Hondaカットさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

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スター・トレック BEYOND(2016年製作の映画)

3.7

75点。IMAX3D鑑賞。前2作は様々なアイデアやセンスあふれる良作。

まさかの脚本で、初見の人も楽しく、旧シリーズファンまで納得させた『スタートレック(2009)』。アクションとドラマをシームレス
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.3

86点。全く泣けない妻の死を受け入れていく…という話は表向き。その実、もっと普遍的に、自分がどうやって社会と、つまり人と、繋がっているのかを考えさせられる。『何者』が就職活動を通して描いていたように。>>続きを読む

何者(2016年製作の映画)

2.8

56点。原作未読。ネット時代の就職活動を描いて、そこでの倫理観を問うてるのは分かるし、面白い題材だと思う。ただ、ここに出てくるキャラクターも、そいつらの行動も、それを意地悪く観客に提示するお話も、個人>>続きを読む

GANTZ:O(2016年製作の映画)

3.8

77点。今更のGANTZだが大阪編のビジュアルが堪能できるならと観た。エロやグロが抑えめなのはしょうがないとはいえ実写ではできない位のグロ描写もできるし、スケール感、スピード感、などなど、なるほどGA>>続きを読む

BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント(2016年製作の映画)

3.8

76点。スピルバーグ監督のド直球ファンタジー。これってティム・バートンや、テリー・ギリアムが撮ったらもっと歪なややグロ&シニカルなビジュアル感あふれるものになると思う。でもスピルバーグはホントに子供向>>続きを読む

ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)

3.1

63点。シリーズは特にファンではないけど、アクション映画史における立ち位置は理解してるつもり。期待せずに観たけど下回るつまらなさ。2日経ったら話忘れてるくらい内容がない。3部作と同じことやってるだけだ>>続きを読む

SCOOP!(2016年製作の映画)

3.6

73点。大根監督は近作の『バクマン。』がとても良かったんで期待して鑑賞。エロやゲスい描写もちゃんとやってるのは好感が持てたし、分かりやすい話のスピード感も、ラストの展開のえ!そういうのやるんだ、ってい>>続きを読む

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.0

80点。貫禄の映画。力まず、押しつけず、実話ベースというのを最良の形でストーリーテリングしてみせるイーストウッドの手腕にひれ伏した。観ている間「この映画は本当は何を描こうとしているのだろう…?」とずっ>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

4.3

87点。原作未読。圧倒される映画の力!凄まじかった。役者陣の力も勿論だが、技量に差がある役者を集めて、全員が同じトーンで同じような実在感を持った芝居をしているのは監督の技量に他ならない。新人の男の子も>>続きを読む

ニュースの真相(2016年製作の映画)

3.7

75点。実話ベース。時の政権ブッシュJr.を糾弾していく報道に関する物語。実話ゆえのもどかしい展開が進むし、スカッとしたカタルシスが無いのも確か。

ただ、こういった映画が作られて公開されるのは凄い。
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.5

70点。超絶面白そうな設定で、めちゃくちゃアがる予告篇(むしろ上手過ぎ)で、な、なんだか…つまならないなーっていう本篇…。終始納得できないバランスの悪さだけは断じて褒められない。カット&ツギハギ&追加>>続きを読む

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.1

62点。いや全然悪くないんですよ。前作みてないと全く分からないとはいえ、まあハッタリかますドヤ感出しまくりテンポもいいし、観てられる。でもお話なんてあって無いようなモノ。観てる間ずっと「いま何のタメに>>続きを読む

ジャングル・ブック(2015年製作の映画)

3.2

64点。あ、完全にアニメをそのまま実写化したのね、という印象。英語しゃべる動物たちだけど、顔は普通に写実的な動物そのまんま。すっごいな。すごいけど、その違和感ったら無いな。

話はストレートだけど面白
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ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

2.9

59点。ポール・フェィグ作品は嫌いじゃないハズなんだけど、コレは…テンポが悪い。勿論オリジナルは大好きだし、そのおきまりの展開を期待してるのにいちいちギャグで間延びさせられる。シーンごとに停滞していた>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

4.3

87点。新海誠監督作品は、基本は、恥ずかしい…と思いながらも、たまに琴線がビンビン振れてしまう位にはファン。今回も似たような感じだが、過去最高峰に良かった。序盤20分は何よりも赤面する。でも後半の展開>>続きを読む

イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)

3.9

78点。巨匠によるポーランド映画。ある街での、17時〜17時11分の11分間の出来事を、10人〜15人くらいの視点から、時間もどったり、関係が繋がったりしながら、最後の一点に進んでいく。それが終始もの>>続きを読む

X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

4.0

80点。シリーズ全部観てる身としてはご褒美みたいな映画だった。全ての要素が繋がっていくパズルなのような脚本なのに、ちゃんと各キャラクターの成長譚や心の物語としてもグッとくる。あー彼がね、あーそれでああ>>続きを読む

ひな鳥の冒険(2016年製作の映画)

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『ファインディング・ドリー』同時上映短篇。5分で、台詞ゼロで、リアルめな鳥の造形なのに、ストーリーも感情表現も笑いも感動も盛り込まれ完璧!

短篇のため★は付けないが95点以上!

ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

4.0

81点。2D字幕にて。流石のピクサークオリティ。魚たちの大冒険活劇としては圧倒的に面白い。若干、おまいら魚介類のポテンシャル超えすぎ!と思うキャラクターたちも絶妙。

ただ(観てるとより楽しめるという
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ブルックリン(2015年製作の映画)

3.9

79点。少女が成長する物語としてはベーシックな語り口。だからこそ、実家を離れる人、未来に不安を持ちつつ前に進む人、何かを決断しなくてはいけない人、そんな人々に普遍的に響くのだろう。

アイルランドから
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.8

76点。鮫に襲われるひとりの女子映画。そんな見飽きた(よく企画通ったな)話を85分の尺でテンポ良く破綻なく魅せきる。ふつーにみて、ふつーに面白い良作。

低予算と言われてるけど、これでも『シン・ゴジラ
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

3.9

79点。主義主張が違うだけで弾圧された時代の映画人たちの実話。骨太な脚本家が時代の流れに呑まれず創作をしきっていた、とても胸熱な物語。

トランボ役のブライアン・クランストンがとても良かった。決して善
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.7

95点。日本人が作る、かつての日本映画に敬意を払った、でも完全に【いま】の日本人のための怪獣映画。観たことない新しいジャンルの映画を観てる!という興奮。まさか実写でこんなのやるなんて、、あまりの内容に>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.8

77点。ストレートな青春恋愛映画だが、ジョン・カーニー得意のオリジナル楽曲を織り交ぜ、80年代音楽で彩り、ロンドンやアメリカに憧れる時代背景と共に描く。そりゃあ良い映画に決まってます。体育館の妄想シー>>続きを読む

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.9

79点。ヒトラーが現代に来たらというコメディ映画の体裁をとっているが、思考実験映画として面白かった。なるほど、今の時代にこそヒトラーはマッチしてるように感じるし、いや、きっといつの時代だってヒトラーほ>>続きを読む

インデペンデンス・デイ:リサージェンス(2016年製作の映画)

3.7

75点。突っ込み・ど・こ・ろ!!でも制作側が分かってて気・に・し・な・い!!!という作りで最早好感が持てた。前作のファンなので、同じ人達が同じ役で出てくるだけでもう楽し〜!と満足。オマージュ、似た展開>>続きを読む

ダーク・プレイス(2015年製作の映画)

2.7

55点。原作未読。予告篇が見事w。2日経ったら話忘れてるような印象にのこらない映画。明らかに、その情報そこで出したら盛り上がらなくない?というサスペンス映画としては致命的な欠陥だらけ。まあそもそも、サ>>続きを読む

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.9

79点。ゲスな奴らの汚職事件という暗い実話を、いやぁ!いいね〜楽しいなぁ、と見れるエンターテイメントにふっていた。『グッド・フェローズ』や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を彷彿とさせる裏社会の成長>>続きを読む

10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

3.8

77点。どうせ『クローバーフィールド』は関係ないだろうと思って観に行ったので、まあまあ楽しめた。ただ、そのタイトル、秘密主義、宣伝方法、予告、それらが映画本篇以上に圧倒的に上手い。結果として肩すかしさ>>続きを読む

神様メール(2015年製作の映画)

3.3

67点。神様が嫌なおっさんで、その娘(主人公)が反抗して余命を人類に知らせる…とてもブラックなファンタジーコメディ映画。映像は綺麗だけど、皮肉に溢れ、物語展開の仕方とかは完全にご都合で進む(というより>>続きを読む

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.3

87点。人工知能という目新しくもないテーマだけど、非常に現代性をもたせた設定と、破綻のないCGと、アート&カルト映画っぽいトーンで魅せきる、ザ・SF映画。すっごい好み。

現状と地続きの話だし、それを
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マネーモンスター(2016年製作の映画)

3.7

75点。まんま予告篇どおりの映画。でも展開の早さ、惹きつける役者陣のキャラクター、決して飽きさせないように、シーンも、描き方も、目まぐるしく変わる。

設定もベタだし、画づくりに新しさも無い。周りのリ
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FAKE(2016年製作の映画)

4.3

87点。とても多層的な意味合いで、観ているこちらに語りかけてくる。こちらに委ねられる。こちらを試される。テレビの「ドキュメンタリー番組」のような、ある種の【情報】を提供しなくても良い「ドキュメンタリー>>続きを読む

サウスポー(2015年製作の映画)

3.4

68点。期待してなかったせいでまあまあ楽しめたけど、普通の話過ぎる。前半は結構いいじゃんーと観てたが、脚本の大きな間違いがあるせいで、後半が全く無味乾燥。

主に娘の話が中心なのであれば、どう考えても
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.9

79点。原作漫画既読。漫画だと、コメディタッチでもあるのでややマイルドだったのだが、これ、実写映画にすると予想通りにガッチガチな連続殺人鬼モノでした。

全く手抜きのない残虐表現、ジャニーズタレントと
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.8

77点。とにかく理由もなく喧嘩しまくる主人公。柳楽優弥の憑依してる圧倒的演技!こいつが渇いた音で人を殴りまくる、殴られまくる映画。とにかくパワーがある。多くを語らないけど、切り取る映像や音楽で、鬱憤や>>続きを読む