ひたるさんの映画レビュー・感想・評価

ひたる

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真昼の暗黒(1956年製作の映画)

3.0

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日本最大の冤罪事件「八海事件」を扱った作品。人物名は実際とは異なるらしい。Blu-ray表紙のキャッチコピー「お母さん、まだ最高裁があるんだ!!」から始まる物語かと思ったら、まさかの最後のセリフで盛大>>続きを読む

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

3.5

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「十二人の怒れる男」が人生トップレベルに面白かったため、日本版パロディ作品のこちらも鑑賞。すっっっっっごいイライラさせられたけど面白かった。悔しい。

議論の様子は身に覚えがありすぎる。対立を善しとし
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

1.0

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「ながやまこはる」こと、藤本タツキが2022年で最も面白かったと発言していたため興味を持って観たが、驚くほど合わなかった。何が面白いのか分からない。ラスト30分まで耐えたが久々にリタイアしてしまった。>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

2.7

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ポスターの絶賛っぷりに惹かれたが、ハードルが上がりすぎた。やはり期待はしないほど楽しめる。何事にも高低差が必要だ。

しかし観終わった後に「そういや犯人の顔も被害者の顔も出てないんだよな」と驚いたのも
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

5.0

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激烈に面白かった。文句なしの星5。短めの映画ながら満足感が半端ない。90分間、部屋から一歩も出ないで議論しているだけなのに飽き性の私も終始画面に釘付けだった。鮮やかな推理と人間模様の色濃く出た会話劇で>>続きを読む

14歳の栞(2021年製作の映画)

4.7

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竹林亮監督の長編初監督作品。「MONDAYS」が最高に面白かったためずっと気になっていた。埼玉にある中学校の2年生のクラス35人に1年間密着したドキュメンタリー。名前をカタカナ表記するといった配慮はな>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.5

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原作未読。
面白かった。でも同時に、この面白さはプロット、つまり原作の魅力ではないかとも思った。映画ならではのカメラワークや音響、間の取り方でいうと、むしろあまり好みではなかった。原作小説を読みたい。
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変な家(2024年製作の映画)

1.4

原作未読の完全初見。
ただただ不快だった。
最初のガラスを引っ掻く音でもう無理。
佐藤二朗の勿体ぶった演技にイライラする。あの人は「勇者ヨシヒコ」といったコメディでこそ輝く俳優なのだと再認識した。
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劇場版 名探偵ホームズ デジタルリマスター版(1984年製作の映画)

3.5

名探偵ホームズは初めて触れた。
宮崎駿が演出を担当した前者2つは良かったが、彼が参加していない後者2つは面白くなかった。ホームズの狙ったものではない「滲み出るかっこよさ」が後者2つには決定的に欠けてい
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

2.5

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全てにおいて原作に忠実。だからこそ漫画の下位互換という印象。原作の宣伝としてはキャスティングの時点で十分だが、映画作品としての面白さでは100%の魅力を発揮した原作と比較してどうしても劣ってしまう。>>続きを読む

ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

3.2

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物語世界をのぞく時、物語世界もまたこちらをのぞいているのだ。

映画は完全な受動的媒体だが、本はどうだろう。書かれた文章を読む点では受動的だが、ページを自らの手で捲ることにより物語を進めていくという点
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紙の月(2014年製作の映画)

3.5

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ああ、素晴らしき転落人生。
観る地獄。
あー↑あー↓あー↑あー…って感じのジェットコースターだった。

自分に自信のない主婦が人の金ならどうなろうと痛くも痒くもない!と吹っ切れて豪遊する。
自由には代
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裏窓(1954年製作の映画)

1.0

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下世話な映画。アパートで暮らす探偵かぶれな主人公たちが窓越しに見える向かいの住人を殺人犯と決めつけ嗅ぎ回る。
1954年の作品であることを考慮すると現代と価値観が違って当然だが、それでも他人のプライベ
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千年女優(2001年製作の映画)

3.7

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最後の一言でがっかりした。
一途に想い続けるという行為が才能であり、多くの場合幻想なのは分かりきっていたが、主人公の千代子だけは違うと思いたかった。これは完全に好みの問題。永久にも耐えうる純情を見たい
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大怪獣ガメラ(1965年製作の映画)

2.0

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日高教授演じる船越英二を初めて観たが、生田斗真に顔立ちが似てると思った。

飛んでいくシーンは思わず、飛ぶんかーい!ってツッコんでしまった。パロディにされがちだから元ネタを知れてよかった。

最後は星
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ルパン三世 風魔一族の陰謀(1987年製作の映画)

3.0

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声優総入れ替えの実験作。
演技は悪くないが、どうしても違和感が拭えない。古川さん演じるルパンは軽すぎて締まらない印象を受けた。次元はとにかく渋い。ルパンの軽めの声質がより低音を引き立てて、軽口を叩き合
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.5

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アマプラで復活していて遂に観ることができた。

結末を知っていたことが悔やまれる名作。かいばしらさんの映画紹介をサムネに釣られて見てしまったのは大失敗。「全人類がオチ知ってるやつ」は嫌でも目に留まる。
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.5

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午前十時の映画祭にて。

フランク・ダラボン監督の作品は数年前に観た「グリーンマイル」以来2作目。どうやら彼の作品は肌に合わないらしい。人間の醜さが前面に出ていて後にどれほどのカタルシスがあったとして
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ミュウツーの逆襲 完全版(1998年製作の映画)

4.2

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アマプラにあるのは劇場公開版ではなく、冒頭にミュウツーの過去が加筆された完全版だったらしい。こちらを観れて本当によかった。

冒頭の過去回想が1番好き。科学者の亡き娘であるアイのクローン、アイツーが生
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

午前十時の映画祭。作品の前後に町山智浩さんの解説が付いている。この解説は、製作者である監督や脚本家の方々が軍部崩壊後にインタビューで応えたものを町山さんがまとめたものである。この解説がなければ作品を1>>続きを読む

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