りんごチャンさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

りんごチャン

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キャリー(1976年製作の映画)

3.4

キャリーのママ怖い。キャリーの形相怖い。アメリカの高校怖い。

ブライアンデパルマ監督の有名な作品ということで高期待。古風な香りが強すぎたかな。もっと「おぉ!」とか「ひゃー!」とか騒ぐつもりだった。冒
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コーラス(2004年製作の映画)

4.0

直後の清涼感。ジャケットもいい。

問題児と合唱の組み合わせと聞くと既にどういった物語か想像がつく。既視感に溢れてそうだけど全くそんなことは感じず、言いたい放題(ほぼハゲについて)やりたい放題(酒タバ
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霧の中のハリネズミ/霧につつまれたハリネズミ(1975年製作の映画)

3.6

ユーリー・ノルシュテインという映像作家の短編アニメーション。ロシア映画祭で選集が催されるとは有名な方なのですね。

ハリネズミくんが子グマくんに木苺のジャムを持って会いに行く物語。怖い思いをしたり不思
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

3.4

過去鑑賞。
テレビでたまたま再鑑賞。
丸ごと忘れてた。可もなく不可もなく。

ラストのアヒルと鴨のコインロッカー…なるほど。

過去のない男(2002年製作の映画)

4.0

いつものくすんだ感じの画、静かだけどクスリと笑える会話、無愛想だけどほっこりする登場人物…鑑賞3作目でカウリスマキ贔屓に。

これ観たら例え過去を無くしてもやって行けそうな気がする。「人生は後ろには進
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儀式(1971年製作の映画)

3.9

初大島渚。「戦メリ」すら未見。

タイトルがシンプル、あらためて何を言わんとするのかが受け取れる。それらの儀式はあくまでも儀式(形式)であり、何よりも重きを置いてきた事により歪が生じていく様は奇妙奇天
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罪と罰(1983年製作の映画)

3.6

ドストエフスキー/罪と罰のカウリスマキ版。高校の時授業でやったなぁ。微塵も覚えてないけど。

サブタイトルのラスコーリニコフとは何ぞやと調べると原作の主人公の名前。舞台も原作サンクトペテルブルク(行き
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.0

異色。

フォロワーさんのレビューをいくつか読ませていただいていたのに予想を大きく外し感情が四方八方へ~

物語のベースは小さい頃よく読んだあの童話ですね。舞台はストリップクラブなので童話とは全く違
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恋愛小説家(1997年製作の映画)

3.2

共感できたり面白いところもあったけど、あまりハマれず。ジャックニコルソンはさすが、アッパレ。あのクセの強さに女は今後も苦しめられそう(出典:りんごチャン経験値辞典)

タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

3.7

古っ。長っ。でも有名なので観てみたら虜に。

超高層ビルでの火災。違法建築のニオイもプンプン。長いし寝落ちを覚悟してたけれど、序盤に人物紹介的な小話がササっと済むと早くも異常が発生して後はひたすら救出
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.0

マッチ売りの少女的な物語を思い描いてた…しかもどう見ても少女ではない主人公…

マッチ工場で働く冴えない女イリスが冴えない尽くしの生活から逃げるように夜な夜な出会いの場へ足を運ぶ。そんな彼女は冴えない
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ぼくを葬る(おくる)(2005年製作の映画)

3.7

タイトルの通り主人公ロマンの命が終わるまでの物語。カメラマンのロマンは序盤で深刻な病の宣告を受けた帰りにポケットからデジカメを取り出し今そこにある景色を切り撮る。ラストまで何度か登場するこのデジカメシ>>続きを読む

つぐない(2007年製作の映画)

3.7

こういう償い方もあるんだ…

1930年代イングランド。アッパークラスの家柄のブライオニーは小説家を夢見る少女。その姉セシーリアと使用人ロビーは違う身分でありながらお互いが惹かれあっている事を知り情事
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ゴッド・スピード・ユー! BLACK EMPEROR(1976年製作の映画)

3.4

小さな四角い画面と向き合う人ばかりの現在と比べると人間らしい若者たちの集まりに見えた。この年頃に反社会的逸脱行為が多くみられるのはいつの時代も同じ。内職しつつ悲嘆に暮れる母ちゃんが昭和を醸し出していて>>続きを読む

見えない恐怖(1971年製作の映画)

4.3

撮り方!恐怖ー!

お気に入りのリチャード・フライシャー。‘71年なので古めかしく感じるのは正直なところ。でもただならぬ恐怖へのいざない方は今でも新作映画として紹介してもおかしくないほど。

退院した
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パラサイト・イヴ(1996年製作の映画)

3.4

NHK「サイエンスzero」という番組。「寄生生物が世界を変える!」の回を観ていたら、たまたまこの映画が紹介された。カタツムリの触覚に寄生して意のままに操るロイコクロリディウムという寄生虫が存在するら>>続きを読む

テナント/恐怖を借りた男(1976年製作の映画)

4.2

支離滅裂変態世界。

トレルコフスキー(ロマンポランスキー)がパリで部屋を探している。もうすぐ空きそうだという投身自殺を図った女シモーヌの部屋を勧められる。家主の言葉通りシモーヌはその部屋に戻ることは
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坊やの人形(1983年製作の映画)

3.7

台湾巨匠傑作選2018

謎めかしいジャケットが気になりずっと観たかった作品。「坊やの人形」「シャオチの帽子」「りんごの味」の3部作から成る。なんか良かったな。

「坊やの人形」凄く良かった。‘60年
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ボヴァリー夫人(2014年製作の映画)

