ハンコ課長さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ハンコ課長

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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.8

事前知識無しに鑑賞して、いい意味で想像を裏切られた。

タイトルからしてワイルダーの『検察側の証人』みたいに、"実は事件の真相はこうでした"みたいなスカッとする法廷劇を予想してたんだけど、だいぶ違った
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

4.2

いやー、面白かった!
ミステリーとしてまず最初にキチンと謎を提示しつつそれを丁寧に紐解いて行く過程がボリュームたっぷりと描かれている。

流浪の親子の悲哀の様子は『砂の器』を想起させるものがあった。特
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

3.2

砦に火気厳禁ブツを無造作に置いておくのは止めようね。という警鐘を鳴らす映画。

冒頭の戦闘シーンで、人間側の蹂躙を描くかと思いきやイキナリの猿たち大活躍で引き込まれた。

シリアスなんだけど、動物園の
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火車 HELPLESS(2012年製作の映画)

3.0

原作は随分昔に読んで細かいところは忘れていましたが、思い出しながら映画見ました。

まずキーとなるヒロイン役の女優さんがどうもイメージに合わなく違和感が拭えない。
それに比べて獣医助手が美人過ぎて存在
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.0

今まであまり観たことが無いような不思議なテイストの映画だった。

オカルトなのにミステリー要素もあり、伏線も重要な手がかりとなっている。
ジャンルとしてはホラーなんだろうけど、ゾンビもどきが出てくると
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

2.0

ひでーストーリーだった!

とりあえずヘンテコメンバー集めて、これで特攻野郎Aチームみたいに活躍するんかと思ったら拍子抜け。

何よりドーバー海峡渡る描写カットかよ!
どうやって船乗ったんや。

塹壕
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

5.0

いやー、面白かった〜!
ハリウッドらしいドラマあり、バトルありの金掛けて作った価値のある映画でした。

ロシア近海でロシアとアメリカの潜水艦が沈み、近くにいた米海軍の潜水艦が救出と調査に向かう。
一方
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ミレニアム2 火と戯れる女(2009年製作の映画)

2.8

1作目よりインパクトは弱くなったかなー。

でも少しずつ謎が解けて行くのは上手い。
登場人物が007を引き合いに出したりしてたけど、あのどデカイ殺し屋が1番007っぽい。

最終的な感想としては、犯人
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

すんごい話題になっていたのでワクワクしながら鑑賞!

なんやこれ、オチよめるし「ラヂヲの時間」のほうが面白いやん。
期待し過ぎたのもあるけど、ガッカリしてしまった…

プロデューサー役の濃いイケメンと
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鬼戦車T-34(1964年製作の映画)

2.5

想像してたより牧歌的な雰囲気で、楽しめた。

ソ連軍の捕虜がドイツ軍の新兵器の演習として、的代わりに T-34に乗せられている絶望的な状況。
ある日1台の戦車が演習場から脱出する。

しかし弾薬を積ん
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.1

みなさんおっしゃる通り、ツッコミ所の総合商社です!

あらゆる角度から大小様々なツッコミをすることが出来ます。可能ならバイキングの小峠さんあたりに、音声解説をお願いしてBlu-ray特典などにすれば売
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.6

前回とは監督とカメラマンが代わったので心配していましたが、充分楽しめました。

相変わらず絶望的な治安のメキシコとそれをなんとか押さえようと目論む仕事人の駆け引き。

警察もウカウカ信用出来ない状況で
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.8

ハリウッドらしいアクション大作!

事前に仕入れた情報がポスターだったので、もっと陰鬱でシリアスな作品を想像していただけに、結構クスッと笑えたので驚きました。

でもこの手の作品を観るとどうしても名作
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.4

緊急コールセンターのワンシチュエーションのみで完結する凄い映画。それを飽きさせず最後まで魅せる演出は見事でした!

同じようなシチュエーションでまず思い浮かぶ映画は「コール 緊急通報司令室」だけど、あ
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

3.5

実は地雷を撤去するシーンのヒリヒリ感に耐えられず、3度目にしてやっと最後まで鑑賞できた。

大人の起こした戦争に振り回される少年たちの悲哀がとても良く描かれていた。

ナチの後始末として浜辺の地雷撤去
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第27囚人戦車隊(1986年製作の映画)

2.0

敗戦したドイツ軍の物語だから、悲壮感漂う物語だと思ってたら全然違ってた。

ストーリーゆるいなぁ。娼館に行くところとか必要なんか?

