秋のコーラさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

秋のコーラ

秋のコーラ

映画(567)
ドラマ(1)
アニメ(0)

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.7

まさかのちひろさん自身のキャラはあまり好きになれず、興味もそこまで湧かなかったが、周りのサブキャラやサブエピソードはかなり面白かった
このキャラクター達は、いつもの今泉ワールドの住人達で、安心感が半端
>>続きを読む

ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.5

最近だと『女神の継承』で描かれていた「信仰の不確かさ」から更に進んで、人でも物でも何かを信じる、という行為そのものの不確かさがこれでもかと描かれていて、めちゃくちゃ面白かった。
それでも、人は何かを信
>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

-

オリジナリティのオの字も無く、純粋にたまげてしまいました

量子世界とは名ばかりの、実質スターウォーズの色んなシーン切り貼りスペースオペラ
スターウォーズ以外にも、ちょびちょびオマージュというよりその
>>続きを読む

タイタニック:ジェームズ・キャメロン25周年3Dリマスター(2023年製作の映画)

3.7

前半嫌い
後半好き
ラスト嫌い

映画館で観てもこの映画の個人的評価は全く変わらなかった

バビロン(2021年製作の映画)

3.7

好きじゃなかったです。「いけ好かない」と言った感じ
終始、デイミアン・チャゼルが、映画好きであることを鼻にかけて語っているようでした
また、ラストにああいった演出をするのなら、途中でわざわざ「映画は1
>>続きを読む

呪呪呪/死者をあやつるもの(2020年製作の映画)

3.6

ドラマ未見

題材と神邦題から勝ちを確信していましたが、「ゾンビ」達に呪術で対抗する後半の余りの失速模様が非常に残念
そもそも、かなり直接的な社会風刺的側面が強くて、それが上手くエンタメと融合していな
>>続きを読む

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

4.5

不勉強で、本編に登場する人物の内1人だけギリギリ名前を聞いたことある程度だった。序盤に軽く人物紹介があるものの、誰が誰だか結局あまり把握出来ずに終わった。ただ、全員とち狂った鬼畜ばかりで、飽きることは>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

4.2

ソリッドシチュエーション物の新たな傑作だった!!!
電波塔からの脱出要素に加えて、人間関係に関してもしっかり決着を付ける物語展開は、ほとんど完璧に近い!
強いて言えば…的な描写は幾つかあったけど、基本
>>続きを読む

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

4.0

ジャンル映画に求める以上のものをしっかり揃えてくれる、いつものウィルコラ先生。最早実家のような安心感

サンタ版『ホームアローン』かと思ってたら、もろサンタ版『ダイハード』のような展開に。
しっかりタ
>>続きを読む

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.0

再観賞

1回目よりかなり楽しめた
やはり、アルフレッド・モリナのエピソードが飛び抜けて面白い

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.6

初観賞

こういう映画なんだろうな、という予想そのままだった
ジャケットのウィノナ・ライダーしか知らなかったが、各エピソードに豪華キャスト陣が出演していて、その点では割と楽しめた

自分はオムニバス映
>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.5

ここ数年の、女性の抑圧からの解放をテーマにした作品の流れを作った出来事をテーマに、その作品群の決定版とも言える映画だった
単に、当時何があったかを、淡々と緻密に語るお仕事映画なだけでなく、記者2人の家
>>続きを読む

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.7

色んな映画のオマージュ満載。円環をはじめとした、作品内テーマの象徴は上手く、監督の描きたいことはよく分かるが、あまり心に響かなかった。
サイレント、トーキー、デジタルという時代の変遷が描かれるが、登場
>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 完全版(1984年製作の映画)

4.8

これまで、3時間を優に超える長尺から二の足を踏んできた本作を、『モリコーネ』予習のため初観賞
これは、20代前半というこの時期に観られて本当に良かった!!長尺ではあるが、そんなに時間の経過を感じない程
>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト(1968年製作の映画)

4.5

『モリコーネ』予習の為に再観賞
以前観た時とは違って、音に注意して非常に楽しめました
西部劇の金字塔、映画史に残る大傑作の肩書きは揺るぎないものとハッキリ分かりました
セルジオ・レオーネの、動に至るま
>>続きを読む

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.8

素晴らしい以外に言葉が見つからないが、素晴らしい以外の何物でも無いので仕方ない
また、モリコーネ自身が本作公開前に亡くなっている、という事実が本作を更に特別なものにしているように感じた
一つの映画が持
>>続きを読む

