何が何でもレースに出たいという熱過ぎる思い!
原チャリをパクるが如くポルシェを拝借する序盤の場面ではどんな犯罪映画かと…。途中ミシェルという美人さんと知り合ってもポルシェ!レース!で頭がいっぱいなと>>続きを読む
ずっしりと腰が据わった作品。寓喩としての天国と地獄。
主人公権藤(三船敏郎)が置かれている状況を固唾を呑んで見守るしかない前半。気になって仕方がない状況設定が上手い。更に上手いのは身代金の受け渡し。>>続きを読む
フィルム・ノワールの世界 第3弾にて。
死刑執行人の異名を持つナチス高官ハイドリヒが暗殺される。思想家の娘マーシャはゲシュタポの追跡から逃れる犯人のレジスタンスをひょんなことから匿ってしまう。是が非>>続きを読む
「ひまわり」「自転車泥棒」などのヴィットリオ・デ・シーカ。自分の中では胸締めつけられ系監督のイメージ。
個人的に子どもの描き方に長けている印象も。
格言のようなタイトルに襟を正して鑑賞。子どものいた>>続きを読む
「if…」の特典映像にて。こちらをメインにして欲しかった。
‘54年のモノクロ短編作品。教室のような所で幼児が家族ごっこしている場面が映し出される(赤ちゃん人形に釘付け!)。愛らしいその仕草に一気に>>続きを読む
ツタヤ発掘良品でジャケ選。
英国のパブリックスクールものに何かしらの不満は付きもの。いつもそう。でもこれ反発のやり方がケタ違い。テロに等しい。
全裸の猛獣ごっこ。校内を歩く全裸のオンナ…なぜそこ白>>続きを読む
誰かと思えば「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」のラッセ・ハルストレム監督。テイストが似ている。
田舎町で亡き父の代わりに一家を支える傍ら知的障害のある弟アーニーの面倒をみているギルバート。制限付きで窮>>続きを読む
地味だけどじんわり。
原題の意味でもある“幼なじみ”の男女。付き合ってはいるものの現状維持状態。進展を望む女と踏ん切りがつかず足踏み状態の男は次第にすれ違うように。過去の疑念も相乗し最後は想定外の方>>続きを読む
2019年初鑑賞はやっぱり70年代。
「すいませ〜ん。ご飯くださ〜い。」って四六時中言っていた近所の認知症のおばあちゃんを思い出した。森繁久彌扮する茂造おじいちゃんもご飯のことばかり。
子どもに戻>>続きを読む
思春期のテンプレ化した好奇心だけを追っているドキュメンタリーのような作品。好奇心なら聞こえがいい。チビっ子の場当たり的な背伸び大会を高みの見物として眺めるしかない。「それ、見てみろ」と。
アルコール>>続きを読む
普通に面白い。大好き70年代。
ある事件の現場に爆弾犯とレイプ犯が偶然居合わせ犯人を追い詰めていくストーリー。爆弾事件とレイプ事件の両事件をどうさばいていくのかが見もの。ラストがお見事!
レイプ犯>>続きを読む
久しぶりに体がゾワゾワして肩がコリコリに。そしてあの古臭さがたまらない!
タイトルにあるベルとは女子寮で鳴り響く電話のベル。この音がほんとに怖い。金属的な昔の電話の音だからか、鳴り始めるたびに反応し>>続きを読む
この読めない原題を翻訳にかけてみると、「クリスマスのための家」。
そう、いろんな家(家族)があって当然。勝手な解釈で特にヨーロッパは家族でほっかほかなクリスマスが当然と思いきや寒いし寂しい画…。祝わ>>続きを読む
女子あるある。永遠で不滅のテーマ。大人になった今でも大なり小なり見聞きする女の醜態。女が多い自分の職場も然り。
コミュニティが小さい子どもの世界。友だち関係のバランスが天秤みたいに不安定な状態を子役>>続きを読む
レビュー途中で送信してしまってました!見ていただいた方ごめんなさい!恥ずかしい…
10代の頃観て以来の再見。こんなに素晴らしい作品なのに記憶が完全抹消。
脚本が良く、登場人物の個性の塩梅もとても良>>続きを読む
実写版ロッタちゃん。絵本よりかわいい。
その昔NHKラジオの「お話でてこい」という子供向け番組で知ったロッタちゃん。その聞かん坊ぶりに魅了され絵本をゲット。日本の絵本のイメージとかけ離れた女の子のイ>>続きを読む
初ルイ・マル。
思春期男子の例えようのない感覚、有り余るエネルギー。女子(旧)の私にはよくわからないその気持ちをかつての同級生の男子は“なんかモヤモヤする”と表現して部活で中和させていた。
同じく>>続きを読む
「恐怖の報酬」のあと続けて鑑賞。こちらはお客さんたった5人…。
雰囲気は70年代、物語はしっかり現代なイメージ。
妙な3人の生活。2:1になる組み合わせがその時々の状況で変わる。女ふたりはまるで姉>>続きを読む
