esuranさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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野獣の血(2022年製作の映画)

2.8

たまに摂取したくなる韓国ノワール

釜山訛りの激しいおじさんたちがとにかくひたすらいざこざ起こしてるってな作品でした。

裏切ったり裏切られたり。
殺したり殺されたり殺しかけたり殺されかけたり。

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ハナ 奇跡の46日間(2012年製作の映画)

4.0

実話。
北と南。

北と南が統一チームでスポーツに出てた時代がありまして、そこにフォーカスした作品です。

北と南の対比がよろしい。
作法の違い。
文化の違い。
価値観の違い。
ねっこは同じ民族なので
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王の運命 歴史を変えた八日間(2015年製作の映画)

3.8

史実を基に作られた作品。
第21代の王である父(ソン・ガンホ)と第22代のイサンの父にあたる息子(ユ・アイン)。二人の関係を描いた。

王の悲哀とでもいおうか。父と子の軋轢。王とその子でなければこのよ
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妻が結婚した(2008年製作の映画)

3.5

けしからんっ!
なんつーとんでもねぇ設定だっ!

とキム・ジュヒョクの視点で考えると、
やってらんないお話でありました。

しかしながら自分がソン・イェジンだとしたら、わからなくもない話だったりするの
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カンチョリ オカンがくれた明日(2013年製作の映画)

3.2

これ…ユ・アインよすぎ
ユ・アインの演技力がやっぱりズバ抜けてる。

キム・ヘスク氏演じるオカン。認知症といくつもの病気を患っていて、カンチョリことユ・アインが共に生活してるわけ。旅人のチョン・ユミっ
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7人の追撃者(2017年製作の映画)

3.0

やりすぎ。
面白いんだけど、やりすぎ感がすごい。
ドタバタコメディ。
んなアホな、な、繋がり。

面白い!で許せればそれでいいんだけど…。

いや、面白いけどさぁ…っていう悪例?

ただ、よく悪役で嫌
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パーフェクト・ボウル 運命を賭けたピン(2016年製作の映画)

4.4

こういうの、めっちゃ好き。

落ちぶれた元プロボウラーと自閉症の青年の凸凹タッグと賭けボウリングの世界。

感動するシーンがいくつかあって、本当に見てよかったなと心から思う。全体的にチープだし、ストー
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ザ・バッド・ガイズ(2019年製作の映画)

3.0

え!?ひょっとしてドラマ見てない人には厳しいパターン!?

ちこっと置いてけぼりを食らった感じをずるずると引きずってしまいました。

マブリーが冒頭でミシンなんか使ってるから、マブリーギャップ萌えラン
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密偵(2016年製作の映画)

4.0

ハシモト君やばい。

スパイもの。
派手なアクションもあるが、人間関係に主軸を置いてたかな。

ソンガンホの顔面演技が絶妙。
心理描写、心境変化、葛藤を、
今回も顔面だけで表現。
さすが。

手に汗握
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#生きている(2020年製作の映画)

4.4

ゾンビ好きな方には物足りないかもしれないけど、ゾンビ初心者には全然ありありな作品でした。

なんといってもユ・アインの演技力が凄まじい!その一言に尽きる。たとえ彼が違法薬物の力がなきゃ輝けないのだとし
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愛の旋律(2018年製作の映画)

2.8

若い時をチェ・ウシクで、歳を重ねてからがオ・ジョンセね。わぁ楽しみ♪

というキャスト推しだけで見始めました。はじめましてだったけどハ・ヨンスちゃん可愛い、うんうん。と、見進めていきましたが…

良作
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暗数殺人(2018年製作の映画)

3.0

チュ・ジフンの釜山訛りとか変質者っぷりぷり含むつまりは役者として凄みをあますところなく堪能できる作品だ、これは。

ことごとく翻弄される刑事。7つの殺人を小出しに証言していくも、罪に問われない謎。巧妙
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ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女(2016年製作の映画)

3.0

日本統治時代のお話。

フィクションであることの断りが入っているにもかかわらず「事実捏造」だの「反日映画」だのと一部界隈は騒いでいたふしのある作品。

どこらへんが事実を捏造してるかもまったくわからん
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.4

とてもよかった。
ソン・ガンホ演じるタクシー運転手が、お金のために厄介なことを引き受けたけど、目の当たりにする不条理な現実を前に葛藤し心境が変化していくさまが丁寧に描かれている。

庶民目線から光州事
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声/姿なき犯罪者(2021年製作の映画)

4.0

実録振り込め詐欺。
確かなリストを元に巧みな劇場型台本で被害者からお金をしぼりとる。その巧妙な手口と、大規模組織を、徹底描写。

海外に拠点を置いて遠隔で詐欺を働く組織をみて、日本でもワイドショーをに
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奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

3.6

公開前から期待していた当作品。

新居のマンションが突然の大陥没により崩壊していくパニック&サバイバルムービー。

奇人変人やらせたら半端ないチャ・スンウォン目当てに鑑賞。やはり、チャスンウォンは期待
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キル・ボクスン(2023年製作の映画)

4.0

チョンドヨンが凄腕殺し屋かぁ…
ちょっと無理あるんじゃないかなと思って見始めたけど、すぐにその先入観は叩き切られました。二つの顔を持つシングルマザー。よいじゃない。

