彦次郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

ロッキー・ザ・ファイナル(2006年製作の映画)

4.1

前作のサブタイトル「最後のドラマ」から幾星霜を得て作られたシリーズ最終作。
エイドリアンが死に息子とも確執がありレストランオーナーとして過去に生きる元チャンピオンの挑戦を描いた作品です。
スタローンの
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ロッキー5/最後のドラマ(1990年製作の映画)

3.4

ドラゴとの死闘により引退するもポーリーにより財産を失い下町に舞い戻ったロッキーファミリーを描いたシリーズ5作目。
トレーナーとして優秀な弟子を育て上げる事に夢中になり家族との絆が危うくなるなど今作はド
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ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)

3.7

リングで殺されたライヴァルの仇を討つべく敵地ソ連に赴くロッキーと迎え撃つ戦闘マシーンドラゴの闘いを描いたシリーズ第4作。ダサいサブタイトルも一周回ってカッコよく思えるのがさすがです。
米ソ対立を軸とし
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ロッキー3(1982年製作の映画)

4.1

無名の挑戦者に葬られたヘビー級チャンピオンが再起してリベンジマッチを果たすシリーズ第3作。
前作が愛のドラマだったのに対して今作は冒頭からのサバイバーの名曲「Eye of that tiger」がこの
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ロッキー2(1979年製作の映画)

3.8

ヘビー級ボクサーのチャンピオンズロードともいうべきシリーズ第2作目。
不敗の王者アポロとの大接戦により一躍時の人となったロッキー。家庭を持つようになるが案の定燻っているところ雪辱を晴らすべくアポロが再
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ロッキー(1976年製作の映画)

4.0

取り立て人として燻っているロートルボクサーがアメリカンドリームを成し遂げるスポーツドラマ。無名のシルヴェスタ・スタローンが今作でメジャーになった事から現実と成功がリンクしている稀有な作品。
ロードワー
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疑惑の影(1942年製作の映画)

3.3

平和な日常を過ごす少女が憧れたる同名の叔父と同居する事になるも叔父には未亡人殺害容疑が掛けられており煩悶するサスペンス。
古き良きアメリカの家庭生活の中に差し込む影はタイトル通りといえます。チャーリー
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夜歩く男(1948年製作の映画)

3.6

第二次世界大戦が終わって数年後のロサンゼルスを舞台にした実録犯罪映画。
警官殺人事件を元に大々的に捜査が進行。別事件で容疑者として浮上するも狡猾に切り抜けていく犯人と追う警察の行き詰まる攻防が刺激的で
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デッド/エンド(2013年製作の映画)

3.0

夢を諦めて人生が上手くいった男と夢を追って人生が上手くいかない男という対照的な親友同士が砂漠の果てで体験するサスペンス。
ジャケットにはロードスリラーなる名称がつけられています。所謂ロードムービーと違
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ラスト・サバイバーズ(2014年製作の映画)

2.9

荒廃した世界で水を求めて争う人々と少女の活躍を描いたSF。
「マッドマックス」「北斗の拳」辺りの影響がうかがえます。
予算の関係上か地味なアクション。これは致し方ないですが話があまり面白くないというか
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.5

環境破壊が著しい2049年の地球を舞台にしたカルトSF映画の続編。
前作から30年タイレル社が倒産し代わりにウォレス社(食料危機を救った会社)がレプリカントを製造、その中の1人が主役であるブレードラン
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ディレクターズカット ブレードランナー 最終版(1992年製作の映画)

4.0

2019年のロサンゼルスを舞台に逃亡した人造人間(レプリカント)達を追う抹殺捜査官(殺し屋)ブレードランナーを描いたサイバーパンク。
原作はフィリップ・K・ディックのSF小説「アンドロイドは電気羊の夢
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.7

前作で裏社会の中立地帯コンチネンタルホテルで殺しをしたことで賞金首と化した元凄腕殺し屋ジョンが生き残りをかけて戦うシリーズ3作目。
制作された期間の間はありますが物語の時系列では1から2週間ほどしか経
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あした世界が終わるとしても(2019年製作の映画)

2.7

日本で流行する「急死病」で母を失った少年と彼に好意を持つ幼馴染。2人がもう1つのパラレルワールド日本の運命に巻き込まれる話。
あいみょんの歌が脳に響き渡る作りになっています。
クソベタな恋愛モノかと思
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.1

タイトルの意味も知らず主演の人そんなに若く無いじゃんと思ったところプロミシング・ヤング・ウーマン(将来を嘱望される優秀な女性)という作品を見事に表しているタイトルであることが鑑賞後に分かりました。
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男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

3.5

フーテンの寅さんを主役とした国民的人情映画シリーズで第1作目から50年目にして50作目、恐らくは最終作。
冒頭おなじみの歌を桑田氏が寅さんの様に歌うのでまさか主演まで変わるかと危惧しましたがそんな事は
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燃えよドラゴン ディレクターズ・カット版(1973年製作の映画)

4.6

犯罪組織のボスとなり少林寺の名を汚すハンを倒すべく格闘大会に参加する武道家の活躍を描いたスパイカンフー映画。
サモハンキンポー(序盤のキレのいいデブ)とジャッキーチェン(工場で戦うモブ)も出演しており
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野獣を消せ(1969年製作の映画)

3.5

アラスカから帰国したプロハンターが、妹を自殺に追い込んだ犯罪グループに復讐するバイオレンスアクション。(ウィキペディアより)
話自体はこの通りで容赦なく女性が暴行される、劇画のような作品です。
引用元
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キングダム見えざる敵(2007年製作の映画)

