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観ていて吐きそうになりました。大傑作です。
同じような感覚を味わったのが『猿楽町で会いましょう』(2021)という作品。あれは作内の痛さや痛みに自分も思い当たる節がありすぎて、過去を抉られ、心の奥底>>続きを読む
やり方次第ではミステリーと感動を高いレベルで両立した凄い傑作になったのでは…というのが正直な感想。
法を扱う映画としてのわかりやすさと整合性兼ね備え、二転三転の展開も効いていて真相を探る部分は本当に>>続きを読む
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テラスにて繰り広げられる会話劇。面白かった😂二回目の方がさらに面白い😂😂
山内監督の『友だちのパパが好き』でも共演していた石橋けいと平岩紙がここでも共演。白い二の腕が魅力的だ、と下心を隠そうともしな>>続きを読む
前半40分くらいは面白かった。というか、トイレに立とうと一時停止したらシークバーであと1時間30分って出ていて、こんなに濃厚だったのにまだ半分も経ってないんだと驚いた。この人が犯人であってほしくない─>>続きを読む
様々な出来事が連続性のない刹那的なものとして描かれる一方、お茶に通うことだけが一貫して続いていく。典子はお茶の教室で過ごす時間を通して豊かな感性を育んでいくという話なのだと思う。
とはいえ、原作がエ>>続きを読む
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"75歳になると自らの生死を選択できる権利"の是非について描かれていた『PLAN75』と同様、人を二分し、"じゃない"人たちを除外するのは本当に間違っているのでしょうかと問いかけてくる映画。『PLAN>>続きを読む
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『まともじゃないのは君も一緒』と『婚前特急』が本当に大好きで、公開を楽しみにしていた作品。ですが、この2作品で紡がれるマシンガン的な会話劇のイメージを勝手に植えつけすぎたのかもしれない。
😂←こんな感>>続きを読む
『こいびとのみつけかた』公開に際して再鑑賞。一年前に観た時よりも楽しく感じた。
軽妙な、と表現するにはいささか喧嘩腰な掛け合いは見事で、自分はやっぱり前田監督と高田さん脚本の、撃ち合いのような会話劇>>続きを読む
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『アフタースクール』や『鍵泥棒のメソッド』を観てから、ずっと観たかった映画。快感でした!
パズルのピースがぱちんぱちんと嵌まっていくような内田けんじ監督作品。その原点ともいうべく映画とあって期待値高>>続きを読む
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関東大震災が起こった時に「井戸に毒を入れた」などの流言があり、その結果何が起こったのかは、私も昔社会の授業で習いました。
ただ、この事件について知ったのは映画が初めて。史実をもとにしたフィクションであ>>続きを読む
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何が言いたいのかよくわからない映画でした…。
結婚っていうのは契約を結んでいるわけですが、それに背いて愛を振り撒くとか言うあさこは、結局その契約に甘えているようにしか見えない。「愛が私とオサムくんだけ>>続きを読む
『友だちのパパが好き』(2015)とは私にとってベスト10に入る偏愛映画なのですが、それを撮った山内ケンジ監督の長編監督デビュー作が『ミツコ感覚』。変態と純愛が交差する大傑作だった友パパに劣らず、期待>>続きを読む
(映画製作段階の原作進捗状況もあいまって)後半はオリジナルの展開があって面白かった。トモダチゲームの面白いところって登場人物が会心のゲス顔をかますところだと思うんですけど、今回で言うと四部のそれに味が>>続きを読む
原作が好きなので鑑賞。ドラマ版は未視聴。
原作やアニメで得たイメージとのすり合わせをしながら見ていましたが、再現性という意味では好印象でした。まず友一を吉沢亮にしたのがハマっているし、山田裕貴も美笠>>続きを読む
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抱いていた印象とだいぶ異なる映画だった。「夢か幻か現実か──」と謳われているとおり、夢うつつや生死の狭間を「これはどっちなんだろう?」と思いを巡らせる余地は十分与えられている。公式でも"考察型体験ホラ>>続きを読む
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親の不倫による加害性は前提としてあるけど、この映画はその傷に伴う痛みの連鎖がきつかった。端的に言えば苦手な部類の作品。
勝手にすれば?と一線を画していればいいものを、登場人物たちは放置っていう言葉を>>続きを読む
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和歌山の田辺を舞台にしたひと夏の青春作品。素晴らしかったです!