たまに死人がでて悲しさを出そうとしてるけど、いかんせんダメだった。
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いぬやしき(2018年製作の映画)

2.8

出来の良いアニメ版を見た上での鑑賞なので少し厳しく見てしまったが、
佐藤監督らしいしっかりとした出来だった。
CGもかなり頑張ってるし、ドラマも良く描けていた。

でもまたまた邦画にありがちなミスでク
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

面白かった。

生真面目なナレーションやストップモーションやらクドいギターのBGMやら”仁義なき戦い”を匂わせるテイストを交えつつ、しっかりとストーリーが組み立てられていて最後まで飽きなかった。

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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

2.8

ついに完結。
ってこじんまりとまとまりましたね。

しかし途中の組織のいざこざっぷりは上手いなぁ。私利私欲まみれの仁義なきバトル。タヌキにキツネに昔話の意地悪ジーさんたちの化かしあい。

昔懐かしいソ
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.0

西宮かわいいよ、西宮。

2時間ただ西宮さんを眺めるだけの映画。
西宮さんが傷つくたびに、悔しい思いをして、西宮さんが喜ぶたびに良かったねと胸を撫で下ろす。

マンガ既読の上で鑑賞したけど、マンガでも
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

2.0

ガッカリなんてもんじゃない。

あの傑作『アンブレイカブル』の続編ということで、期待値MAXで鑑賞したけど、結果は散々…
まぁ、ここ10年くらいのシャマランの低迷っぷりから予想は出来たが、自ら作り上げ
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スプリット(2017年製作の映画)

3.5

低予算だけど、良く出来た映画でした。


冒頭に女の子3人が駐車場でいとも簡単に誘拐されてしまう。地下の部屋に3人を監禁するが、犯人は多重人格だった。

犯人が通う精神科医が色々ヒントを提示してくれて
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.5

僕はクィーンファンなので楽しめた!

まさにクィーンの良質なミュージック・ビデオをメドレーで見ている感じ。
最後のライブエイドの映像は観客席の何万というファンとともに湧き上がる高揚に浸ることができた。
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.2

ホッコリするいい話だった。

主人公が終始ノンビリした性格なので、物語もたんたんと進む。
嫁に行くというのが、前半の大エピソード。そして後半は戦争が大きな影を落とす。

旦那が良い人で良かったねと心か
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.3

しびれる面白さだった。

目的のためなら手段を選ばない鉄の女が主人公。
信念の力といわれるが、異常なまでの“仕事中毒”にもうつる。
寝るのも食べるのもおざなりにして、全てを仕事に注ぎ込む。

だけど男
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

2.7

予備知識ゼロの状態で、ポスターのビジュアルだけ知っていたので、本編を見て驚いた。

てっきりビルの群立する都会でスパイダーマンのように悪いヤツらをバッタバッタとなぎ倒すと思っていたら、まさかのジャパリ
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デトロイト(2017年製作の映画)

3.0

またしてもキャサリン・ビグロー特有の
スッキリしない映画だった。

映画のほとんどが“弱い者イジメ”のシーンで、見ていて決して心が晴れるものではない。

事実の映画化にしても誰が主人公かはっきりしない
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亜人(2017年製作の映画)

1.5

あちゃー、どっから突っ込んだらいいか分からないくらい酷かった。

事前に出来の良かったアニメシリーズ見ただけに余計に酷さが浮き彫りになる。

まず第1にキャスティングをミスりまくり。綾野剛は悪い役者じ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.8

A級の映画の雰囲気で引っ張っておいて、いきなり『中学生の僕が考えた陰謀論』みたいな世界観に転がり込む予測不能なジェットコースタームービー。

ハリウッドの懐の深さを感じる味わいでした。

ブラウン管テ
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火花(2017年製作の映画)

2.5

先に出来のいいドラマ版を見てしまったため、どうしてもそれと比べざるを得ないことになるのはしょうがない。

よくあるといえばそれまでだけど、頑張る若者が傷つきながら夢を見る話。
テレビでお笑い芸人を見る
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

3.7

アメリカ万歳を唱えながら悪いヤツをとっちめるという展開は同監督作の『キングダム』に通じるところがあった。

しかしマーク・ウォルバーグも一昔前のブルース・ウィリスのように
"ボヤきながらも事件解決して
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.6

公開当時に見て、当時から30年近く経った今もう一回見てみた。

これは何といってもレクター博士の映画ですね。
頭がすこぶる回るし、天才精神医学博士だし、ド変態だし。

政治家の娘が拉致されたことにより
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.8

アメリカ映画、異質シリーズ。
たまにこういう見慣れないトーンのモノが生み出されるから凄い。

とにかく抑えた演出。カメラ素晴らしい。吹奏楽のチューニング中のような音や最新ヒップホップまで変幻自在な音楽
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.5

ホラー映画とはいえ、想像していたのとは違った要素があって色々と楽しめました。

カメラのルックが日本のテレビみたいに安っぽくて、ゾンビの演技が結構下手なのが多くて萎えたりもしたけど、構成と脚本がいいか
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.2

田舎街で起こった少女の殺人事件をめぐり、よそ者のFBIと地元のハンターが協力して捜査にあたる。

『ボーダー・ライン』の脚本が良かったので、期待して観たけど、それほどではなかった。

ただ銃撃戦は良か
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.5

ある一件の殺人事件を巡り、一見単純に思えた事件が複雑に絡み合う人間関係を浮き彫りにしていく。

個人的な感想としては、広瀬すずがキャスティングされている時点で何となく真相が読めてしまい、もう少し違った
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