ゆみモンさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ゆみモン

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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

まず内容の感想の前に…気になることがある。この作品の公開後の評価はどうだったのだろうか?ということだ。
公開前に、かなり華々しい宣伝活動をして(多数の番組に主演の二人がゲスト出演していた)いた。が、い
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赦し(2022年製作の映画)

2.9

何かスッキリしない、よくわからない(ストーリーがではなくて)作品だった。

何故、7年も経ってから、新しい証拠が見つかった訳でもないのに再審の機会が与えられたのか?
何故”殺人の動機“という重要な問題
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ふたつの祖国、ひとつの愛 イ・ジュンソプの妻(2014年製作の映画)

3.3

今は、なんとも言葉にできない。

やっぱり、肉筆の手紙っていいなぁ~💕と思った。

「粘土のお面」より かあちゃん(1961年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

1961年(昭和36年)公開。
舞台は昭和24年の東京下町。(墨田区向島〜曳舟?)
ブリキ職人の一家を中心に、貧しい人々の暮らしを描く。

『綴方教室』の豊田正子原作。
正子を演じる二木てるみが素晴ら
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たみおのしあわせ(2007年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

原田芳雄とオダギリジョーの父子をはじめ、麻生久美子、小林薫、大竹しのぶ…等のキャスティングの妙で楽しく見進めていた。
…が、ラストシーンがどうしても理解できない。何故、父と民男は結婚式の途中で手に手を
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無頼無法の徒 さぶ(1964年製作の映画)

3.6

言わずとしれた山本周五郎の名作『さぶ』の映画化。

『無頼無法の徒 さぶ』というタイトルだが、「さぶ」は吃りで愚鈍な青年で、無頼無法の徒ではない。そのまま『さぶ』で良かった。

英二(小林旭)は仕事も
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エル プラネタ(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

スペイン版『万引き家族』❓…と言うには、あまりにも現実離れしている。日本と欧米の違いなのか?

貧乏のドン底の母娘という設定の割には、切迫感に欠ける。
母は、一度もまともに働いたことがないと言うが、昔
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いのちぼうにふろう(1971年製作の映画)

3.4

原作は山本周五郎の『深川安楽亭』。
原作も良かったが、映画のアレンジもまた良い。

これほどの荒くれ者たちが、何故こんな甘っちょろい坊っちゃんの為に命を棒に振っちゃうのか謎だが、そこへの心理変化も上手
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父と暮せば(2004年製作の映画)

3.5

井上ひさし原作の戯曲の舞台を、映画化した作品。
ほぼ宮沢りえと原田芳雄による会話劇で、舞台らしさを残している。
映像化の必要があったのか?と問われれば答えは難しいが、これはこれで静謐な雰囲気で戦争の愚
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仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

2.7

人付き合いの苦手な、冴えない仕立て屋・イール。
イールのストーカー的な覗き行為や思い込みの強さには辟易するが、その片想いのラストはせつな過ぎる。
アリスという女は悪過ぎる。イールの自分への愛を利用して
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猟人日記(1964年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

戸川昌子女史は、こういう作品を書く方だったのですね。
主人公・本田(仲谷昇)の妻役で、出演もされている。

それにしても、現実離れしたような不気味な話。
本田と妻は、最初の妊娠・出産が奇形児を自分たち
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春泥尼(1958年製作の映画)

2.7

貧農の口減らしの方法に、娘を尼寺に出すというのがあったんだなぁ。

岡田眞澄演じる男が酷過ぎる。何も知らない十代の尼さんが、騙されるのも仕方ない。結局、「墨染めの法衣を着ているから美しい」とは、単なる
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道頓堀川(1982年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

原作小説を読んだことはあるが、あまりに昔なのでほとんど覚えていなかった。
だから、邦彦(真田広之)が誤って(カルーセル麻紀と柄本明の痴話喧嘩に巻き込まれて)刺されてしまうラストは衝撃的だった。
天涯孤
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劇場版めんたいぴりり(2018年製作の映画)

3.1

ドラマも舞台も見ていないが、楽しかった。
辛子明太子の「ふくや」の物語。
笑いあり涙ありのコメディタッチの人情物語。
たまにはこういう映画もいい。

グローリー/明日への行進(2014年製作の映画)

3.2

『マルコムX』に続いて鑑賞。
マーティン・ルーサー・キング牧師Jrについては「We have a dream.」という言葉と黒人解放運動指導者ということ、若くして暗殺されたこと…ぐらいしか知らなかった
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グラスホッパー(2015年製作の映画)

2.5

原作を読んだ覚えがあるが、映画を見て「あれ?こんな話だったかなぁー」という感じがした。何故だろう?
ツッコミどころ満載で血塗れ過ぎるが、キャストも豪華でエンタメ性は高い。

