あゆぞうさんの映画レビュー・感想・評価 - 53ページ目

あゆぞう

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パーマネント野ばら(2010年製作の映画)

4.0

都会には危ない人がたくさんいるけど

田舎もどうしてどうして負けてはいない

でも田舎の振り切れた人のほうが「愛すべき」とまでは言わないけれど根源的な人間臭さがある気がする

あそこのお父さん
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冷たい雨に撃て、約束の銃弾を(2009年製作の映画)

3.6

マカオ、香港が舞台の香港・フランス合作映画

冒頭、いきなり照明の辻褄があってなくて嫌な予感がしたが、杞憂だった

おいおい!言いたくなるところはなくもないが、洋の東西がぶつかりあっているシナジー効果
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ファーゴ(1996年製作の映画)

4.2

脚本がすごいとは思うのだけれど、実話らしい

まさに事実は小説より奇なり

事実だけを羅列すれば登場人物それぞれの思惑がからみあったジェットコースター的な負の連鎖なのだが、きれいな絵、ユーモア、ハート
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教科書にないッ!2(2016年製作の映画)

3.2

風邪っぴきのときは何も考えなくていいこんなのがいいw その2

教科書にないッ!(2016年製作の映画)

3.2

風邪っぴきのときは何も考えなくていいこんなのがいいw

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.6

ウェスアンダーソン監督らしい画面構成

愛すべきポンコツな登場人物たち

ハンクウィリアムスの音楽が効いている

卍 まんじ(1964年製作の映画)

3.6

現実味の薄い設定だが、岸田今日子がいきなりトップギアに入れてきてそんなことを忘れさせてくれる

ただただ、若尾文子が美しい

痴人の愛(1967年製作の映画)

3.8

安田道代は一瞬で空気を変えられる女優で「悪魔のようなあいつ」の彼女が象徴的だと思っている

こちらは(準)主演だけに出ずっぱり

その魅力、魔力が作品の随所に散りばめられている

端折ってしまうと安田
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地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

3.2

全力歯ギシリ LET'S GO!
ギリギリ歯ギシリ LET'S GO!

ヘナチョコな立ち回りの二階堂ふみ、メガネかけないとホントに締まりがない星野源にクスリ

堤真一の引き出しの多さと深さ、さすが
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.0

光が好き

池脇千鶴いい

綾野剛、抑制が効いたいい仕事

池脇千鶴いい

高橋和也、いやらしさ加減が絶妙

池脇千鶴いい

火野正平、さすが

ストロベリーショートケークス、ジョゼ、きょうのできごと
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ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(2013年製作の映画)

4.0

全編モノクローム

年老いた父と次男の3000キロの旅

ハイウェイ、プレーリー、畑、サインボード…モンタナ、サウスダコタ、ネブラスカの荒涼といっていい景色

アメリカのひとつの原風景

憧れるけれど
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ナポレオン・ダイナマイト/バス男(2004年製作の映画)

4.0

以前にレンタルショップで気になっていた作品

当時は「バス男」というタイトルだった

日本未公開がうなずけるアメリカローカルな脱力系

ビバヒルとか見ててあっちの高校どうなってるんだ?そんなにませてて
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ヒミズ(2011年製作の映画)

4.0

園子温自身による脚本、主演ふたりの演技が圧巻

二階堂ふみ、ここでも「代えがきかない」っぷりがもの凄い

ちょっと食傷気味なので彼女じゃなくても…と思うのだけれどやっぱり彼女じゃなきゃダメなんだろうと
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21グラム(2003年製作の映画)

4.0

イニャリトゥ節炸裂

映画らしい映画

ショーンペン、デルトロ、ナオミワッツ三つ巴の横綱相撲

デルトロのあの瞳はヤバイ…引き込まれそうになる

ショーンペン、知っている中でのベストアクト

照明は手
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花様年華(2000年製作の映画)

4.5

何年か振りに観た

やっぱりひとつの奇跡

香港とシンガポール、夜の雨、男と女、タイプライター、路地、階段、街灯、タクシー、紫煙、電話、廊下、カーテン、ドア

物語、映像、音楽の濃密な混濁

作品の舞
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悪夢のエレベーター(2009年製作の映画)

3.8

どんでん返し系が好きな人にオススメ

佐津川愛美、メンヘラが似合っている

似合っているんだけど、メンヘラじゃない佐津川愛美を見てみたい

スッピンの、素の佐津川愛美を見てみたい

いい子だと思う
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樹の海(2004年製作の映画)