カンフースタントマン 龍虎武師(2021年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃ興味深い!!のは勿論、スタジオの盛衰と、かつてのスタントマンたちの苦悩の様子は、まるでヤクザ映画を観ているようで、涙腺を刺激させられた。
本作に登場している全員がスタントという職業に誇りを
>>続きを読む

恋のいばら(2023年製作の映画)

3.8

中盤まではかなり楽しめたが、終盤の種明かし以降はかなり駆け足だったりと、ちょっと残念
本作に関しては、監督が良いというより、俳優陣が素晴らしい
特に、中島歩がクズ男を楽しそうに演じているのが本当に良か
>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

3.7

超ド級のエンタメ映画で満足度はそこそこ高いものの、不満点もかなり
そもそも、ウイルスパニック物なのに、感染しても最終的に生死を分けるラインがかなり不明瞭。また、感染者が死に至るシーンがあまり無いのも、
>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ面白い!!!

壇ノ浦で儚く散っていった平家の人々の物語を語る琵琶法師と能楽師の、栄枯盛衰ストーリー
更に、歴史に埋もれてしまった、実在の能楽師犬王の物語を描くことで、現代で彼の弔いをする
>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.5

マーク忘れ
ジョーダンピールの前2作はそれなりに好きですが、今作はそんなにハマれませんでした

ビリーバーズ(2022年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃ面白かった!
どれだけ洗脳されていたり、理性で押し込めようとしても、人間の3大欲求には抗えない。
ましてや、男女3人、無人島、何も起きないはずが無く…
ヘンテコではあるが、何も取り繕うもの
>>続きを読む

ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.9

前半の、幸せの絶頂からの暴徒乱入までの下りは面白かったけど、その後が割と冗長に感じました。
貧富の格差を描くに際し、数百メートル向こうで起きてる暴動に、いざ自らが直面して初めて事の重大さを知る、という
>>続きを読む

女神の継承(2021年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃ面白いぞ!!!
物語的裏切りが何回かあってからの、この話の前提を覆すラストが最高過ぎた
倫理的に…と言われているが、飽くまでもフェイクなので、そこも楽しむべき
今年、ホラージャンルが寂しか
>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.5

少年の成長譚としては面白かったが、その他の要素が悉く中途半端
主人公が誘拐されるまではかなり楽しめたが、誘拐されてからが正直退屈に感じ、このジャンルにしてはかなりガッカリが強かったです。
あと、日本の
>>続きを読む

ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

4.5

2022年は、下半期で急に年間ベスト級の傑作が洪水のように押し寄せて、頭が追いつかないです。
本作も、例に漏れず傑作でした。

「人形に生命が吹き込まれる」物語を、ストップモーション・アニメーションと
>>続きを読む

あのこと(2021年製作の映画)

4.2

素晴らしい。
「あなたは〈彼女〉を、体験する」というキャッチコピーがそのまま映画を表しています。

普通よりも長いカットは、彼女視点に観客を惹き込む意図を強く感じました。また、本編中、周囲から彼女に向
>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

4.0

「性的マイノリティ」を描いた作品としては、少し優等生過ぎる作品に感じました。

全体としてとても良かったですが、主人公を心から理解してくれるキャラクターが流石に非現実的だったり、記号的に感じて少し引っ
>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

岸井ゆきのの代表作となることは必至な傑作。
「小河恵子」という一人の人物がそこにいると信じさせてくれる説得力が異常でした。

また、手話について、健常者の世界と聾者の世界との隔絶が、単純だが確実な方法
>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.3

好きを貫け!!
今年、『ハケンアニメ!』『さかなのこ』でも、これでもかと投げ掛けられたメッセージ。
ただ、この2作品において、主人公が成功してるから良い話になっているものの、これでもし失敗したらどうす
>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

1回通して読んだことあるくらいの緩いファンです
自分は5人の中では宮城リョータが一番好きだったので、まずその時点で本作に関してはありがとう、という気持ち
と同時に、恐らく人気2トップのミッチーと流川の
>>続きを読む

ブラックアダム(2022年製作の映画)

4.0

肝心のアクションシーンにかなり不満点があるものの、内容はヒーロー映画が押さえて欲しい点をしっかり網羅しており、意外と優秀な作品に感じた
DCEUは、こんな感じでこれからも緩く他作品と繋がる感じを続けて
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.5

それなりに楽しんだ

不満しか出てこないです

自分としては、恋愛パートを丸ごと削ぎ落として、純粋に戸締まりをするお仕事映画を観たかった
また、叔母さんとの本音の言い合いになりかけたのに、なあなあで
>>続きを読む