nekosukiさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

nekosuki

nekosuki

映画(1036)
ドラマ(68)
アニメ(0)

ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年製作の映画)

1.8

“黒沢清"監督初期の作品の触れ込みでWOWOW放送された。
なんとなく斬新に思えたタイトルだけど、元々は日活ロマンポルノとして製作された「女子大生・恥ずかしゼミナール」に追加を施し「ドレミファ娘の血は
>>続きを読む

消えない罪(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

償った罪の、残影に怯えるヒロイン。
彼女の願いは事件以来音信不通の妹の現況を知ること。

なかなか、見所がある骨太の作品だと思うけど、衝撃の事実部分の妹が射殺したくだり。
5歳の子供にライフルの固い引
>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.8

泣ける歌を紹介するTV番組で、初めて“浅草キッド"って歌を聴いて号泣した。
それ以来、何度聴いても自然と涙が溢れる。実体験に裏打ちされた歌詞がしみじみとしたメロデイと共に心に染みる。

芸人の苦労時代
>>続きを読む

100日間のシンプルライフ(2018年製作の映画)

3.5

ドイツ流“断捨離"映画。
全てを手放した先に本当に必要なものが見えてくるという理論で仲良しの男性二人がトライするが…

ドイツ映画は露出が激しい。しょっちゅう二人の裸が出てくる。

構成や絵面が新鮮。
>>続きを読む

サンドラの小さな家(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

可愛い娘が二人もいるのに妻に暴力を奮う夫。そんなDV夫から逃げ出した妻が住みかを得ようと自力で家を建てるお話。

DV元夫は娘可愛いさから養育費をキチンと払い、面会権を行使している。
そんな時、下の娘
>>続きを読む

失楽園(1997年製作の映画)

2.5

医者だった“渡辺淳一"は最初は二足のわらじを履いていた。
ある時、小説家一本で行こう❗と医者を辞めた。

彼の作品との取っ掛かりは「阿寒に果つ」。原作を読んで映画も観た。
親交があった実在の女流画家が
>>続きを読む

わんわん物語(2019年製作の映画)

3.8

私は「わんわん物語」と「おしゃれキャット」がディズニー動物アニメの双璧だと思っている。殊に「わんわん物語」は何度観ても同じ箇所で泣かされる。

子犬時代の“レディー"が何度閉め出されても夫婦の寝室に入
>>続きを読む

Strange Circus 奇妙なサーカス(2005年製作の映画)

3.0

“園子音をどこで区切り、なんと読むのかがわからなかった。
(その しおん)と読むと知ったのは昨日のこと。

フィルマのレビューで、この作品を知りNetflixで鑑賞した。

アイデアとしては良いのかも
>>続きを読む

わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.8

“カズオ・イシグロ"がノーベル文学賞を受賞したとき、真っ先にこの作品が頭に浮かんだ。鑑賞して間がなかったし、とても考えさせられる内容だったから。
私は「日の名残り」も観ているけど、小説としてのそれらを
>>続きを読む

絞殺(1979年製作の映画)

3.3

新藤兼人監督が描く「裸の十九歳」やこの「絞殺」は実話ベースの作品。
この作品で絞殺される息子を演じた“狩場勉"は役名を芸名にしている。モデルになった本人は容姿にコンプレックスがあったらしいが演じた彼は
>>続きを読む

メガマインド(2010年製作の映画)

3.8

第28回#みんかい❓作品。
さすらい農場さん❗️選定ありがとうございます☺️

映像が綺麗なCGアニメ。ストーリーにひねりがあって普通に面白い。劇場未公開が不思議なくらい。

悪の権化“メガマインド"
>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.8

今が旬の女優“ジョディ・カマー"を迎えて実際にあった“最後の決闘裁判"を描く。

くぐもった天候の中、中世のフランスに迷い込んだようなリアルな情景に引き込まれる。
この時代の戦は人海作戦、刃物を使った
>>続きを読む

戦慄の狼男(1972年製作の映画)

2.9

“狼男"って月に向かって吠えるのが定番だと思っていたのに根本から違ってた(笑)

残酷な殺戮シーン皆無でサスペンス映画のジャンルみたい。
“狼男"は誰?って感じで。

私は“狼"=毛深いからデビッド・
>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

3.8

最新作の公開が迫る中、久々に「マトリックス」を鑑賞した。
しかし、主要場面以外はほとんど覚えてなくて初見の気分で画面を見つめることになった。

逃げる“キャリー=アン・モス"をカメラが追っていく緊迫し
>>続きを読む

クリスマスとよばれた男の子(2021年製作の映画)

3.8

クリスマス作品をこんなに早く観てしまって…クリスマスまで取っておくべきだったと少し反省(笑)

パパが仕事に行っている間の留守番にやって来た女性。
子供達は彼女が苦手なのだ。
彼女が話すクリスマス絡み
>>続きを読む

PASSING -白い黒人-(2021年製作の映画)

3.8

そもそも私は、人を見かけで差別すること自体を受け入れがたいと思っている。

物語は、生まれつき肌の色が薄いことを利用して白人になりすまして生きる黒人女性と内心は黒人であることを疎ましく思っている黒人女
>>続きを読む

エターナルズ(2021年製作の映画)

3.8

劇場で観る❓観ない❓で息子と揉めた「エターナルズ」、結局のところ本日IMAXで鑑賞の運びとなりました(笑)
公開から20日が過ぎ、土曜日だというのに客席はまばら。ほとんどの人が既に観終わったのかもしれ
>>続きを読む

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.8

過去の戦争で、勝ち戦だと聞かされていたのに、実は負け戦で、武器も尽き悲惨な状態だった日本。
お国の為と生身の体を武器として捧げた若き兵士達。
戦争は私達に何も与えず全てを奪い去った。