警視庁物語 謎の赤電話(1962年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「警視庁物語」シリーズ第18作。シリーズ24作の中で本作のみがなぜかU-NEXT配信に無く残念だったが、AmazonPrime Videoでレンタル視聴出来て良かった。

身代金目的の児童誘拐事件の話
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

原作未読。
ドラマ未視聴。
映画を映画として純粋に鑑賞してみた。

一つの町や地域が、大企業の恩恵を受けてその企業無くしてはもう生活が成り立たなくなっている。そのため、その企業の悪事の隠蔽に加担する…
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警視庁物語 自供(1964年製作の映画)

3.5

58分という、テレビドラマ並みの尺だが、しみじみと見応えのえる作品だった。

終戦後20年近く経っても戦時中の満州での悲劇が跡を引く、やり切れない事件だった。

地道にコツコツと捜査を続け、人情味溢れ
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警視庁物語 血液型の秘密(1960年製作の映画)

2.7

なんともやり切れない結末。
ほんの短い命だった赤ちゃんが、来世では幸福に生まれ直せますようにと願う。

警視庁物語 深夜便130列車(1960年製作の映画)

2.9

真面目な刑事たちの、地道な操作が積み重ねられ、少しずつ真実にたどり着く。

警視庁物語 夜の野獣(1957年製作の映画)

3.0

「警視庁物語」シリーズ6作目。スリが絡む殺人事件。

このシリーズは、決して少数の大スター演じる刑事が派手に活躍する物語ではない。
地味だが演技派実力派の俳優演じる刑事たちが、グループに分かれて、複数
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日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

3.8

1967年公開。
岡本喜八監督。
橋本忍脚本。

昭和20年8月14日正午の御前会議から翌15日正午の玉音放送までの24時間をドキュメンタリータッチで描いた岡本喜八監督による戦争超大作。ポツダム宣言受
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逃亡列車(1966年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

初めはちょっと馬鹿にして軽い気持ちで見始めたのだが…なかなか面白く感動的だった。

戦争は終わったからといって、それでめでたしめでたしとはならない。特に戦地にいる者にとっては、兵士も民間人もこれからど
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

1984年の東ドイツが舞台。反体制の疑いがある劇作家・ドライマンとその同棲相手を監視していたヴィースラー大尉が、次第に彼らの世界に魅了されていく姿を描く。

1984年と言えば、ほんの40年前。私はも
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

精神患者役の俳優たちの演技力が素晴らしい。
そして何と言ってもジャック・ニコルソンの演技が凄まじい。
特にラスト近くの、手術のために脱け殻になってしまった呆けた表情のリアルなこと!

ラスト、チーフは
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夜の河(1956年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

1956年、吉村公三郎監督作品。
吉村公三郎監督は、色覚障害があったそうだ。本作は、吉村監督の初のカラー映画作品。
もちろん周りのスタッフの協力があったからだろうが、そんなことを感じさせない色遣いだ。
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孤島の太陽(1968年製作の映画)

2.7

実在した保健婦・荒木初子さんの半生を元にした作品。
こんな天使のような自己犠牲精神のある人はいないだろう…と思うような話だが、実話だということで頭が下がる。
どうしても、エピソードを繋げて駆け足で紹介
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

以前、原作小説を読んで、「さすが池井戸潤!」というべきストーリー展開の面白さだと思った。
だいぶ時間が経っているので、映画が原作とではどこが変わっているのかはよくわからなかった。
ただ、不自然だと思う
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バラ色の人生(1948年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

古今東西、子ども(学生)というのはイタズラ好きで、特に教師を陥れようと企むものだが…。
この手のイタズラは、絶対にやってはいけない類のものだ。
現代で言えば、メールやLINEのなりすましだろう。

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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

森田剛、濱田岳、ムロツヨシ…の3人がハマり役で、とにかく上手い。
森田剛は「森田」という役名なので、「森田君、森田君…」と呼ばれているうちに、芝居ではないのでは?と思えるほどの狂気っぷり。

高校時代
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三つの顔(1955年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

1955年作品
監督:井上梅次
脚本:井上梅次・舛田利雄


ビルマ戦線で命を助け合った三人の戦友、岸健一郎(三國連太郎)、志賀英治(水島道太郎)、小林大三(伊藤雄之助)は、駅のホームで5年後の再会を
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泥だらけの青春(1954年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

1954年作品
監督:菅井一郎
脚本:新藤兼人

役者を目指す二人の若者(三國連太郎、山内明)。
成功を夢見ながら、フィルム運びやエキストラをする日々。
ある日、梶(三國連太郎)の方が映画会社のニュー
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