このレビューはネタバレを含みます
超能力者たちを緩くドキュメンタリータッチに描いた低予算ヒーローもの。俳優の巧拙が混ざり合っていた印象。
ヒーローの日常風景という形はこれまでやり尽くされている感があり苦しい。脚本が緩く、アキラが能力を失ったり黒幕がアヤノだったりの描写や伏線がかなり甘かったです。ラストの大集合もまとめて片付けたようでした。
普通の撮影と取材者カメラと動画作成撮影カメラがありましたが、区別がされていないので分かりにくい…。また、視線の位置とカメラが合ってないところも。
ラストのハナエの能力はとてもとても素敵で、めちゃくちゃグッときました。加えてその後のクレジットのカッコよさを見るに、やはり短編の方で本領を発揮される方なのかなと思ったり…。
学生映画的なノリではありますが、退屈はせず、撮影の楽しさが伝わってくる映画でした。