん、再び喜助さんとのミーティングタイム突入です。
「喜助さん、この世では添い遂げられないけど、あたしもあの世に行ったら必ず貴方と添い遂げますから、ここはひとつ」ってことで説得するあやめ。
「あ、あぅー」と惚れた女のお願いを受け入れる物分かりのイイ喜助さん。
男だね!

女の強(したた)かさと、惚れた女の為にスッと身を引く男の潔さが感じられる、(ある意味)泣ける一本(ノ_・。)☆
足抜けの失敗により、間夫を惨殺させられた花魁が、単独での脱出を決行するのだが、次第に間夫とそっくりな顔立ちの人面疽が皮膚に浮き出てしまう。谷崎潤一郎原作「人面疽」を実写化した、エロス文芸映画。ちなみに絡みのシーンでは「本番」をしている。

原作の「人面疽」は、実世界と劇中劇の相互作用を取り上げながら、貞子的なホラーを生み出している、エポックメイキング的な作品。しかし本作は、あくまでも「劇中劇の部分のみ」の実写化であるため、原作ファンの希望通りとは行かない。また前半部には「刺青(しせい)」の要素も、なぜか織り混ぜられている。

女郎屋という異空間の再現が素晴らしく、奇策縦横の演出法をもって視覚と聴覚をビンビンに刺激してくる。女郎たちが郭言葉をあまり使わないのが残念だけれど、春画から飛び出してきたような、艶っぽい映像が病みつきになる。下腹部にボカシが何度も入るのは、ヘア解禁以前だから致し方なし。

後半部になると、間夫の呪詛を抱えたままの主人公が、新しい間夫となるアメリカ人と接触。ここからは、ネタバレ厳禁のエログロナンセンスへと突入する。いろいろとツッコミを入れたいが、却ってつまらなくさせてしまうので、ここでは割愛させていただく。
buccimane

buccimaneの感想・評価

4.0
超バカ映画だけど美術的にめっちゃ本気なとこが輪をかけてバカ過ぎる。
刺青師があっさり鞍替えするのウケた。