海老シュウマイさんの映画レビュー・感想・評価

海老シュウマイ

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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

1.0

単に岸井ゆきのが好きじゃないからってだけなんだけど、前半から嫌いだったので残りどうでもよくなる。

前半の関係性を微笑ましく観れるほど育ち良くないのよ。

後半は変節じゃないでしょ。それなりの社会経験
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種まく旅人 くにうみの郷(2015年製作の映画)

3.0

第一作から水戸黄門要素がなくなってよりクソ真面目でつまんねーよ(笑)

栗山千明にアメリカ帰りの合理主義者みたいなキャラ付けするなら、農海産物は輸入したほうが安い、ぐらいのこと言わせてみなよ。
結構、
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種まく旅人 〜みのりの茶〜(2011年製作の映画)

3.0

描きたいテーマはわかるけどファンタジーすぎた。単なる懐古主義と言われても仕方ない。
オーガニックであることと、機械化や商品価値を高めることは矛盾しないはず。
人力だけで長時間の肉体労働をすることや、田
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キサラギ(2007年製作の映画)

1.0

もう!こんなのを無駄に持ち上げたから、あいつら調子に乗って「コンフィデンスマン JP」とかできちゃったんだからな!後出しジャンケン病も大概にしろよ!

「十二人の怒れる男」が論理を積み上げ真実を解明す
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

5.0

本作について、罵詈雑言を数百万字書ける自信はあるのだけど、

「議論の結果、気付きがあり結論が変わる」という描写の一点のみで素晴らしい。それが「十二人の怒れる男」の精神だったはずなので。

もちろん、
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ちひろさん(2023年製作の映画)

1.0

原作ありきだから今泉力哉に罪はないと信じたいけど、「弱者」を使った「生きづらさビジネス」の中では結構、突出して下劣なやつだったと思う。

世の中のいろんな「弱者」を寄せ集めて、癒しという名目で、上から
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

悪くなかった。
ほんとこんぐらいをさくっと量産しやがれでございますわ。
一方で、別段取り立てて持ち上げるほどでもない気が。

気になったのはやっぱり横浜流星の喪失、虚無の原因が人の死で、そこがなんとな
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PLAN 75(2022年製作の映画)

2.0

これ死ぬ前日に嫌いだった奴殺しに行ったり、レイプしまくったり起きないんだろうか。今でさえ「◯◯を殺して自分も死のうと思った」なんてよく聞くけど。

少なくともその可能性を孕んだ制度なのは考えないといけ
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カラダ探し(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ホラー耐性が無さすぎて、どうも変な自己防衛が働いたらしく、赤い人視点で、早く探せよコラァと思って観てた。せつないよね、見つけてあげたくなる。

昼と夜でテイストが変わるのは、昨今の潮流であるダブルワー
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ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

5.0

完全に懐古趣味と宗田理イズム、宮沢りえ、TKが好きなだけ。

今観るとvs大人の部分よりも、子供同士のやり取りにグッときてしまう。スポーツバカやガリ勉、デブ、金持ちキャラなど、典型的ではあるけれど、そ
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20歳のソウル(2022年製作の映画)

1.0

なんかみんなビシッと眉毛にドーランで時代劇みたいだった。

今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

3.0

ずっと「なるほどなぁ」と冷めた独り言を千回ぐらい言ってた気がする。

高校生役になぜ古川琴音?と思っていると、なるほど彼女にしかできない適役だった気もするし、彼女の力で落涙させられる場面もなくはなかっ
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カランコエの花(2016年製作の映画)

1.0

やりたいことはわかるし、短編ゆえの制約も理解できる。インディーズだし好きなことやっていい。
ただ、あまりにもいつものやーつ感が。

緒方貴臣「飢えたライオン」に似てた。シーンの切り替わりで黒くするやつ
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3D彼女 リアルガール(2018年製作の映画)

4.0

あぁこれは今観てはいけなかったやつ。
こっちは知ってるのに向こうは知らない、そして、手の届かないところへ行ってしまう中条あやみ。メタ的にヤバい…

死神に「お時間です」と言われたのはポーリンではなく自
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ハナミズキ(2010年製作の映画)

2.0

すげぇ、なんだこりゃ。なんてトンデモ。
Dr.コトーの脚本家と花束みたいなの監督なのに?
やっぱ花束みたいなを認めたくない気持ちでいっぱいになる。

冒頭で自動車窃盗させるヒロインに好感が持てるかって
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シムソンズ(2006年製作の映画)

3.0

映画がコケたのは藤井美菜の呪いとか言わないであげて。しかし、、、のちにキム・ギドクの映画に出るまでになるとは、、、

加藤ローサ、高橋真唯、星井七瀬!と顔面やもろもろアクの強いメンバーなのに、ここまで
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

2.0

映画三作の中では一番、TVドラマ版に近いノリではあった。
ただ、映画用としてそんなライトさも徹底できず限りなく鈍重になり、一方でドラマのギミック、決めセリフがこれまでの映画二作の良さを薄めてしまい、結
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皇帝のいない八月(1978年製作の映画)

4.0

お話もリアリティも倫理観もめちゃくちゃなんだけど、エンタメ映画としてこれでいい感があって好き。
単に個人的にブルートレインとポリティカルサスペンスが好きなだけではある。

とはいえ、狂った渡瀬恒彦の眼
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犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

