秋のコーラさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

秋のコーラ

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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

4.2

女性が有害な男性性に立ち向かうプロットは昨今のトレンド通りだが、『エクスマキナ』以後のアレックス・ガーランドの作家性が爆発したスリラー
設定は『ミッドサマー』と似ているが、作品の雰囲気は『ウィッカーマ
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ある男(2022年製作の映画)

4.0

人名というものの持つ不確実性と、人間の顔という見た目の確実性との対比が素晴らしかった

また、豪華俳優陣多数出演の中でも、眞島秀和がとても輝いていた
いやーな感じとても好きだし、一回忌での安藤さくらと
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母性(2022年製作の映画)

-

なーんの感想も浮かばない映画でした
それが自分の環境が原因なのか、この映画の出来が原因なのか分からないです
冒頭から本編中ずっと説明ナレーションされるのが本当に観ていてダルかったです

未来惑星ザルドス(1974年製作の映画)

4.5

ずっと観たいと思って10年弱経ち、ようやく観賞出来た。結果、大傑作でした。

「この俳優以上の適役は居ないだろう」という配役や、「この俳優を起用することが、物語設定に説得力を持たせる」ような配役を見る
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.2

辻褄が合わない点はあるが、みんなタイムループしているのに、退屈な変わらない毎日のせいで気付かないでいる、というタイムループ物の新しい発明がとにかく面白い!更に、会社内の縦社会を皮肉った展開も面白い!>>続きを読む

窓辺にて(2022年製作の映画)

4.5

公開2日目の土曜に観て、義務感というか、この作品をもっとちゃんと理解したい、と感じて2日間で計3回観ました。

全編に溢れるセリフの数々に、観ていて視覚的快楽は勿論、聴覚的快楽も得られ、セリフを理解し
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

2.5

話の展開から人物の心情まで、余すことなく全てを説明しきるセリフに、何の面白みもない映像がダラダラ続く…何を楽しめばいいのかさっぱり分かりませんでした。

唯一、水墨画のパフォーマンスシーンは躍動感があ
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アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

4.0

実に10年振りくらいに再鑑賞

思えば自分の初キャメロンで、キャメロン作品を全て観てから改めて観ると、ガジェットの安心感が半端ないです。

脚本には沢山粗があるけど、視覚的に楽しませようとするキャメロ
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カラダ探し(2022年製作の映画)

3.0

前半の恐怖シーンは、不満はありつつ頑張っていたし、モンスター描写や橋本環奈の死体ショットも結構好きでした。
ただ、中盤でAdoの挿入歌を流したあたりから、この製作陣は真剣にホラー映画を撮ろうとは思って
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ゾンビ・サステナブル(2021年製作の映画)

3.7

ダレ場が1秒も無い、終始ハイテンションで突っ切る、前作以上の快作。観たいものは全部観せてやる精神はアッパレで、『死霊のえじき』へのさり気ない目配せや、シュールなキメ画など、ビジュアル面は文句無いです。>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.0

まさに「血湧き肉躍る」映画
ソース顔の熱血漢2人のイチャイチャだけで飯何杯でも食える!ブロマンスは正義

ただ、後半のプロパガンダ増し増しな展開は、かなり引いた目線で観ていました。ラストもあれで良かっ
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.2

セリフが極限まで削がれた、静謐な語りで人間の業が描かれる寓話。知識不足故に、宗教が深く絡んでいることしか理解は出来ないが、起きてることはとても分かり易く飽きずに楽しめました。
時折挟まれる、言葉を発さ
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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

3.3

大好評ですが、自分は全然ノれ無かったです…
そもそも、アニメは未見、『サマータイムマシン・ブルース』はそんなに好きじゃない、くらいの熱量だったので、仕方ないかな、という
前情報を入れなかったため、サマ
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃ面白い!!!
最初は、似たような顔の女の子たち6人が出てきて不安になるけど、最後にはこの6人の新人殺し屋たちを大好きになってます
オタクのツボを押さえた数々のネタも笑えるし、後半の有り得な
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犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

2.5

豪華なキャストが出演していても、このクオリティではいつまで経っても邦画が舐められてしまうのは無理もない…
今年観た映画では、最も劇場で観る意味を感じませんでした

あと、中田青渚はどういう気持ちでこの
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

5.0

初めての劇場鑑賞。
思い入れ補正があることは重々承知だけれど、これはちょっと星5を付けてしまいます…シリーズ通しての評価ですが、物語の導入としてこの1作目の完成度もめちゃくちゃ高いです

今まで何回か
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.2

好きなことがある人、何かを成し遂げる為に必死で努力してる人に全力で寄り添う映画。メタ的な箇所や、独特な間合いなど、ヘンテコな魅力で溢れており、終始口角が上がりっぱなし
周りの目を気にせず、好きなことを
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LOVE LIFE(2022年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃ面白い!そして、予想以上に『スリービルボード』でした。
あの隙がない映画と比べると、本作にはどうしてもチープに感じる面はあったけど、宗教に関する戒律がない単一民族国家の日本でしか出せない要
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ビースト(2022年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃ面白い!