何物も恐れず身
>>続きを読む

愛すれど心さびしく(1968年製作の映画)

3.6

この作品は劇場公開されたとき、「心はさびしい狩人」という邦題がついていた。
主演の“ソンドラ・ロック"は後に“クリント・イーストウッド"と愛人関係になり、彼の映画で度々共演し結婚するか❓と思っていたら
>>続きを読む

アバター(2009年製作の映画)

3.9

この映画を劇場で観る機会がないままレンタル解禁を迎えたが当時はブルーレイレコーダーを持っていなかったので仕方なくDVDを借りて観ることになった。

それでも世界感の美しさに魅了されて数年後3Dテレビを
>>続きを読む

EMMA エマ(2020年製作の映画)

3.8

“ジェーン・オースティン"の作品が好きでBBC製作のTVドラマシリーズを楽しんでいた。「高慢と偏見」には、まだブレイク前の“コリン・ファース"が出ていたし、「エマ」では初々しい“ケイト・ベッキンセール>>続きを読む

恐竜が教えてくれたこと(2019年製作の映画)

3.6

第27回#みんかい作品。
ロビンさん❗️選定ありがとうございます☺️

オランダと言えば風車やチューリップ🌷特徴的な建物が有名だけど、それらが出てこない島での夏のバカンスの物語。
なので、みなさんラフ
>>続きを読む

ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男(2014年製作の映画)

3.9

公開当時、予告編を観て“ジェームス・ブラウン"に激似だと思ったのが素直な感想。演じていたのが“チャドウイック・ボーズマン"だと知ったのはつい最近のこと。

2016年に大腸がんステージ3と診断されてか
>>続きを読む

ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)

4.0

先に言わせて貰うと、私は面食いだ❗
新ボンドの選考で“ダニエル・クレイグ"が選ばれたとき『ええっ❗』と、思った一人だった。

私が描くボンド像は長身でイケメン。洗練された雰囲気を醸し出す英国紳士。
>>続きを読む

アンジェラの灰(1999年製作の映画)

3.6

ずいぶん前に観たのにレビューがまだだった。コロナ禍で格差社会がクローズアップされている今だから、この映画が心に刺さる。

絵に描いたような貧困家庭。父親がダメ親父で妻子を飢えさせている。屑石炭を拾い生
>>続きを読む

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.8

最近、“ライアン・レイノルズ"と“ドウェイン・ジョンソン"それぞれの主演映画を観たばかり。その乗りに乗った二人が共演を果たし、ワンダーウーマンこと“ガル・ガドット"も加わったアクションコメディの配信が>>続きを読む

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.9

MCUから満を持して登場したアジア系ヒーロー“シャンチー"。
"悪に染まった父の野望を砕き世界を取り戻すために封印した力を解き放つ❗

新ヒーローの脇を固める“トニー・レオン"や“ミシェル・ヨー"の存
>>続きを読む

ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.8

息子が幼い頃に、たった一度だけ東京ディズニーリゾートを訪れたことがある。2月の閑散期を狙ったのにお目当てのアトラクションにはほとんど参加できず、飽きた息子のお守りで大変だった。
それでもクルーズ船には
>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.8

2~3日前にHDDに溜まった映画を消化しようと再生を始めたところ途切れ途切れにモザイクが崩れるように画像が乱れることを発見して青くなった。

我が家はCATVのSTBを介してBS・CS・衛星放送を観て
>>続きを読む

グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

今月末で消滅するポイント分を消化すべく目ぼしい作品を探して見つけた本作。レビューの評価もまずまずで期待できると思って観始めた。

コロナの影響で本国では劇場公開が見送られ、ネット配信になってしまったら
>>続きを読む

花芯(2016年製作の映画)

3.0

朝のニュースで瀬戸内寂聴氏の逝去の報に接し、追悼の意味で鑑賞した。

私は読書家で小説をよく読むが女流作家の作品はラブシーンの絡みの描き方が粘っこくて読んでいて恥ずかしくなってしまう。

瀬戸内寂聴の
>>続きを読む

リスペクト(2021年製作の映画)

4.0

“アンジェラ・バセット"が“ティナ・ターナー"を演じた時もスゴイ❗️と思ったけど、「リスペクト」での“ジェニファー・ハドソン"はそれを凌駕していた。

“アレサ・フランクリン"を知ったのは「ブルース・
>>続きを読む

インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者(2018年製作の映画)

3.8

スペイン映画「インビジュアル・ゲスト」のイタリア版リメイク。

非業の死を遂げた息子の冤罪を晴らすため、両親が仕掛けた奇想天外な罠に意表を突かれる。

狡猾な犯人は無罪を勝ち取るために優秀な弁護士を雇
>>続きを読む

意のままに(2021年製作の映画)

3.0

バラエティー番組の公開催眠ショーを見ていてもヤラセとしか思えないくらいに私は催眠術を信じていない。
子供の頃の“コックリさん遊び"でも“もうひとり"が動かしていると思っていた。

劇中、ヒロインは精神
>>続きを読む

ヤーラ(2021年製作の映画)

3.0

はじめに言っておくけど、面白い作品ではない。

少女殺害死体遺棄事件を証拠が少ない中、DNA鑑定で犯人を特定し裁判に持ち込み有罪を勝ち取る話。

イタリアの警察の仕組みや捜査手順など、勉強になった。
>>続きを読む

ダーティ・グランパ(2016年製作の映画)

3.5

第26回#みんかい?作品。
“あやさん"選定ありがとうございます☺️

タイトルのおじいさんと孫の微笑ましい過去のポートレートのスライドショーを見ながら、ハートウォーミングな作品だと勝手に思っていたら
>>続きを読む