muuさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

犬鳴村(2020年製作の映画)

2.9

前〜中盤までは気持ち悪さがいいかんじのホラーでしたが、終盤の畳み掛けが豪快すぎてもう怖さよりもツッコミどころの方が気になってしまいました。メインの獣人がもうお腹いっぱい。残像のようなエフェクトがかかっ>>続きを読む

樹海村(2021年製作の映画)

3.4

都市伝説で有名な「コトリバコ」と私は今作ではじめて知った「樹海村」という話を組み合わせたストーリー。ふたつの要素が絡むので時系列がややこしくなって途中すこし分かりづらかった。

犬鳴村があまり好みでは
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コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

4.0

こんな作品があったんですね!今まで全く知らなかったし観ていなかったのがもったいない!…パッケージをもっと不気味で悪夢のようなテイストにしてくれればいいのに。ナイトメア・ビフォア・クリスマスの監督の作品>>続きを読む

パペット・マスター(2018年製作の映画)

2.8

ひたすら連続するゴア表現にもうお腹いっぱいw

私は知らなかったのですが、何作も作られているシリーズものの新作なんですね。もとはCGアニメなのかな?だとしたら今作のような実写だと人形の動きがチープで演
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.0

んーーー、何だろうかこの虚無感は。映像は凄い。自宅のテレビでもこれだけ綺麗な宇宙の表現ならば映画館で観たら没入感が味わえそうです。しかしストーリーが、というか人物の描き方が薄いのか会話がすごく淡々とし>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.5

これは当たりでした!はじまりの雰囲気から、個人的にかなり好みにハマった作品で、作中に使われている曲も良かったので映画館でも観たかったなと思いました。群像劇ミステリーなので、かなり複雑に関係性や時系列が>>続きを読む

シャドウアニマル(2017年製作の映画)

3.0

考える系ホラー。正直あまり訳がわからないから、人それぞれの解釈で楽しむタイプの話かも。陽気なのに気持ちが悪い独特の雰囲気が、昔観た不思議の国のアリスの実写版みたいだなと思った。

後ろから付いてきた影
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セバスチャンと僕たち(2016年製作の映画)

3.5

8分とスナック感覚で楽しめるホラーコメディ。意外性も内容のわかりやすさもオチもあって面白かった。捨てたぬいぐるみが返ってくる系ホラーかと思ったら、主人公の目にはそう見えたか!っていう意外な姿で登場した>>続きを読む

屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

1.4

画面から腐敗臭がするような小汚さがずっと漂っている。酒とヤることと暴力と殺人のエンドレスで観ていてキツかった。ストーリーといえるほどの展開らしい出来事があまり思い出せないので、とくに何も感じることの無>>続きを読む

ザ・ハント(2020年製作の映画)

4.0

お前主人公じゃないのか!お前も主人公じゃないのか!…困ったな、主人公は絶対死なないの法則がいきなり破られてしまった。と思いましたがちゃんとめちゃつよ主人公が出てきてくれて安心しました。上流階級による差>>続きを読む

ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

3.6

ついつい何度も観ちゃう本シリーズ!シリーズ通して観てからまたこの1に戻ってくると、序盤の飛行機のシーンで情緒が揺さぶられる味わい深い作品。どんどんグロくエグくパワーアップしていく死に様バリエーションは>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.4

事件現場を全く見せず、オペレーターの視点と電話の声のみで観客の想像力を掻き立てさせられる作品。通報者本人や事件を担当する警察、個別に動いてもらう元同僚の警察官などとの連絡によってその場の状況が見えずと>>続きを読む

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.7

大型バスをキャンピングカーのようにして、山の中で厳しいトレーニングとホームスクーリングのみで暮らす父と6人の子供たち。身体能力も教養も並外れて優れているが、現代の娯楽に感する一般常識がないため人との交>>続きを読む

テッド・バンディ(2019年製作の映画)

3.2

公開当時の予告から、ザック・エフロンが美しい殺人鬼を演じるなんて面白そう!と気になっていた作品。いざ観てみると、バンディの犯行や動機など彼の人物像そのものに着目した作品ではなく、その恋人の存在と逮捕さ>>続きを読む

ファウンド(2012年製作の映画)

3.5

兄の秘密はクローゼットに生首を隠していること…。ガスマスクのたくましい上裸の男がジャケットにいるのでドタバタB級スプラッターかと思いきや、語り口や作品の雰囲気はヒューマンドラマのようでした。なので何か>>続きを読む

カフカ「変身」(2019年製作の映画)

1.1

え、えええーーー!?この題材で全く面白くないってことある?私ザ・フライもマッキーも好きなんで虫になる主人公系の話もおとぎ話のように語りがある作品も好きなはずなのに、すごく苦手でした。短編でもいい題材に>>続きを読む

ゴーストシップ(2002年製作の映画)

3.9

これも昔地上波でよく放送してた気がするので何回か観たことはあったものの、しっかり観たのははじめてかもしれない。虫缶詰のシーンだけトラウマのように覚えていました。個人的には結構面白く観れたので、Film>>続きを読む

死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

3.6

前作死霊館の一見から度々不気味なシスターの悪夢に悩んでいたウォーレン夫婦は、イギリスのエンフィールド家で起こる様々な怪奇現象の解決に駆けつけた…。

大音量とともにくるぞ…という場面で肩すかしなくちゃ
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.5