3.8

皆さまの評価が低くて期待は全くせずに挑んだら、あまりのお馬鹿ちゃんぶりに釘付け。

ポロロンポロロン…ピアノの静かな旋律に相反して、お花畑のような生活を求めるエマの大暴走。あんなつまらなさそうな修道院
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.0

敬遠してしまうおそれありのタイトル。恐る恐る観てみると、、、これが面白かった。

史上最強のドイツ暗号機エニグマの解読に成功したアラン・チューリング。戦時に暗号機なるものが活躍していたこともチューリン
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消された女(2016年製作の映画)

2.0

うーんイマイチ。
凝った映像作り意識してます臭がする割に物語がシンプルに面白くなかった。そこおかしいのでは?と思える箇所もチラホラ…

パロアルト・ストーリー(2013年製作の映画)

4.0

合わなくて途中放棄したソフィアコッポラの「ヴァージン・スーサイズ」を何となく思い出した。ティーンエイジャーの意味不明さとか身の置き所に悶える感じだとか…。

映像が画面に現れてすぐに「あっ、好きかも」
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美女と野獣(1946年製作の映画)

3.8

恥ずかしながらディズニー映画を観たことがない私。タイトルは知っていてもあらすじまではよく知らず時に驚かれるありさま。ちょうどスタチャンで無料放送(無料のばかり観てスミマセン)しておりレトロな雰囲気も気>>続きを読む

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

3.2

有名な作品ですね。評価も高いですね。感動するに決まってると構えてましたが、その時は訪れなかった。役にピッタリはまったトムハンクスはさすがだけど、感動臭が強過ぎて合わなかった…

彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

3.9

暑くて暑くてめげそうだったけど、どうしても観たくて神戸元町まで行ってきた。行って正解だった。

何この気持ち?もしかして好き?今の私にはもう存在しない清々しい青春映画。男女の幼なじみ+男子転校生という
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白いリボン(2009年製作の映画)

3.8

く…暗い。

第一次世界大戦のきっかけと言われるサラエボ事件より前の時代。一人の教師が体験したという奇妙な出来事を彼の語りとともに物語は進んで行く。一件目の事件から悪質でその後繰り返される事件に村人は
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少年と自転車(2011年製作の映画)

4.0

父親と離れて過酷な環境下に置かれた11歳のシリルは自転車の所在を明らかにするべく頑なな態度を取り続ける。自転車はきっかけだったに過ぎない。偶然得たサマンサの庇護と援助。いざ蓋を開けた時行き場を失った感>>続きを読む

(2000年製作の映画)

3.4

女は逃げる。また逃げる。

福田和子の事件がベース。整形はしないが。藤山直美の関西弁が耳馴染みよく演技に圧倒される。序盤の妹役・牧瀬里穂とのやり取りが姉妹なのに悲しすぎる。そこから始まる逃亡劇で出会う
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M★A★S★H マッシュ(1970年製作の映画)

3.6

ロバート・アルトマン監督作品は今作の前年に撮られた「雨に濡れた舗道」以来2作品目。趣は全く違うけれど今作も良かった。

朝鮮戦争時のアメリカ陸軍移動外科病院でのドタバタ群像劇。そういえば先日アメリカ海
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深夜食堂(2015年製作の映画)

3.9

ドラマ1部〜3部全部録画保存してるほど好き。劇場版もいいなぁ。今作も飾らない「めしや」で繰り広げられる人情物語が身にしみる。絶対の絶対にマスターがカッコいい。いや、小林薫は元々カッコいいのだ。こんなス>>続きを読む

ミクロの決死圏(1966年製作の映画)

4.0

シュール。大好きな系統と思ったらあの「ソイレントグリーン」と同じ監督と知り感動。

古くて有名な作品だけど初見。‘66年でこのクオリティはお見事。ストーリーも分かりやすくてちゃんと一筋縄では行かないよ
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性の曼荼羅(2001年製作の映画)

3.9

こんな邦題のため男子中学生並みに観るタイミングを熟考(°_°)

曼荼羅図って荘厳で好きなんだけどこのジャケットは違和感だらけだし原題(輪廻)の方が観る人増えるかも。にしても内容は良かった。日本の千日
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ヘイフラワーとキルトシュー(2002年製作の映画)

3.6

もぉ〜何てカワイイの。ずっとニヤニヤ。

このラブリーなジャケットに釘付けになること数ヶ月…いつもステキな(時に変な)情報を提供してくださるフォロワーさんのオススメで観ました。我が実生活と乖離し過ぎて
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モーリス(1987年製作の映画)

4.5

美男祭り♡誰もが知っているヒューグラントもいいけどモーリス役のジェームズウィルビーとその髪に萌え。

今作が先だけれどまたもや「君の名前で僕を呼んで」を想起させるジェームズ・アイヴォリーの良作。

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スリーピー・ホロウ(1999年製作の映画)

3.0

ながら見で。
首がピョンピョン飛ぶ映画。
ジョニーデップがお若い。
やっぱりこっち系は合わない。

震える舌(1980年製作の映画)

3.9

怖いという漠然としたイメージだけでずっと観たいと思っていた作品。いざ観てみると幼い頃にテレビで観てトラウマになってしまった場面が登場したので恐らく再見と思われる。あれ以来破傷風という言葉を聞くと必ずセ>>続きを読む