Hondaカットさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

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パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.8

77点。あー【そういう】話か!と、けっこうはやく理解したのもあって、個人的には楽しめた。期待したのと違うという人が多いのも分かる。アクションやサスペンスというより、人間や人生を問うてくる映画。

画的
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.9

79点。IMAX3D鑑賞。なんか居そうっつって行ったアメリカ軍が激おこぷんぷんなキングコングにフルボッコにされる、ようはそれだけな話。あとサミュエル・L・ジャンクソンがたまらん。

何と言っても監督の
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アシュラ(2016年製作の映画)

4.0

80点。いつもの凄惨な暴力韓国映画!クオリティは相変わらず上質で、ずっと、いいよーいいよーと思いながら観てた。マフィアが出てこないのに、ゲスい三者のやり合いがたまらない。みんな大好きファン・ジョンミン>>続きを読む

インナー・ワーキング(2016年製作の映画)

-

短編なので点数つけず。でもちょっとイマイチだった。アイデアはいいけど、そっから先のなるほどや観続けるテンションが続かない。綺麗にまとまってはいるけど。

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.7

75点。字幕版で観賞。相変わらずのDisney(Meets PIXER)クオリティ。今回はアイデンティティの話なので『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』的な、とてもストレートなミュージカルアニメ>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

4.6

93点。官能なのか変態なのかの判断が曖昧だが、予告編から感じる重厚文芸作品のテイストではなく、完全なエンターテイメント作品!と胸を張って言える。

妙な日本感(カタコト日本語で隠語を連発)と、変態おや
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チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話(2017年製作の映画)

3.3

67点。予告篇と、想像のまんま。きらきらしたスポ根広瀬すず&中条あやみを観に行ったのでそこに関しては良いが…、話の山谷が多すぎてとても長く感じるし、TVドラマ的で、映画的豊かさは無い。

ハリウッド映
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ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜(2017年製作の映画)

2.9

59点。神山監督はいくつかの傑作アニメを作っているのに、やっぱり映画だとダメなの!?という感じ。「日常と地続きのSF」が持ち味だと思うので、今作の「夢の中がSF」という設定は失敗だと思う。夢だと何が起>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.1

82点。若き天才、ナ・ホンジン監督作。前2作とも傑作なので、期待せずにはいられず、あえて予告をちゃんと観ずに行ったらぶったまげました。

最初は人を、次は現象を、そして宗教を、、、【信じるか信じないか
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トリプルX:再起動(2017年製作の映画)

3.5

70点。内容に突っ込む気もおきないアクションを愛でるだけの映画。全く意味のない【動きやアクションを優先されたための展開】とかをドヤ感で出される。お、、おう、としか言いようが無い。

ドニー・イェンに、
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.4

89点。結構オーソドックスで、良くも悪くも大作感が無いのは意外。手法も画作りも物語も(若干悪い意味で)トラディショナルと感じた。画面設計などの技術に関しては僕らがデビッド・フィンチャー病という重病にか>>続きを読む

ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.9

79点。楽しかった〜。コメディタッチの70年代探偵バディもの。間抜けなライアン・ゴスリングと、怖可愛いラッセル・クロウ。もうこれだけで最高!意味ない暴力、マリファナ、ポルノ、ファンク、パーティ、ほぼ出>>続きを読む

虐殺器官(2015年製作の映画)

3.9

78点。原作はSF史に残る傑作だと思っている。薄まっているが、内容も、その雰囲気もかなり忠実。正直、アニメとしてのクオリティは劇場大作としてはギリギリなセンなのは否めない。ただ、その強固な物語は、多少>>続きを読む

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.9

78点。ドラン監督(まだ27歳!)長編6作目。もはやクオリティの高さは安定してるかもしれない。

今回も人物の顔のアップばかりの編集。ほぼ会話劇。「言ってること」と「思ってること」が違うのが人間だが、
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.6

73点。映画としての出来がどうというより、実話としてが怖い。劇中と思えないドキュメンタリーな出来事なので、どう観ていけばいいのか分からないくらい。JGLはちゃんとスノーデンに見えるのが巧い。

(オリ
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

3.7

74点。民衆の為に悪いやつと戦うならず者達、以上!深みなし。よくまあ今時「格好いい」だけで西部劇映画がいけると踏んだなぁ、という感じ。

でも各キャラがちゃんと個性的で見せ場も分かりやすく見応えはアリ
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

80点。原作未読。スコセッシ念願の企画とあって、撮影(アングル!カット割!)や編集、音に至るまで技術的に隙が無い。しかし、そもそもこの物語と企画自体が非常に危うい設定だと思う。

原作が、1966年に
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.8

76点。建築萌え・幾何学萌えにはたまらないCGの数々(予告編のアレ)をたっぷりと楽しめました。

現実世界と魔術世界、シリアスとユーモア、などのバランス感覚は抜かりなく良い具合。さすがマーベル、世界各
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.6

