彦次郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー(2009年製作の映画)

2.5

カプコンが生み出した格闘ゲームの金字塔「ストリートファイターII」の人気キャラである春麗を主役にしたアクション。
スピンオフ的な扱いなのかゲームでお馴染みの面々が全員集結とはなっておりません。その辺り
>>続きを読む

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.9

蚊の化石から解析されたDNAで復活した恐竜たちのサファリパークたるジュラシックパークに招かれた学者一行に降りかかる災難を描いたアドベンチャー。
怪獣映画と異なり科学的に誕生したという理屈と大迫力のCG
>>続きを読む

白い巨塔(1966年製作の映画)

3.9

大病院を舞台に教授選出による派閥闘争と誤診裁判を描いた原作山崎豊子の医療ドラマ。
貧しい出身ながらも激しい人脈・カネ・口上を駆使して権勢欲を満たそうとする財前教授の存在感が圧倒的です。母を想う優しさは
>>続きを読む

復讐鬼 マイ・ジャスティス(2010年製作の映画)

2.0

息子を殺された夫婦が復讐のため護送車を襲い囚人に凄絶なリンチを加えるサスペンス。
被害者が理不尽な死を迎えて加害者が復讐するパターンは日本の漫画にはよくあるケースですが今作品も似て無くもないです。
>>続きを読む

ザ・ライト -エクソシストの真実-(2011年製作の映画)

2.8

エクソシスト養成講座を受ける事になった神学生が体験する「悪魔」との邂逅を描くホラー。
実話ベースなためか派手さは無くおそらくはヒステリー状態からの「悪魔」と推察されます。日本でいう「狐憑き」と類似して
>>続きを読む

魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.0

環境保護活動家の妻の悩み、環境問題と教会の在り方などの出来事を通して牧師が辿る精神を描いたドラマ。脚本がかの「タクシードライバー」を書いた人との事。
多分牧師さんという事でのラストになったと思いますが
>>続きを読む

マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

3.0

仮想世界と現実世界を跨いでマシンと死闘を繰り広げる人類を描いたSFアクション。シリーズ3作目ではありますが前作のラスト予告編で大いに盛り上げ間隔をそこまで空けずに公開されております。
目を負傷したりと
>>続きを読む

将軍様、あなたのために映画を撮ります(2016年製作の映画)

3.5

北朝鮮に拉致された監督と妻である女優を描いたドキュメンタリー。こう書くと夫婦で拉致されたようですが実際には失踪した妻を探して夫も失踪するという拉致に関する匠の技の様な凄さと不気味さです。
金正日という
>>続きを読む

マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.8

機械支配から逃れる為に仮想空間で死闘を繰り広げるスタイリッシュSFアクションの第2作目。
前作と比較すると内容が更に難しくなっていますが真相は衝撃的ですらあります。
小難しい話を抜きにしてもアクション
>>続きを読む

デッドゾーン(1983年製作の映画)

4.0

交通事故で5年間意識を失い職も婚約者も(後には身内も)失うもサイコメトリー能力を身につけた元教師が人生に苦悩しながらも人助けをするサイキックドラマ。
この作品が変わってるのは事件中心ではなく時間の流れ
>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

3.9

救世主とされた男が仮想空間で死闘を繰り広げるスタイリッシュSFアクション。銃弾を仰け反りながら回避する場面のインパクトが強烈に残っている方も居るのではないでしょうか。
凄腕ハッカーではあるものの一般的
>>続きを読む

ある少年の告白(2018年製作の映画)

3.0

同性愛に気づいた少年が両親により矯正施設にブチ込まれる実話を基にしたドラマ。
少数派たるLGBTの受難録ともいうべき内容。変えようもない性(さが)を様々な手法を使って追い詰めていく様は刑務所より過酷か
>>続きを読む

