何もかもが究極的さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

何もかもが究極的

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40男のバージンロード(2009年製作の映画)

3.7

男友達か、彼女のどちらに時間を割き
どちらの関係に重きを置けば良いのか?
という男子の悩みを題材にした話。
彼女が出来れば、男友達と疎遠になる
童貞の鉄板話を元に、その逆パターンを
描いているのは面白
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ウォー・ドッグス(2016年製作の映画)

3.3

武器商人を題材にした「ロードオブウォー」の焼き直し的作品だが、主人公が納品した武器で人が死ぬ描写はない。
ネットの普及で、口当たりの良い情報だけを咀嚼する現代人らしい作品。
武器売買をしている本人達も
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俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク(2013年製作の映画)

3.6

現代のFoxニュースに代表される過剰な受け狙い、視聴者に媚び過ぎたジャーナリズムを皮肉った作品。
ニュースだけではなく、映画や書籍にも言える事だが、自国を讃えるナショナリズム的コンテンツは、いつの時代
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俺たちニュースキャスター(2004年製作の映画)

3.5

「今から見ると昔のあの状況は滑稽だった」という事をコメディーにした映画。
服装や音楽をそういう視点で見た事はあるが、地方局のニュースに目を向けた着眼点は面白い。

偽りなき者(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まだ子供でいたい、誰かに甘えたい
そんな幼女の思いがマッツを村八分に追い込むという恐ろしい名作。
年齢を重ねるごとに、子供は自分中心で物事が回らない事を肌で感じ寂しさ覚える。
そこに優しいマッツが現れ
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.8

オチが妄想か現実かは、重要ではなく
何より狂った主人公を見て見ぬ振りをする
各々の快楽のみを求めるがあまり、他者に無関心になった社会が病的であり、サイコである。

それはアイズワイドシャット的で、
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ぼくのおじさん(2016年製作の映画)

2.0

キャラは魅力的だが、劇中で起こる出来事がその場凌ぎ感が酷く、コメディーではなくコントになっている。
タイトルに「吉本新喜劇」を加えれば、
良いと思う。

慈悲(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

覆面集団が、主人公の母親をどうしたいのか?が語れないまま進むので、序盤に登場する医療鞄で安楽死を連想してみてしまった。
その先入観が、本作の面白さだ。
実は医療鞄に入っていたのは回復薬で、
母親の家族
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今日、キミに会えたら(2011年製作の映画)

3.4

運命の恋は、現実にはどこまでの試練に耐えれられるか?というお話。
本作で、主人公2人が幸せなのは冒頭20分くらい。
その幸せだった思い出を引きずり、
あの快感をもう一度と
何とか一緒になろうと頑張るが
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危険なメソッド(2011年製作の映画)

3.3

誰かを支配しないと、人は生きていけないという狂った映画。マウンティングを題材にしていると考えると見やすいのか。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.0

人は孤独である事実を受け入れられず、
誰かに縋りたい、甘えたいという気持ちが偏り過ぎるとダークサイドに落ちる
という話だった。
これは子供が大人になる過程で、
甘えや他者依存から自立を余儀なくされる場
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MI5 消された機密ファイル(2011年製作の映画)

2.7

主人公が、娘が描いた「絶望」が表現された絵を見て、そのメンタルを案じる場面は面白い。
その他、演出の巧さを感じさせる場面はあるものの、ストーリーを盛り込み過ぎて、散漫になっており、まとまりを成していな
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ニック・オブ・タイム(1995年製作の映画)

3.2

ダイハードの二番煎じ感は否めないが、
カメラを傾けて撮影するなど、見る側に主人公と同じ、居心地悪さを感じさせるテクニックが駆使されており、その点は評価できる。

パーフェクト・ルーム(2014年製作の映画)

3.5

オリジナル版と同じ監督がハリウッドで再挑戦した本作。ストーリーの出来良いのでそこそこ楽しめるが、だからと言ってオリジナルの精巧なコピーにしなくても良かったのでは?と思えてしまう。
またオリジナル版には
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ジェーン・エア(2011年製作の映画)

3.8

野性味溢れるマイケル。その男性的魅力に惹かれるミア。ジュディ・デンチが劇中で「用心して」と言うように、見る側はミアに何か良からぬ事が起このでは?と落ち着かない。
男性が女性よりも、身体的にも社会的にも
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

2.9

繊細な演技ができないクリス、お得意の錯乱演技で頑張るジェニファー。美しいCGで頑張っても、本作のつまらなさはフォローできていない。
ただ一つ面白いのは、宇宙船内を綺麗に装飾するフォログラフや映像がうた
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誰よりも狙われた男(2014年製作の映画)

3.8

一歩ずつイスラム世界を侵食し、飼い殺そうとするフィリップ。悪い芽は一気に摘みとる主義のCIA。どちらも西洋世界を守ろうとしているが、主義主張が違う。

ロスト・イン・ザ・サン 偽りの絆(2016年製作の映画)

2.9

ジョシュは、最後まで息子に自分が父親である事を告白しない。言葉ではなく、行動で父親である事を示そうとする。
その背中で語る姿勢がカッコ良く、終盤の息子を体を張って守る所も良い。
最初は、クソ野朗だった
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

4.0

登場人物の素性が明確にわからないまま話が進む。それが「ないが起こるかわからないぞ!」と観客をワクワクさせる。世の中には色んな人間いる。その不安を、上手く面白さに変えている。

ハードエイト(1996年製作の映画)

4.0

ポールトーマスアンダーソンの監督第1作目。昔気質なフィリップベイカーホールの哀愁に心打たれる。若者の誤ちを正し、秘密は墓まで持っていく。それが古いかカッコ良いかは、監督の腕次第だね。

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ボロボロになるも、蒼井優を養い、ストーキングする阿部サダヲが可愛らしくて笑える。
それが、この暗い物語の唯一の救いだったが、彼の死でそれさえも奪われてしまう。
観客も蒼井優も甘える余地がなくなり、自立
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アフター・ウェディング(2006年製作の映画)

3.8

家族の為なら、どこまで人に無理強いできるのか?そこが見所でもある本作。一見身勝手に見える行動も、愛情表現の一つ知れば感動に繋がる。