KUJIRA

アンビュランスのKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

アンビュランス(2022年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

IMAX鑑賞

アンビュランスなんて変なタイトルだと思ったら、Ambulanceか。
アンバランスじゃないの??

救急車で逃走劇。
何だろう、緊迫感が無い。

安易に銀行強盗に入るが、侵入して制圧するまではスキップ。
そこから、予想外の事が起きていき、歯車が狂って行く。

最初の想定外が斜め上。
強盗中の銀行に無理矢理入るパトロール中の警官。呑気に受付嬢をナンパ。
貼り紙も無く臨時休業してるのも異常だし、そんな状況で「口座を作りたい」と口実を付けて押し入る若者も異常。
「ファーストネームしか知らないから、下の名前を教えてくれ」とジェイク ギレンホールに聞く。窓口に行くと、デカデカと違う名前が書いてある。ハッとする新人警官。
あんなハッキリ書いてあるのだから、気になるならフルネームで覚えるのでは。
気付く直前には、「2人きりで話せるなんて偶然だなぁ」
こいつに警官適性は皆無。

キリっとした美貌がIMAX映えしまくりのエイザ ゴンザレス。なかなか本筋に絡んで来ない。銃撃戦で負傷者が出たから駆け付けて、事件に巻き込まれる。
街角でコーヒー飲んでたら、すぐそこで事件。通報も連絡もせず、指令も来て無いのに出動して良いんだろうか。

この銃撃戦が始まるまでが、無駄に長い。アクション要素一切無し。

最早、新鮮味が無くなってしまったアブナイ奴を演じるジェイク ギレンホール。この人は、カメレオン俳優だから同じ様なキャラクターばかりでは勿体無い。
裏界隈で、一勢力を築いている割に、作戦が粗い。メンツもロクなのが集まらない。

サンダル野郎は何だったのか。

ヤーヤ アブドゥル=マティーン2世
覚えられず。
名前に=の謎。
どうしても、悪い顔にしか見えない。
良い人間か悪い人間か分からないと言う意味では、今回のキャラクターにピッタリ。

黒人ヤーヤと白人ジェイクが義理の兄弟。
その絆を綺麗な思い出と共に押し出して来るシーン。今の2人は相容れないシーン。
葛藤が描かれていると言うよりは、結局どっち?と言う感想。

マイケル ベイと言えば、無駄に派手なアクションをゴリ押しするスタイル。
今作は全体的に地味。
救急車にドリフトさせる程度が限界。
でも、無駄に車が吹っ飛んだりするのは相変わらず。
やたらとデカい音を出しているから、迫力と臨場感がある様に錯覚しがち。

話の展開も、興味を引くものが無い。
後半は、眠気との戦いでもあった。

救急車を何台か囮として放つ。
今まで使っていた車体は、何と緑でスプレー。
「45秒で塗れ」は不当。
あんな雑な塗装では、逆に目立って仕方無い。
フロントガラスにも塗料が付いている始末。
こいつら、よく裏世界で生きて来れたな。

イカれジェイクが死に、堅物ヤーヤと男前エイザ、ナンパ警官も生き延びる。
マイケル ベイらしい終わり方。
最後の入院している少女は何??
エイザの娘??

映画館で観る程では無い。
エイザ ゴンザレスの眼福が無かったら、最後まで保たなかったかもしれない。

リモコンがあったら、2回ぐらい休憩するに違い無い。
KUJIRA

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