3.7

池内博之、萩原聖人、塩見省三、井川遥を軸とする樹海にまつわるアンソロジー

心優しい池内博之、闇を抱えた地味な井川遥が特に素晴らしい

塩見省三のはっとするほど新鮮な演技もよかった

小嶺麗奈、津田寛
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ゲノムハザード ある天才科学者の5日間(2013年製作の映画)

2.0

いろいろ事情あるんだろうけど、これはないなー

作り手にとっても見る側にとってもきっと不幸な作品

しいていえば演出がひどすぎ

安手の韓国ドラマみたい

西島秀俊、ここまでポンコツじゃないはず

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コロンビアーナ(2011年製作の映画)

3.5

久しぶりにリュックベッソン

色づかいが相も変わらず綺麗

登場人物に深く感情移入できるほど描きこんではないので、ただただアクションを堪能

捨てがたき人々(2012年製作の映画)

4.0

物語を象徴するように、地鳴りのようなフェリーの重低音で始まる

冒頭から独特の作品世界に引きずり込まれる

過去、痣、酒、タバコ、性、宗教、死、生、愛、暴力、血、憎悪

重い

原作ジョージ秋山、エン
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.0

主人公の男と人工知能型OS

その関係を軸に人と人、男と女の信頼、恋、裏切り、後悔、離別をうまく描いている

とにかく絵がきれい

撮影と照明と…

スカーレットヨハンソンの魅力、声にもあるのだと再認
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センセイの鞄(2003年製作の映画)

4.0

極上の恋愛ドラマ

気持ちの揺らぎ、相手に想いが届かないもどかしさ…手に取るように伝わってくる

小泉今日子がいい

彼女の汗の匂いがしてきそうなリアリティがあった

女としてより人として可愛いかった
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東京無国籍少女(2015年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

清野菜名のアクションシーンを楽しみにしていた

正直「TOKYO TRIBE」の彼女はかっこよくもないしカタルシスのかけらも覚えなかった

「愛のむきだし」の満島ひかりの足元にも及ばない印象だった
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六月燈の三姉妹(2013年製作の映画)

3.9

淡々とした家族の営み

小津安二郎作品にも通じる登場人物への透徹した眼差し

半歩、一歩ひいた描写

間が気持ちいい

冗長、性急、唐突な展開もあるにはあるけれど、それもまたよしと許せてしまう

鹿児
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ボルベール <帰郷>(2006年製作の映画)

3.8

久しぶりにペドロアルモドバル作品を

ビクトリアエイブル、アントニオバンデラスが出演していた頃の初期作品が好きだった

この後、女性視線が強まっていき、正直ピンとこなくなってしまった

この作品も物語
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誘惑のアフロディーテ(1995年製作の映画)

3.8

見はじめてウディアレン作品だと気がつく

独特の作品世界で好き嫌いが分かれると思う

さらっとしていながら、言葉数の多さに紛らせながら、人の根っこを信じていいんだと思わせるあたりがさすが

ひねりも一
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.0

ユーモアのセンスあふれるビックリ箱のようなバディムービー

ロードムービーと言ってよいかもしれない

ベイビーブルーの230SLにまつわるエトセトラ

ラストシーンもさることながら、その手前の疾走感が
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シルク(2007年製作の映画)

3.8

日本がこんなに美しい

キーラナイトレイ、中谷美紀、芦名星、三者三様の魅力的な人物像

2つ目の窓(2014年製作の映画)

4.2

それまでの流れとは一転、いきなり陳腐な台詞が飛び出す

アフレコがギクシャク

バーター出演と指摘されてもおかしくない凡庸な演技

いろいろあるにはあるけれど…

いい映画

役者同士が作品世界に呼応
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グッモーエビアン!(2012年製作の映画)

3.3

それなりに苦味は散りばめられてはいるものの、甘口に過ぎるか

空気のような三吉彩花、ラストの劇中歌はよかった

海月姫(2014年製作の映画)

3.8

原作とかけ離れているとかで酷評された「ホットロード」の能年玲奈は素晴らしかった

この作品の彼女もなかなか

ワンアンドオンリー…スターというんだろうな…ポテンシャルすごい

暗い翳を背負ってよし、コ
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