1.0

この監督の作品は言うほど観てないけども、いつもイイ話に着地してるように見えて、登場人物にも、その結末にもビタイチ納得がいかない。
原作ありきで脚本が本人じゃない場合でも、大体の登場人物に嫌悪感を持てて
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望み(2020年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

何この二択。
普通に被害者/生きてる、加害者/死んでる、そもそも事件に関係ない、まであるのに。

なんかミスリードか知らんけどちっまい小刀出して、劇中の登場人物が悩んでるのを見せられても、カレー味のウ
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幕が上がる(2015年製作の映画)

3.0

苦手な舞台演劇のお話ではあるけれど、メインの視点が脚本や演出側の百田夏菜子だったことは救いだった。

そして、百田夏菜子が居場所を見つけていく話はやっぱり胸熱だし、ラスト、幕が上がるシーンはグッと来た
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誰も守ってくれない(2008年製作の映画)

1.0

この映画、掲示板に書き込む時にブリッ、ブリッってフロッピーディスクの書き込み音みたいのが流れてきて、ワープロ専用機の時代?っていう作り手の浅さが見えてしまうのだけど、

何が一番問題かって、志田未来な
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犬部!(2021年製作の映画)

1.0

私はこの医師に誘拐され、眠らされている間にパイプカット手術をされました。望まぬ妊娠を減らすためだそうです。望むか望まぬかは他人が決めることでしょうか。

私の子どもを持ちたい、家族を持ちたいという夢は
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無慈悲な光(2021年製作の映画)

2.0

櫻坂あたりの楽曲名っぽいなと思って観てしまった。

舞台演劇チックな演出とノリがきつかったし、人間の原罪がどうこうなんて話をこんなに真正面から扱うのは、今どき舞台でしか通用しないんじゃないかな。
せめ
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サムライフ(2014年製作の映画)

1.0

教育の話じゃないのは置いておくとして、とすると、田舎の零細企業のガハハ社長の自慢話を聞いてるだけになり、面白くなる要素がない気が。

出資者?支援者?の説明会で、具体的、現実的な指摘があったとき、「と
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覚悟はいいかそこの女子。(2018年製作の映画)

4.0

バカでいいじゃない、中川大志だもの。
愛すべきバカは気持ちがいい。

バカとして許されない一線は越えてない(と思う)し、ちゃんと気持ちを伝えるというメッセージも悪くないし、フード理論的なとこも悪くなか
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チェリーボーイズ(2018年製作の映画)

3.0

チェリーボーイズ東京支部長のワタクシとしては、ワクワクしながら本作を拝見いたしましたが、これは我々の物語ではございませんね。

端的には、犯罪をする勇気があればとっくに卒業してるってのもあるし、仲間内
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さがす(2022年製作の映画)

2.0

岬の兄妹も含め、作り手には「社会」への知見も興味もないかと思うので、作品にも惹かれるところはないのだけど、逆に興味がない分、社会問題として「考えさせる風」にはならないメリットもあるのかと思ったり思わな>>続きを読む

ホムンクルス(2021年製作の映画)

2.0

原作好きだった気がしたけど、こんなだっけか。
自分のトラウマやらコンプレックスを解消するのにそれでいいのか、ヤクザとJK。

上司のパワハラに悩んでるんです、ジャジャーン!退職届ー!!みたいな。本当の
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左様なら今晩は(2022年製作の映画)

4.0

これは完全に、個人的に久保ちゃんが好きなので。映画が良いか悪いかはよくわかりません。

でも、監督の「正しいバスの見分け方」も好きなので、たぶん高橋名月監督も好きです。そして、男女を問わず、広島弁が好
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リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

5.0

当時、斬新?衝撃?だった、
お話のスタートですでに事件が起きている、からの長回しなど、その後のフォロワー達には影響を与えているんだろうけど、ここまでのものはそんなにできてない気が。これぐらいのが数年に
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鈴木さん(2020年製作の映画)

3.0

やりたいこともわかるし、おそらく主張にもほぼ同意できそうだけど、いろんな要素がとっ散らかってたというか、思ってたのと違ったというか。

面白そうだった「45歳で未婚だと〜」が途中から関係なくなるし、同
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半径1メートルの君(2021年製作の映画)

1.0

各話、始まった途端、ひたすらその状況を説明しだして、最後までバーってしゃべってドヤ顔されても。

映像で見せろ、ではなくて、そもそも説明しなくていいでしょ、病院らしき所のベッドに寝てればケガか病気なわ
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夜の上海(2007年製作の映画)

4.0

言語の異なる者同士がつながり、同じはずの者たちはすれ違うというテーマは興味深いし、ヴィッキー・チャオもめちゃくちゃ可愛かったし、ラストの締め方も好き。

ただ、やっぱりあのクライマックスの口紅シーンは
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

2.0

完全に酷評レビューを楽しむためだけに観る、という悪趣味なのだけど、観たあとのこれからが楽しみでしょうがない。

自分は面白いことを書ける自信がないのですが、

とりあえず尺を短くしたほうがいいんじゃな
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とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

2.0

北村匠海の成長物語としては真っ当で好きだし、DJもとんかつもという複業スタイルは今どきで興味深かったのだけど、

原作からの抜き出しがうまくないのか、メンター役が伊勢谷友介、父親と渋滞気味なところに横
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