ハンコ課長さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ハンコ課長

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劇場版 SHIROBAKO(2020年製作の映画)

3.8

TVアニメシリーズが好きだったので、その続編ということで楽しめた!

逆境に陥っていた武蔵野アニメーションがなんとか盛り返そうと頑張る物語。

金を稼ぐ手段としてアニメ業界に就いたけど、やっぱりお金じ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

すごい!良くこんな話を考えるもんだ!

冒頭どうしようもない底辺一家が金持ちの家にパラサイトしていく過程はとてもズル賢くて面白い。一人、また一人とあの手この手で詐欺師よろしく騙して行く様に、
「これは
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.2

良い映画だった。

ジャンルは何かと言われれば、“戦争映画”
としか答えられないが、それだけではない様々な要素を味わうことが出来る。

まず最初に、ワンカットで撮る意味というのを考えたとき、とても効果
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バイス(2018年製作の映画)

3.0

実在の政治家の半生を描いた映画。

いまいちどこに焦点を当てているのか、分かりにくく、悪人なのか善人なのか、劇中で彼も疑念に思った「理念」とは果たして何だったのか?彼は見出せたのだろうか?

自分とし
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.6

古き良きタイプのロードムービー。
男2人組みのバディ・ムービーでもある。

珍しいのは運転手の白人のほうが粗野で乱暴であり、ピアニストの黒人のほうが教養と品性があるところだろう。

定石通り最初はお互
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.5

油マシマシ、トッピング全部乗せカレー映画。

画面構成がとても色鮮やかで、まるでジャンプ漫画のように冒険したり、攻撃すると人が吹っ飛んだりするのが観ていて新鮮だった。

みなみに5.1チャンネル環境だ
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.0

チャーチルが主人公なので、どの時期を映画化するのかと思ったら、首相になってごく初期のダンケルク撤退までに焦点を当てていた。

歴史的なイメージでは、ナチに対して最初から徹底抗戦の構えな頑固ジジイな印象
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ボーイフレンド(1971年製作の映画)

4.8

ミュージカル映画最高峰!

僕にとっては『オズの魔法使い』と共にミュージカルのトップ作品。

分かりやすいストーリー。一度聴いただけでノレるキャッチーな楽曲。憎めない癖のある登場人物たち。CGなど使わ
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ギャングース(2018年製作の映画)

2.5

原作は既読で鑑賞。

主人公たち3人はハマってたし熱演だったと思う。
ラスボス戦がショボ過ぎる!
予算の問題もあるとは思うんだけど、タタキとくればどうしてもコチラは期待はしてしまう。

予算が無いので
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ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

3.2

脱走兵がたまたま拾った大尉の制服を盗んで、別人になりすます話。

物語の最初に大きな秘密が開示されて、観客たちは主人公と一緒にバレてしまうかもというハラハラを共有しながら話は進んでいく。

次から次へ
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.0

前作から右肩下がりの予感はしてたけど、やっぱりダメだった…

なぜって、脚本だ!脚本が雑過ぎる。
宿敵同士がニアミス何度もして決着付けないだとか、死んだヤツが生きてる風登場のオンパレードだとか、稚拙で
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劇場版 幼女戦記(2019年製作の映画)

3.8

アクション最高でした。

テレビシリーズは見た上での鑑賞なので世界観は問題なく理解できました。
その世界も限りなく独ソ戦なので、大好物の部類です。

とりあえずストーリーは置いておこう。置いて置くよ。
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僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.6

犬が主人公の映画。

まず最初に車に置き去りにされたところを少年の家族に救われるのだけど、それがなんとも良い。

犬はただ駆け回るうちに、人間たちには面倒くさいことがいろいろ起きたりして、それに巻き込
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

3.4

体制に屈することなく闘う人たちの物語。

冒頭に検事が出てきたので、コスタガブラスの『Z』のような硬派な政治モノかと思ったが、そこから様々な登場人物が出てきて、焦点を絞りきれず全体として弱くなってしま
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.0

良い映画だった。

ロードムービーであり、バディものであり、政治モノであり、監督の手腕には恐れ入る。

最初はとても軽いノリの映画で、セコくて文句ばかり言う主人公に嫌気がさすが、目の前で次々と起きる凄
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.1

重くズシンとくる映画。

ダイハードのごとくホテルを占拠されるが、犯人に見つかった人間から容赦なく殺されていく。
立ち向かっていくヒーローもおらず、ただひたすら息を潜めて隠れるだけしか出来ない。

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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.3

立身出世モノ。

うらぶれた生活をしていた落伍者が、心機一転自分の才能に気づいて成り上がっていく痛快下克上ストーリー。

事前に周りの感想をたくさん聞いていて、苦しいとか痛いとかそういう類のものだった
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

5.0

ありがとう、最高だった!