好きだったのは男の子たちの友情物語と温度感。特に堀田くんの周囲との距離の縮め方が抜群。「亮・学・小杉と堀田」という3対1の構図から、学>>続きを読む
最終章。
「ともだち」の正体が明かされ、物語は収束するものの、謎の解き明かしにはあんまり乗り切れませんでした。「ともだち」の復活祭前後から飽きてくるんですよね…笑
カリスマ性が一気に薄れるというか。>>続きを読む
「血の大みそか」が過去史とされ、時は流れて2015年。新宿のマフィア抗争やともだちランド、さらには「ともだち」ならびに友民党が実権を握った後の世界が描かれ、物語の主眼とスケールが広がっていく。地球防衛>>続きを読む
久しぶりに観ました。
思い入れの深い作品なんですが第1章がやっぱり一番好き。ケーンヂくん、あーそーびーまーーしょ。
ここからは、ほとんど全部くだらない思い出話です☝️
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みのりは可愛い、顔が良い──と他者から自動的に認定され、自分の置き位置を定められる見方を当たり前のようにされる主人公の話。常に評価目線にさらされているのが印象的で、彼女の周囲は無自覚な搾取や判定を繰り>>続きを読む
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久しぶりの映画館鑑賞。面白かったです!期待していったけどそれ以上に、本当に面白かった!
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数十回にもわたって繰り返される2分のターン。そもそも「ターン」>>続きを読む
「事実は小説よりも奇なり」を地でいく作品だと思いますが、フィクションと現実の境目が曖昧で私の頭では難しかった…🤦
再度見直せばその境目ももっとわかってくるんでしょう。でももう一回観ようとはならなかっ>>続きを読む
45分の映画だからという理由で気軽に鑑賞しましたが、とても素敵な作品でした。3回観直した。大好き。外連味の一切ない綺麗な直球物語でした。
映画の3分の1くらいの段階で、恐らく物語の展開は想像できるは>>続きを読む
2009年。R-15指定。
1979年に既に映画化されており、実相寺昭雄の小説が原作とのこと。
残り30分くらいから一気に夫(宮川一朗太)の状況が動き、結構面白くなった。哀しさを感じさせるラストと、>>続きを読む
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物語の核としては『さよなら渓谷』を彷彿させるような関係性だった。敵意と挑発と嫌味がほとばしる小夜(萩原みのり)の言い回しと、何を話しても常に笑っていない目が夢に出てきそうなレベルで印象に残る。なるべく>>続きを読む
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元ネタは2ちゃんねるに投稿された都市伝説とのこと。またカメラを回す撮影者でないにも関わらず、視点が自分の目の高さにあるのはゲームっぽいなと思ってたら、そういうプレイヤー視点のシューティングゲームを「F>>続きを読む
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ラストシーンはポジティブに受け取った。けど、全体的に「人はこれだけ多様な加害性を持っているんだよ」と言われているような映画だった。その無意識的な加害性を自分が有していることを思うと、他者と関わること自>>続きを読む
「絶望を笑え」とのキャッチコピーがついていた。結論から言うと「絶望」の部分があまりにもピンと来なかった感じ。逆に言うと、私自身がこういう絶望や逆風にさらされていないということでもあり、変な言い方になる>>続きを読む
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最高の青春群像劇でした。最愛と言った方が適切かもしれない。
『14歳の栞』というドキュメンタリー映画を観て、2年6組35名のありのままの姿に感動したのは一昨年のこと。これほど一人一人の生徒と向き合っ>>続きを読む
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「えっまだ観てないの?ナイキ好きなら観に行かないと!」
職場のスニーカー好きの間で話題になっていたのは先月のこと。結局行けなかったわと思ってたら、1ヶ月も経たないうちにアマプラにやってきてびっくりした>>続きを読む
凄く前向きでポジティブな映画でした。
正直鑑賞前は「U」が最後にぶっ壊されるんでしょと思ってたけど見当はずれでした笑
「U」の世界は色々怖いなと個人的には思った。でもこの作品から感じたのは、そのリス>>続きを読む
哀ちゃんとコナンくんの濃いストーリーはもちろん、差別や監視社会など実生活に絡んできそうな箇所もあり面白かった。劇場版コナンの中で過去イチで好きかもしれない。
劇場では見逃してたんですがアマプラで鑑賞。結果、黒鉄の魚影を見る前に観ておいて良かったです!
哀ちゃんやベルモットがいまどんな立ち位置なのかを確認できたし、アニメ初期からの灰原の振り返りもやってくれ>>続きを読む
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個人的には前作の方が好きでした。
ベイビーわるきゅーれは1も2も「緩と急」の対比が見どころだと思うんですが、本作品の「緩」の部分に乗れず。特に花束みたいな恋をした関連のくだりが結構しつこい。『花束〜』>>続きを読む
上質かつ繊細な映画でした。安っぽさとかマジでない。
まず目黒蓮さんと今田美桜さんがいいですよね。物語が進むにつれて、清霞さまの口元が緩む回数が多くなっていくところや美世が卑屈な自分から解放されていく>>続きを読む