ワンカップ持ったおじさん達が溜まるボートピアを横切って劇場へ。いつも空いている劇場がほぼ満席!おじさん多し。前、右横、右斜め前のおじさんたちがユラユラ船漕ぎまくってる(なんで観に来た⁈)なかでの鑑賞。>>続きを読む
気だるい感じが好き。
ヴィム・ヴェンダースの初期作品。BGVとして流しっぱなしにしてもいいようなモノクロの素敵すぎる画と静かな音楽、成り行き任せの物語。さすがはロードムービーの王様。
ポラロイドカ>>続きを読む
かなり知られている作品。特にあの曲。
子どもの冒険に不純な動機はつきもの。だからこそ生まれる一体感、高揚感。それは刹那的に通り過ぎ何事もなかったかのように日常に埋もれる。
ふとした事で強烈に呼び起>>続きを読む
やっと。
“Mama,just killed a man“のa manはフレディ自身のセクシャリティのことだと以前小林克也が語っていた。その説で聴き入るとこみ上げてきた。
ストーリーとしてはかなり>>続きを読む
大波ではなくさざなみのように胸がザワザワする思い。とてもいい邦題。
夫婦の元にある知らせが届き45年間凪いでいた結婚生活に小さな波風が…。その小さな波風がいくつもいくつも現れやがてさざなみへと進化し>>続きを読む
1945年の作品にまず驚き。ドキュメンタリーのようなドイツ占領下の街の模様は、戦後の混乱の様子が描かれている「靴みがき」の街へと繋がっていくように見える。ある意味生々しい。
タイトル通り無防備都市宣>>続きを読む
ちょ、ちょっとー!なラスト…
寛容な男。生まれ変わろうとする男。疑心暗鬼な男。いずれにも共感できるがいずれも目に見えないがゆえに証明困難。犯罪の根源とは何か…不変のテーマですね。
能書きを並べがち>>続きを読む
圧巻のラストに震えた。
やっと鑑賞にこぎつけ心して観た。というのもこのSSによる蛮行は以前ドキュメンタリー番組で知り酷く衝撃を受けていた。ある少年の身に起きる狂気の出来事にその史実を重ねた本作品。少>>続きを読む
同じくアルトマン作品「マッシュ」の敏腕おふざけ外科医が今作では私立探偵フィリップ・マーロウに。このエリオット・グールドのいい加減さ、飄々ぶりに安楽な気分にさせられる。壁やテーブルでマッチを擦ってタバコ>>続きを読む
かつての人間の愚行をまた知ってしまった。今作を観なければ決して知る事はなかったサンドクリークの虐殺。ネイティブ・アメリカンは東アジアに住む私たちと同じ人種(モンゴロイド)なだけにとても他人事の事件とは>>続きを読む
薄気味悪い姉妹をベティ・デイヴィスとジョーン・クロフォードの犬猿の仲二大女優が演じることで有名な作品。
映画がサイレントからトーキーに移行する頃多くの俳優が淘汰される中あの美貌がジョーン・クロフォー>>続きを読む
掃除機のノズルを買いに行っただけなのに…それだけ買って早く帰るはずだったのに…劇場に寄ってしまった。
自分の知る限りではこれまでに無い斬新な構成にグイグイ。聞き慣れている音と見慣れている画面が矢継ぎ>>続きを読む
アルトマン作品にはどうしてエキセントリックで破壊力のある女がいつも登場するのだろう。今作は「キャリー」のシシー・スペイセク扮するピンキー、「シャイニング」のシェリー・デュヴァル扮するミリー、そして絵を>>続きを読む
傴僂=せむし。読めないし差別的用語にもなっていて今では意味を知らない方も多いのでは。原作はヴィクトル・ユーゴーの「ノートルダム・ド・パリ」。
いくつかある作品の中でいちばん観たかった‘39年版。ヒロ>>続きを読む
公開当時話題になりましたが、その内容からずっと手が出せなかった。若かった当時観ていたらきっと官能的な部分しか記憶に残っていなかったでしょうね。
何もかも知り尽くしたような余裕あるナレーションはジャン>>続きを読む
私も好きなモノ(+コト)をお気に入りのノートに羅列している。何の関連性も無いそれらのひとつひとつが私を形作っていると気づかされる。
主人公の男を形作っている好きなモノの物語がチーン♪とベルの音と共に>>続きを読む
ベット・ミドラーのあの曲だったのね。
11歳のあの日あの場所を共有していなかったら彼女たちの30年はどうなってたんだろう。運命という言葉を実感できる作品。
女友達あるあるであれほどの喧嘩と無視を乗>>続きを読む
そうそうナスターシャ・キンスキーはこれにも出てたわ。好きな女優だったけど今まで観るには至らなかった作品。
退屈なストーリーとの相乗効果で発色が良すぎるキラキラした映像は逆に安っぽい。フランシス・フォ>>続きを読む