急遽現れた未来人に、このままではエイリアンによって地球は乗っ取られ人類は滅亡するので未来に来て戦ってほしいと告げられ…。襲ってくるエイリアンの大群を倒し次々にミッションをクリアしていく展開は、まるでゲ>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.8

これは評価に迷ってしまう…。テーマ、キャスティング、ストーリー展開、冒頭のシーンに意味を持たせる演出などどれも秀逸で、すごく温度のある作品だと思いました。良作なので多くの人に観て、正義の残酷さや親子と>>続きを読む

ザ・セル(2000年製作の映画)

4.1

連続猟奇殺人犯の脳にシンクロして監禁された女性の居場所を聞き出すサスペンススリラー。世界観が独特で好みは分かれるかもしれませんが、個人的には脳内世界の描写が過激でゾクッとする雰囲気が好きなタイプの作品>>続きを読む

死霊館(2013年製作の映画)

4.0

人気シリーズの一作目なだけあって、予想以上に面白かったです。邦画ホラーと違って元凶は幽霊ではなく(幽霊もいっぱい出てきますが)悪魔なので、家族におこる不気味な心霊現象で驚かせる前半と妻にとりついた悪魔>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.4

今作もまたずっと戦ってんなジョン・ウィック!前作の直後からのスタート。ホテルでの殺人を行ってしまったジョンに懸賞金がかけられ、全ての殺し屋に狙われる身となってさあ大変。とにかく命がけの死闘をしまくりま>>続きを読む

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.6

いい映画を観て泣いてすっきりしたい気分な雨の日の休日に号泣覚悟で観たわりにはすこしうるっとしたくらいでした。評価が高い作品だったのでハードルが上がっていたのと、私の涙腺センサーにはあまり触れなかったか>>続きを読む

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

2.9

ウトヤ島で実際に起こった無差別銃乱射事件を72分間ワンカットで映像化した作品。観たあと事件の恐ろしさを自覚するとともに、すごく虚無感に襲われました。観客を飽きさせないため何分かに一回何らかのアクション>>続きを読む

箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

3.5

生理的に嫌悪感を感じるホラーは嫌いではないので、期待通りに良い意味で不気味で気持ち悪くて楽しめた作品でした。田舎の家に帰ってきた姉妹と継母との確執、そして家で起こる奇妙な出来事の数々の正体とは…。>>続きを読む

シャザム!(2019年製作の映画)

2.8

吹き替えより字幕で観ればよかったかなーーー???菅田将暉さんの吹替はプロの声優に比べれは辿々しさはありますが、ものすごい違和感というわけではなかったので全然観れるレベルなんですが…うーん。この作品だか>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

2.8

「インビジブル」のリメイクかオマージュかと思って期待していましたが、登場人物も設定も違う全く別物でした。勝手に勘違いしていたのですが、そこはちょっぴり残念。

束縛鬼畜野郎の元彼からなんとか逃げてきた
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.9

ずっと観るのを楽しみにしていた作品。ここまでネタバレを一切目にすることなく評判の良さだけ知った状態で初鑑賞できて本当に良かった!

私はアリアスター監督の作品は本作よりも先にいくつかの短編とミッドサマ
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

さて、初日に鑑賞して1日たったわけですが…何をしていても頭がまだエヴァのことでいっぱいです。鑑賞中自分でも何で泣いているのかわからないけれど、とにかく涙が出てきてあまり感じたことのない不思議な感情体験>>続きを読む

ブラック・ボックス(2020年製作の映画)

4.2

交通事故で妻の命と自らの記憶の一部をなくした男は、神経外科医から催眠療法を勧められ、ブラックボックスという装置を使い過去の記憶を辿っていくが…。

面白かった!個人的にどストライクな題材と展開に、最後
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BUG/バグ(2007年製作の映画)

2.0

虫の幻覚に襲われる男の暴走とそんな彼にどんどん依存していく女の話。主人公の男女二人の演技が凄かった以外は、個人的には好みじゃありませんでした。そもそも私はあらすじを読んで、虫の幻覚の世界をどんなふうに>>続きを読む

キャビン・フィーバー(2002年製作の映画)

3.5

道中の怪しい店に山小舎にパリピ達、見事なほどド定番な殺人鬼ホイホイ要素がそろいましたいつでもカモン!と思いきや、パンデミック血みどろパニックな展開の作品でした。

「あ、きっとこれが原因で…」と思わせ
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コンジアム(2018年製作の映画)

3.8

韓国では超有名な心霊スポットとして実際にある廃精神科病院で動画を撮って一儲けしようとする若者達が心霊現象にまきこまれていく。

シンプルに怖い。まっ黒目で高速でブツブツ呟いてる女なんて映画館で観たら怖
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ボーン・コレクター(1999年製作の映画)

3.7

脊椎不随となった科学捜査班の天才と彼に才能を見いだされた女性警官が残忍な連続殺人犯を追う…。

展開のはやさが多少強引に感じる箇所はありましたが、サクサク進んでいくのでストレスなく最後まで観れる、面白
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バッグス・バニー(1939年製作の映画)

4.5

Amazon Primeにて字幕吹替ともに配信中。軽快なテンポにクラシカルな魅力と小さい頃に観ていた懐かしさに浸ってずっと楽しく観ていられる。このシリーズの人間はディフォルメに独特のコミカルさと不気味>>続きを読む