冒頭から関西弁のファンジョンミン
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

4.0

面白かった。興味深く拝見しました。
監督の美的センス出てるとこ随所にあったり、
太宰治がどんな人間か知らない人にとっては新鮮味がありました。
こういう人だったんですかね。作品はいくつか読んでるはずです
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

3.5

言いたいこととやりたいことは凄くわかる。

脚本・監督 山田佳奈、
面白いものを作っていきそうな気がする。
もうちょっと、他の作品もみてみたいと思わされた。

終始、デリヘルの待機室での話なんだけど、
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素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

3.8

深い闇に、光がさすことはあるのだろうか。

ウィルスミス演じるハワードの慟哭。

深い哀しみの淵にいる彼に、
手をさしのべようとする同僚たちと、
時間、愛、死、を代弁する「役者」たち。
設定がすごいが
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.4

今泉作品で毎回思うのは、若葉竜也がいい役者だなということ。

そして今作は、有村架純の大人っぽい魅力をちょこっと詰めてみました。

で、毎回思うのは今泉作品って、鑑賞後に言語化しづらい。あらすじとか。
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.6

観終わって思う。あ、クリントイーストウッド作品だったんだーって感じでした。史実をしっかりと作る、しかも淡々と。さすがです。

感動作品という触れ込みがあり、ハードルの高そうで敬遠してました。実際は、感
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タン・ソイ:美しき殺し屋(2023年製作の映画)

3.2

んー。
感想が難しい。

女殺し屋的な映画は大好物。女一匹アクションは大歓迎。です。本来は。ですが?

さてこちらベトナム映画。冒頭からクソ底辺な環境で、なかなか趣きがある。一人の少女を形成するには説
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ドリームプラン(2021年製作の映画)

4.0

いやー…すごい
これが実話というから本当にすごい。

頑固で常識破りで面倒くさい系のオヤジ。
成功したからいいものの…
ただの毒親だよ…

と思いつつ
親目線で見るとわかるわかると共感しちゃう部分も多
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感染家族(2018年製作の映画)

4.0

面白い。
あほか、と。

純然たるゾンビ映画だと思っていたら、新解釈ゾンビ映画だった。ゾンビが苦手な人にも大丈夫。ゾンビ映画っぽさは後半ほんの少しだけという作り。あほかと思える流れにはただ笑えます。ほ
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.0

しっかり怖い。
ちゃんと怖い。

よかったです。

ツッコミどころを考えずに没入できたので、充分に楽しめました。ハラハラしたしドキドキしたし、ええええーっ!あぶないあぶない!うしろうしろっ!みたいな楽
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アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲(2017年製作の映画)

3.0

前作からの流れとしては、娘の肌の色に一番感激したけども。前作の登場人物に比べて今作のキャラクターに魅力がないのが残念。

お金は相当使ってる感はあるし、相変わらずユーモア、皮肉はたっぷり。ジョブズをい
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アイアン・スカイ(2012年製作の映画)

3.0

設定はめちゃ面白そうだったんだけども?

ナチスが月の裏側に生息していた。
月から地球に攻めてくる。

この2行だけならわくわくするけど、
そんな簡単なことじゃない。

でも、まあ設定は。本当に面白い
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自由が丘で(2014年製作の映画)

3.2

ホンサンス映画。

難しいことなんて何もない、はずだったが、時系列をちょちょっとずらしてくるあたりに思わず「説明プリーズ!!」となるが、いらんいらん説明など。時系列がどうなっていようと、感じればよいの
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チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

3.5

あの淡々とした日常を切り取るホン・サンス監督のもとで長年プロデューサーをしてきた女性の初メガホン。

劇中の主人公は監督自身を投影されている模様。

映画の好みが異なる男女のやりとりが面白かったんだけ
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ダークレイン(2015年製作の映画)

2.0

これは…ある種、一部からは人気がありそうな作品だなぁ…。

怖いの見ようと思って見始めたら、怖いどころか笑えてしまって一周まわって怖すぎました。嘘(文脈)

スペイン語で見るべきだったのかもしれません
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カフカ「変身」(2019年製作の映画)

3.2

不条理だーーーっ

悲しい。ただ悲しい。
登場人物(家族)の描き方が新潮文庫かなんかで読んだ時の冷酷で無機質な印象そのままで、よかった。

原作が名作なだけに想像をこえなかったけど、ナレーション圧は致
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.0

ふるきよき香港映画を踏襲しているかのようなエンタメな韓国ノワール。

ソンソックの狂気っぷりが凄まじい。

悪役のバックボーンを極力排しているのがよろしい。あんなことやこんなことがあったから悪いのよー
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犯罪都市(2017年製作の映画)

3.8

無敵です。
勧善懲悪。
マ・ドンソク作品はこれでいい。規定路線?予定調和?いやいや、これでいい。

この作品、悪役のむごたらしさとかためらいのなさが、古きよき香港映画を思い出させてくれて、とってもよい
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グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.0

パニック映画。
無心でパニック映画を楽しもうと思ってこの作品を選んだのだけれど、ちょくちょくひっかかりを覚えて無心でいられなかった。


ご都合主義にならざるをえないのはわかるけど、本当の意味で都合が
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彷徨い(2023年製作の映画)

2.8

不穏な感じ、不穏な感じ、うんうん悪くない悪くない、という導入から前半部分までは期待が高まってた。何かありそうなサスペンススリラーって作り、そこまではよかった。

でもね、安っぽいのよ、全部。むしろそれ
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