3.2

サウジアラビアのテロ事件のため現地に赴いたFBI捜査官が当地の警察と協力して捜査に臨むサスペンス。ホバル・タワー爆破事件とリヤド居住区爆破事件を基に製作されたとのことです。
捜査に制限があったりと国同
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ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

3.8

ストリートギャングに拉致された人気歌手にして元恋人を救い出すべく風来坊トムが女ソルジャーと共に救出に向かう80年代の雰囲気が色濃い青春ロック映画。
ギャング名がボンバーズさというストレートさ、復讐のた
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ジョーズ3(1983年製作の映画)

2.1

世界的に有名な鮫映画の続編。ジャンル的にはパニック映画。
舞台は水族館!色々と苦しい中でのアイデア出しだったと推察されます。
1の主人公の息子が主役ですが特に印象的でもないです。
むしろCGのしょぼさ
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エアポート’77/バミューダからの脱出(1977年製作の映画)

3.2

飛行機墜落サスペンス。
ハイジャックやらバミューダだの気になる要素は多いですが実はシンプルに海に沈んだ飛行機からの生還がテーマです。
個人旅客機なので乗客数が絞られてドラマティックさが増していると思い
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おじいちゃん、死んじゃったって。(2017年製作の映画)

3.0

祖父の死を契機に集った親族が感情をぶつけていくドラマ。
独身で金稼いでいるおばさんが一番まともな気もします。
家族とか死についてもどことなく他人事なのが日本の特徴なのかもしれません。
主演の岸井ゆきの
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誘拐捜査(2015年製作の映画)

3.0

実際にあった誘拐事件を元にしたドキュメンタリー風クライム映画。
スターが誘拐されるというセンセーショナルな事件ですが呉さんがスターの割りに性格も悪くないのが好感持てました。
少ない手がかりから犯人一味
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悪人は生きている(2014年製作の映画)

3.0

賄賂で逮捕されそうな大企業のペク会長の右腕の女性ナ・ユミが遺体で発見されたことで始まるサスペンス。
ユミの夫が会長に復讐すべく奔走するが真相は…というかなり苦味のある作品です。救いようもないですがタイ
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函館珈琲(2016年製作の映画)

2.0

オーナーが仕事場兼居住スペースとして貸し出し、若い才能を後押ししている函館の西洋風アパート翡翠館を訪れた古本屋開業志望の青年が同じ入居者達と交流することで自分を見つめなおす話。
色々な自分職の人がい
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京城学校 消えた少女たち(2015年製作の映画)

3.3

人里離れた山間の寄宿学校に転入させられたジュランが不気味な現象に巻き込まれていく1938年大日本帝国内の韓国を舞台にしたサスペンスホラー。
生徒達が皆同じように見える辺りがまず不気味。優しそうな校長も
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九龍猟奇殺人事件(2015年製作の映画)

3.1

第35回香港電影金像奨7部門受賞作品。2008年に香港で起きた殺人事件が元になっているそうです。
16歳の女子高生を殺してバラバラにして遺棄したと自供したティン。犯人が彼であることには変わりありません
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レッスル!(2017年製作の映画)

3.4

レスリングで息子を金メダリストにしようとする親父さんが息子の幼馴染や
美人医師からモテル事で日常が変わる話。
顔は特徴的だが家事もこなしてエアロビクスを教えて息子を育てあげた愛情は素晴らしいです。
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リディバイダー(2017年製作の映画)

2.9

どうしようもなく追い詰められた人類がもう一つの地球からエネルギーを得ようしているという世界で地球崩壊の危機に直面する一人称SF映画。
タイムスリップのようなパラレルワールドよりも多少現実感のある設定で
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メッセージマン(2018年製作の映画)

3.2

元殺し屋ライアンが引退先のジャカルタで仲良くなった少年が瀕死の重傷を負ったことで再び修羅の道に入るアクション。
引退しても腕が少しも衰えずに海賊を惨殺していくあたりがプロの腕を感じます。知人でも敵に回
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マッスル 踊る稲妻(2015年製作の映画)

3.7

インドのダンスアクションラブサスペンス映画。美人女優を攫う怪人の復讐譚とその女優と恋に落ちたボディビルダーの話が収束して真相が分かる仕様です。
復讐鬼と化した怪人の報復方法が殺人よりも悲惨な再起不能に
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ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火(2012年製作の映画)

3.0

ドイツ軍の強力戦車ホワイトタイガーと戦うロシア軍を描いた戦争ファンタジー。
大火傷の重傷を負いながらも奇跡的な回復を遂げるイワンの存在がよく分かりません。戦車よりもゾンビ兵に振り切ると別物になるでしょ
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プロミス ~氷上の女神たち~(2016年製作の映画)

3.7

寄せ集めのアイスホッケーチームによる快進撃を描いたスポーツドラマ。
各々の事情とプライドが混じって険悪極まりないチームという気持ち良いくらいのベタさ。初めは子どもチームにも敗退、廃墟みたいな施設、理解
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フロンティア(2018年製作の映画)

3.2

拝金主義の青年実業家が戦争遺跡に関わった事により部分的タイムスリップをはたすSF戦争ドラマ。
魂が時を超えているのか入り混じるようなタイムスリップは斬新です。
凡百な意見ですが自分の祖先がいて今の自分
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ファイナル・フェーズ 破壊(2018年製作の映画)

3.0

奥さんを失ってから自暴自棄になり娘2人とも疎遠になった男が謎の声に脅迫されるSF。
娘の1人がヤク中ですがジョー(主役のオッサン)も十分に素質がある真の電波系です。
正直よく分からん筋ですが後半からの
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