最初の村の戦闘で1発目ブッ放したときから、「これは当たりでは?」と思ったけど、最後までダレずに走りきりました。

そもそもアクションってハリウッド以外ロクでもないよね、って
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

1.7

うーん、怖がらせ方がコテコテで笑ってしまった。

80年代の映画だからその頃の映画技術を模しているのか、ローテクな部分がよく見られたけど、それにしても中途半端。
初代「キャリー」を彷彿とさせるバスルー
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

訳が分からなかったけど、面白かった!

何だこの感覚は!人に勧められる作品かというとそれも難しい。
とにかく脚本が無駄シーンだらけで、あっちいってこっちいって、だけど無駄なシーンが妙に面白くて、ブルー
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.0

王道だった!けど王道過ぎた…

踊るシーンとかはピカイチ素晴らしいけれども、もう少しストーリーに意外な展開を盛り込んで欲しかった。

ダークタワー(2017年製作の映画)

3.0

少年の冒険が世界を救う。
流行りの異世界転生モノにハリウッドも乗った!?訳は無いですが…

分かりやすい悪役がいて、少年に味方する頼れる正義の味方がいる正統派のストーリー。

ガンスリンガーが強すぎて
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.8

面白かった!

毎日乗る通勤電車の中で突然見知らぬ女性から訳の分からない指令を受ける主人公。
しかも断ると家族に危害を加えるとまで脅される。

元刑事の勘と行動力で、少しずつ手がかりを探っていくが、問
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

2.5

殴る映画。

ひたすら殴り合いをしていて、思い出したのが「ファイト・クラブ」。まさに「バージニアウルフなんて怖くない」ストリート版。
本能のまま、後先考えず相手を打ちのめす。

しかし菅田将暉演じる青
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

1.8

うげー、生理的に無理。

最初懐かしの「デリカテッセン」みたいなアパートから始まって、その時点で怪しい空気が流れたけど、クリーチャーが出てきた日にゃあ、ウゲーっだった!

画面に映る度にムリムリという
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.5

貧乏映画!
製作費がではなく、登場人物が。

普段あまり目にすることがないような映画なので、新鮮だった。

リリー・フランキー演じる主人公がとても魅力的。悪いことはするものの、可哀想な子供がいたらほっ
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.0

新しいメディアを使った映画の表現。

娘が突然失踪し、父親が必死に探す映画。

パソコン画面やニュース、監視カメラなど映画のためのカメラは置かない縛りで物語は進行していく。
だからといって無機質なトー
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さよならの朝に約束の花をかざろう(2018年製作の映画)

4.0

親子愛!

ごめんマリー、オリジナルは駄目だと決めつけてたけど、今回は面白かったです!

母親はどこまでも息子を愛し、子供は母を守ると決意する。

冒頭の沢城さんの予言めいた発言を主人公がなぞるように
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

3.5

女子高生同士の友情が丁寧に描かれた物語。

多分この子達も10年後にはきっと思い出すこともないだろう毎日の感情の揺れ動きが愛おしい。

誰とでも仲良く出来る子が周囲に馴染めない子に話しかけたことがキッ
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

4.0

原作は既読でとても好きです。

とにかく主人公のキャラが突き抜けてる!建前とかおべんちゃらとか一切考えず、自分の思ったことだけを躊躇なく貫き通す生き様は憧れるし尊敬できる。
でもその尊大さは小説の天才
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.8

何てったってこのポスターカッコいい!
ふてぶてしくマタ開いて座るその姿に、この映画を見る前から只ならぬ貫禄を感じた。

物語は作中でもでてきたロッキーのように貧弱が夢を抱いて這い上がっていく姿を描いて
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ガールズ&パンツァー 最終章 第2話(2019年製作の映画)

4.2

ありがとう!お腹いっぱいです。

戦闘シーン、エクセレント!映画館まで見に行った価値あり。
フランスチームに仕掛けた小賢しい手も面白かったし、前回までの戦いを(実時間的に)引っ張られるだけ引っ張られた
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

3.5

世界よ、コレがフランス映画だ!

フランス人がフランスでしか作れないオサレ満載。家の壁の色使いからドアから、そして服から抜け目なくポップ。

登場人物のアタマには脳みその代わりにマカロンが詰め込まれて
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