Monsieurおむすびさんの映画レビュー・感想・評価 - 26ページ目

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レッスル!(2017年製作の映画)

3.8

レスリングで金メダルを目指す親子のスポ根ものかと思ったら、三角関係の恋愛あり、様々な親子のドラマあり、もちろん笑いありと、少々とっ散らかった印象。なのに面白おかしく観れたのはユ・ヘジン演じるギボの真っ>>続きを読む

シークレット・ヴォイス(2018年製作の映画)

4.6

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「未体験ゾーンの映画たち2019」

「マジカル・ガール」のC.ベルムト監督の最新作。
奇想天外なプロットに違和感を全面に押し出す演出とが融合するシュールさと居心地の悪さは本作にも顕著に表れる。
加え
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マフィオサ(2016年製作の映画)

1.0

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「未体験ゾーンの映画たち2019」
作品の感想と呼べるものが書けるとは思えない程に粗い映画。
挙げたらキリがないが編集の粗悪さは鑑賞意欲を削ぐのに充分だったし、字幕まで音声とズレていて心が折れた。
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ダーク・スクール(2018年製作の映画)

3.5

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「未体験ゾーンの映画たち2019」
素行不良少女たちが、人里離れた寄宿学校に編入させられ、そこで奇妙な体験をする。というよくある設定ながら、細かいところまで作り込まれた良作。

伏線めいたものを散らし
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ANON アノン(2018年製作の映画)

3.7

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「未体験ゾーンの映画たち2019」
人の記憶が全て記録され、犯罪の解決は容易になった。その分、プライバシーや匿名性が皆無となった近未来サスペンス。

感情を失ったかの様な人々や退廃的な街並み、冷たいデ
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

4.8

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ホロコーストを生き延び、ユダヤ人迫害のある生まれ故郷ポーランドからアルゼンチンへ移住したユダヤ人のアブラハム。

88歳になり人生の終盤に命の恩人である友人との70年越しの約束を果たしに再びポーランド
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.6

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人間は五感をフルに使って物事を認識しているが、個人的な感覚として言うならば、視覚に頼り過ぎているとも思う。其々の役割はもちろん違うのだが、単体で言うならば嗅覚が最も脳みそ、或いは細胞の活動を促している>>続きを読む

ヴェラ・ドレイク(2004年製作の映画)

4.6

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1950年代のロンドン。
誰かが始めた戦争に傷つき、誰かが定めた法に従順でいなければならない。。。。

貧しくも平和な日常を過ごす、とある一家の主婦ヴェラは家族や地域の人に優しく、誠実に仕事をこなす善
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鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

4.1

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試写会にて。

突然の家族の死をきっかけに炙り出される其々の孤独。

引きこもりの長男を溺愛してしまった母、どうしていいか分からず突き放してしまった父、母の愛を独り占めにしながら甘えている事に嫌気がさ
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

4.2

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第31回東京国際映画祭グランプリ作品。
無差別テロに姉を奪われた青年と姉の娘の喪失と再生を生命力溢れる初夏のパリを舞台に描くドラマ。

突然終わりを告げた日常、見えなくなってしまった未来。そんな現実に
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サラとサリームに関する報告書(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

パレスチナ人の男とイスラエル人の女、それぞれ家庭を持つ者同士の浮気が招く破滅を描いたイスラエル映画。

ほんの気の惑いで始まったのかもしれない不貞は、日常的になり、お互いの立場への配慮も欠け、誤解を生
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.5

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爆音映画祭にて。
麻薬戦争を舞台にした「ボーダーライン」の続編。
踏み込むほどに終わりの無さを痛感する絶望的な混沌。それは暗闇の中を手探りで彷徨う感覚だった。

前作はE.ブラント演じるFBI捜査官を
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テルマ(2017年製作の映画)

4.8

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この世のものとは思えないほど幻想的な、凍った湖や雪深い森のシーンに引き込まれた次の瞬間に訪れるざわめき。
冒頭5分で心を掴まれる。。。

厳格な両親から離れ、期待と不安を膨らませるテルマ。
これは少女
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運命は踊る(2017年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

イスラエル軍に所属する息子の訃報が届く。
卒倒する母ダフナから、立ち尽くす父ミハエルへ旋回するカメラ。この冒頭の数分のショットに胸を掴まれる。

不気味なほど片付いた無機質な部屋で感情を押し殺すミハエ
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恋のしずく(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

試写会にて。
日本酒嫌いの理系女子、詩織が実習先の老舗酒蔵での出逢いを通し成長していく物語。
この手の人間ドラマ➕お仕事はどちらかのパートが疎かなったりしがち(特に後者)だが、本作に関してはどちらも丁
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北朝鮮をロックした日 ライバッハ・デイ(2016年製作の映画)

3.5

試写会にて。
旧ユーゴスラビアのバンド Laibach(ライバッハ)が北朝鮮の独立解放記念日の為にライブ招致され、その実現に向けた奮闘を綴るドキュメンタリー。

ネオナチと誤解される風貌や前衛的なパフ
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シドニー・ホールの失踪(2017年製作の映画)

4.5

若くして成功した作家のシドニーの失われた魂を巡るクロニクル。
3つの年代の時間軸を織り交ぜ、多重構造にみせる構成が巧く、こちらが抱く「なぜ?」を見事にさり気なく回収してくれる。
閉鎖的な田舎町が全てだ
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グッバイ・クリストファー・ロビン(2017年製作の映画)

4.0

大好きなくまのプーさんの誕生に纏わる物語ということで、意気揚々と鑑賞。
しかし、時代背景は戦時下で、やや複雑な家庭環境というシリアスな展開が続く。

意図せず世界一有名になってしまった少年とぬいぐるみ
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プラウド・メアリー(2018年製作の映画)

3.0

マフィアの中で殺し屋として育ったメアリーが仕留めた標的の子供を世話する話。
孤児にしてしまった罪悪感から始まり、触れ合う事で自身も真っ当な生き方を求めていく。
見せ場のアクションはあるものの、全体を通
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犯罪都市(2017年製作の映画)

3.8

試写会にて鑑賞。
韓国、中国のマフィアと韓国警察の三つ巴の抗争を描いたクライムアクション。
マフィアによる暴力描写が多いけれど、警察のコミカルパートが良い緩和剤になっていて鑑賞し易い配慮が嬉しく、ジャ
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

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ホラーテイストだけど
10代のどこか浮ついているが、確かな愛のお話

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