73点。几帳面な一匹狼殺し屋もの映画最新作!それだけで好物。キャラクター造形もなかなか良い。ただ…、殺し屋の物語としても(そもそも殺し屋でも掃除屋でもない)、闇の世界を股にかける会計士という特殊な職業>>続きを読む

バイオハザード:ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

2.7

55点。シリーズ最後まで付き合った自分を褒めたい。一応ざっと過去作見直したけど「1」以外は全く物語をちゃんと作ろうとしてないですよね。よくこれでGoするわと思う。「4」と「5」なんてほ・ん・と・う・に>>続きを読む

ミューズ・アカデミー(2015年製作の映画)

3.1

63点。名匠 ホセ・ルイス・ゲリンの新作。主人公は大学教授。そのミューズ論講義をドキュメントタッチで生徒たちと論考していき…。とにかく終始みんな男女論をしゃべりまくる。完全に「言葉と会話」の映画。話の>>続きを読む

牝猫たち(2016年製作の映画)

3.7

75点。日活ロマンポルノのリブートの今作はこれが1本目の鑑賞。オーソドックスな話だな…、そこまでエロくないな、という印象。(予算の割には)よく撮っているし、何より雰囲気も、主演の女優も素晴らしい。けど>>続きを読む

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

4.0

80点。ほぼリアルタイムの作戦を、最高の緊張感で描きあげる現代の戦争映画。ドローンやハイテクを駆使し、人間はあまり前線にいかなくても標的を殺害できるいま。とはいえ、やってる現場にいるのは人間たちである>>続きを読む

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

4.1

82点。好み!映画ファンのみに勧めます!相変わらずのレフン節です。

映画を作る際、語りたい事があったとして、それをストーリーや台詞ではなく、【どういう映像で表現するか】を突き詰めるのがレフン監督。そ
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.9

78点。全盲の最強変態おじいさんという発明。ベタな展開を最後まで楽しめるのは、(少ない登場人物とはいえ)色んな人に対してざまあ!と思う設定と展開。それがころころ変わる。上手いですね。

何より出てくる
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.8

(先入観を持ちたくない人は読まないで下さい)

SWだからいいな…と思う部分はたくさんある。アレがこうなるんだ…、このデザインがああなっていくんだ…、というディティールのワクワク。スターデストロイヤー
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海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

2.6

23点。原作未読。壮大な話のハズなのに中身がすっかすか。回想軸がメインなのか現在軸がメインなのか、どこを盛り上がりにしたいのか、ちゃんと描く気あるのか無いのかが終始分からない脚本。何を言いたい(主軸に>>続きを読む

聖の青春(2016年製作の映画)

3.4

68点。原作未読。天才棋士の実話。あまり知らない業界モノで、勝負モノ、難病モノで、ライバル友情モノ。そういったキャッチーさとは裏腹に、地味に、シンプルに、演技も演出もレベル高く丁寧に作っていたのは好感>>続きを読む

淵に立つ(2016年製作の映画)

4.4

88点。僕は常日頃から、人間の白黒つかないグレーな感情のグラディエーションを、言葉だけではない芝居や映像や音で見せられ、自分の何かに触れたとき、…映画を観てるなぁ!と思うのだけど、それでいうと最高峰だ>>続きを読む

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.5

70点。原作未読。山戸監督は若さと映画的センスが溢れる逸材。有名漫画原作で、このキャストで、よくちゃんと自分のフィールド内の映画を撮ったなと感心する。良くも悪くもインディーズっぽい感覚を堪能。

ただ
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.7

74点。基本的には、8割がた主人公たちが悪いんじゃ…そういう話。

あんなのも、こんなのも、映像で見せたい、というのばかりで本題が進まない。まあもちろん要素は楽しい。スピンオフ感満載。

…え!?五部
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エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(2015年製作の映画)

4.2

84点。80年代の大学の新学期前の3日間、野球バカたちがただただ下品に遊んでるだけの映画。本当にそれだけ。

なのに何でこんなに「時間」のかけがえの無さや切なさ、「その時」の優しさや輝きをフィルムに焼
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

点数が付けられない。というか、ぼく個人の好きとか嫌いとかを越える映画だと思う。

素晴らしかった。いつもと違う場所(骨とか)に染み込んでいった。

戦争というものよりも、人というものを考えさせられた。

ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016年製作の映画)

3.1

63点。前作良かったから期待しますよね。しかも社会派な中身あるアクション映画が撮れるエドワード・ズウィック監督。なのにまーありきたりな脚本のせいで、翌日には内容忘れる映画になってた。

前作はジャック
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デスノート Light up the NEW world(2016年製作の映画)

3.4

69点。原作ファン。前の映画版はまーふつー。今回は悪評立ちまくってる中観たので、楽しめる部分を探しに行ったのが功を奏した。

開始5秒からのナレーションが見せてる画とすでに矛盾してるとかはご愛嬌(キラ
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.9

79点。タイトルとインディー出身の監督という所から、勝手にもっとエネルギッシュでエモーショナルな映画かと思って観たら、すごく丁寧な作品だった。

フィルム撮影でもなく、全くもって機をてらった画作りもし
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