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

4.0

青年理科教師がプルトニウムを盗んで原爆を自作して政府と対決するクライムアクション。世評ではカルト的人気との事。個人的には目が痛くなるようなジャケットに尖ったタイトル名のインパクトが強いです。
沢田研二
>>続きを読む

モダン・タイムス(1936年製作の映画)

3.9

資本主義の追求により機械化した労働環境と非人情性に塗れた社会で懸命に生きる男女を描いたコメディ。作者の代表作として有名。というより歯車に巻き込まれるシーンのインパクトが強烈です。
ベルトコンベアでの騒
>>続きを読む

セックス・トラフィック 悪夢の週末(2018年製作の映画)

2.7

性の奴隷狩りを営む一味と関わった女性ジャーナリストの恐怖を描いた実録サスペンス。正直なところスケベそうなタイトルに惹かれての鑑賞ですが実は社会問題というところが一番の意外性です。
実話ベースとの事です
>>続きを読む

日本沈没(1973年製作の映画)

3.2

小松左京原作のSF災害映画。
海底からの異変発見からプレートテクトニクスに基づき政府筋の苦悩は現代を生きる日本国民としても見逃さないところです。
特撮は効果的に使われていますが人間ドラマというか民族の
>>続きを読む

ザ・アウトロー(2018年製作の映画)

4.0

善と言い切れない警察vs伝説の強盗団の戦いを描いたクライムアクション。
娘は溺愛しているが逸脱捜査で離婚危機の刑事と冷静沈着かつメンバーの家族にまで配慮できる強盗団首領という曲者同士の対峙と凄絶極まる
>>続きを読む

グッバイ・シングル(2016年製作の映画)

3.4

韓国の人気女優が落ち目から逆転すべく偽装妊娠で話題を攫おうと企み妊娠中の未婚学生と知り合う事で絆を築いていくコメディ。
歳下の彼氏にフラれたショックもあるのでしょうが後先考えないような大胆不敵さはさす
>>続きを読む

みかんの丘(2013年製作の映画)

4.3

エストニアとジョージアの紛争を通して人間とは何なのかを考えさせられる傑作。
敢えて紛争の地に残る老人と蜜柑作りのオッサンの所に傷ついたお互い敵同士の兵士が担ぎ込まれるという話。
殺意と敵意が剥き出しの
>>続きを読む

メン・イン・ブラック3(2012年製作の映画)

3.6

存在を消された相棒を助けるべくタイムスリップしたエージェントの活躍を描いたSFアクションシリーズ3作目。
ビルの屋上から墜落して時を超えるというイカれたアイデアが斬新です。
Kの過去役の人が雰囲気合っ
>>続きを読む

ぼくを葬る(おくる)(2005年製作の映画)

3.4

余命3ヶ月を告知された青年の終活を描いたドラマ。
仕事も順調、恋人(男)との関係も悪くない中での告知は余人には分かり難い苦痛だと思います。終活となるとキューブラー・ロスの死の五段階が浮かびますが彼の場
>>続きを読む

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

3.9

地球に小惑星を衝突させ人類を改革しようとするネオ・ジオン総帥シャアと人類の可能性を信じ衝突を阻止しようとする地球連邦パイロットアムロの戦いを描いた作品。
一年戦争からの因縁続く2人の決着編でもあります
>>続きを読む

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

3.7

最強の傭兵チームの活躍を描いたアクション俳優オールスター映画の第3弾。ゲームで言うところの無双シリーズに近しいものがあります。話の筋としてはエクスペンダブルズの設立メンバーが敵として立ちふさがるといっ>>続きを読む

機動戦士Zガンダム III -星の鼓動は愛-(2006年製作の映画)

3.3

Ζガンダム劇場版第3作目。
群雄割拠のような状況で若者達が惑い散っていく話。
一年戦争時と比較するとモビルスーツが進化していますがカッツの様な女一直線の様な青年の心は普遍的である事が分かります(胸糞悪
>>続きを読む

機動戦士Zガンダム II -恋人たち-(2005年製作の映画)