溜めの演出がしっかりしていて、モンスター映画として優秀
加えて、「密猟」を背景に社会的な側面を入れ込みつつ、終始エンタメ作品としての形は崩さない作りも好み

クライマックスのタ
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灼熱の魂 デジタル・リマスター版(2010年製作の映画)

4.2

劇場で再観賞
やはり、総合的に映画としての完成度の高さは異常

ただ個人的に、このようなヒューマンサスペンスは余白の残るラストが好みなので、同監督の『プリズナーズ』や『ボーダーライン』の方が好きかなと
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地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)

4.2

プロットを聞いてアイディア一発勝負の映画かと思ってたら、意外や意外、普遍的な物語へとシニカルに帰着していく様が観ていて痛快だった。
「ヘンな」映画ではあるが、ラストは謎の感動に包まれる良作!

百花(2022年製作の映画)

3.7

認知症を患った母と、もうすぐ父親になる息子との関係を丁寧に描いた作品。なんだけど、かなり沢山の要素を詰め込み過ぎに思ってしまいました。
長回しのカメラワークは良かったけれど、昨年『ファーザー』を観てい
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.3

予想以上にはまらなかったです。
木村は日本人なのに、他の主要登場人物が外国人であることの違和感が最後まで消えなかったが、これは原作知らない方が良かったかも…
あと、期待してた福原かれんの扱いが衝撃的で
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

3.5

コテコテな「少年のひと夏の成長映画」がこの時代に公開されることへの「今更感」が半端なかったけど、普通に感動して泣いたし、まあ良い映画でした
『スタンド・バイ・ミー』好きな人は好きだと思うけど、自分は「
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

-

敢えて括るなら「女性映画」ではあるが、こう括るのは野暮以外の何ものでもないと強く思わせてくれました。

コンビニエンス・ストーリー(2022年製作の映画)

2.0

色々と酷い。
特に成田凌の魅力を全く引き出せて居ないのが観ていて辛かった。

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 4K リマスター版(1968年製作の映画)

4.5

本作は、何と言うか、「全ての定義付けを最初にしてしまった」「当時としては画期的過ぎた」ことで名作とされている作品であり、作品自体には現在の価値観には合わない箇所もあるし、作品のプロットは最早使い古され>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

2.0

敢えて言葉を選ばずに言うなら、申し訳ないですが、ゴミ映画
コリン・トレボロウは、スピルバーグやオリジナルキャストの顔に泥を塗りたくったことを猛省して欲しいです。
だから、興味無い人はこのまま観に行かな
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

4.8

前半100点
タランティーノとロバート・ロドリゲスの融合が上手く噛み合い過ぎてます。
タランティーノの脚本にノリノリなロドリゲスの映像表現から、タランティーノ自身の怪演まで、見どころしか無いです。
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.9

文句なし

4年ぶりに劇場観賞

至福の2時間半であることは間違いないが、
2ヶ月前に劇場で『デス・プルーフ』を観た時のとんでもない高揚感は無かったです。
4年前に劇場で観た時は満足感えげつなかったの
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.9

劇場で再観賞。

初めて観た時は、前半の会話シーンで他のタランティーノ映画では感じない退屈さを露骨に感じてしまい、自分のタランティーノ・ランキングの中では下の方だったのですが、
今回久々に観て、かなり
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ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.8

既視感しかない設定、映像に溢れ返った2時間10分だったが、ダレることは殆ど無かったです。
それは、「『 〇〇』じゃん!」ってツッコむ楽しさもあるけれど、それに加えて、その引用(?)が本作全体のテンショ
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.0

面白いと思えるシーンが1秒も無かったが、嫌悪感も全く無い、不思議な映画。
クライマックスの子供達周りのシーンは、ヒーロー映画が伝えるべきメッセージとズレている、ただの表面的な胸アツっぽいシーンになって
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.9

ヒリヒリする展開の中にも思わず笑ってしまうコメディを盛り込む、いつもの吉田恵輔監督らしい作品。
ムロツヨシの役どころや、特にラストから『ヒメアノ~ル』みを感じた。
事前情報から、ぽくはなるだろうと思っ
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呪詛(2022年製作の映画)

3.7

ストーリー自体はそこそこ楽しめたけど、
POVのハズが、ちょこちょこ他撮り映像が挟み込まれたり、恐怖シーンになると急に劇伴とジャンプスケアが盛り盛りになるのは、とても気になった、、
あれ、他のPOVホ
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X エックス(2022年製作の映画)

3.6

A24版『悪魔のいけにえ』と思い期待していただけに、割と残念でした

これから公開される前日譚を観ると評価変わるかもしれないけど、今作だけだと所謂「雰囲気映画」の枠から出ないように感じました