2.9

Ζガンダム劇場版第2作目。
内部抗争にネオ・ジオンも加わって三つ巴になり敵味方も入れ替わるという複雑さと作画が新旧入り混じるという点が相乗効果の様に話が分かりにくかったです。
テンポが早いのは嬉しいで
>>続きを読む

就活狂想曲(2012年製作の映画)

3.7

日本の大学生の就職活動を描いた短編。
今まで学生生活(多分バイトか遊び)に興じていた主人公が合図と共に集団競争に巻き込まれていきます。むしろ狂走といえるかもしれません。
同じ様な髪型、リクルートスーツ
>>続きを読む

大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

3.5

歴代7人の大統領に仕えた執事とその家族を通してみるアメリカ黒人人権史。
最高の接客技術を身につけてホワイトハウス勤務にまで成り上がる事で良しとするか、市政の1人(ブラックパンサーに所属してたけど)とし
>>続きを読む

幕末太陽傳(1957年製作の映画)

4.0

品川遊廓で豪遊後にも居続けた男の軽妙洒脱風な生き様を描いた群像劇。
凄腕の剣豪でなく頭脳の回転で金銭を巻き上げ人間関係をコントロールするという時代劇としては異色の主人公です。高杉晋作という大物も霞むほ
>>続きを読む

機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-(2005年製作の映画)

3.1

一年戦争の七年後の内戦を描いた新たなガンダムのシリーズ1作目。
ティターンズやらエゥーゴやら組織抗争による政治闘争からの戦争という事もあるのか、テレビアニメ版と新規作画が入り混じっているからか事前知識
>>続きを読む

エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)

4.1

消耗品軍団の痛快無比な活躍を描いたお祭りアクションのシリーズ第2弾。
データ回収を依頼されたものの残虐極まる敵に部下を殺され落とし前をつけにいくという漢気100パーセント(女性メンバーもいるけど)な内
>>続きを読む

肉弾鬼中隊(1934年製作の映画)

3.0

タイトルの字面のインパクトから戦前の日本映画のように感じますが関係なしです。
砂漠を彷徨う事になった部隊が一息ついたオアシスで狙撃兵に殺戮される戦争映画。
アラブ狙撃兵がかなりの凄腕で着実に仲間が消さ
>>続きを読む

orange(2015年製作の映画)

3.0

未来の自分からの手紙で愛する人を救おうとする青春ラブストーリー。
約束されている幸せを捨ててまで奮闘する親友が終始死亡フラグな陰気イケメンよりも漢気に溢れている気もします。
恋愛よりも年数を重ねても友
>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

3.5

春秋戦国時代を舞台にした歴史アクション。原作は60巻に至り横山光輝三国志の人気と量を凌駕する人気ぶりです。(私は現段階では5巻まで読了)。
血気盛んな2人の幼馴染の片割れが後の秦の始皇帝と酷似している
>>続きを読む

神さまの言うとおり(2014年製作の映画)

3.2

デスゲームに巻き込まれた高校生達が生き残りをかけて挑むホラーアクション。原作は漫画との事です。
ダルマさんが転んだ、招き猫の鈴、コケシ当てと和風なテイストに敗れた者たちが惨死していく辺りは好みが分かれ
>>続きを読む

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2014年製作の映画)

2.7

人を食らう正体不明な大巨人達と死闘を繰り広げるアクション。
個性的な登場人物、緻密な世界観、張り巡らせられた伏線により評価の高い作品の実写化です。
原作未読者(私も現段階ではコミックス23巻までの読了
>>続きを読む

薔薇は死んだ(2015年製作の映画)

3.0

1910年代のハンガリー実録犯罪映画。というより川に浮かべられた箱詰めの女の死体から原因を探る事で3人の女性を描いたドラマ。
高級娼婦(パトロン1人なので現代感覚からするとパパ活に近い)と古参のメイド
>>続きを読む