凄惨な仕打ちを受けようとも、自らの信念に従い、ヒトラーに屈しなかった男性がいたなんて言葉で表しきれないほどに凄すぎる。ヒトラーへの忠誠心を表面上のみ取り繕い、ごまかすことだって幾らでもできたはずだけれ>>続きを読む
想い合っていても意図せず離れてしまった2人の気持ちは、推し測るのも億劫になるほどに辛く苦しかっただろうな。再会を果たした2人の姿を見て嬉しい気持ちはありながらも、数十年の月日は離ればなれの彼らにとって>>続きを読む
SFを映画館で観るのはいつぶりだろうっていうくらい久しぶり。スターウォーズぶりかな。
前作より数年空いたためか、ストーリー的に少し理解するのに時間がかかったけれど、砂漠に住みつくサンドワームのリアルさ>>続きを読む
ノーランお得意の物理学・科学の知識が、原爆が完成するまでの過程の中に綿密に盛り込まれていて、専ら文系の私には到底理解できなかったけれど、原爆製造に賭ける彼らの熱量と、そこまで駆り立てられる義務感にも似>>続きを読む
幼少期に過ごした大切な人との思い出や時間が、その人を失ったり、大人になったりしてはじめて、いかにかけがえのない日々だったのか、相手の自分への愛情が尊いものだったのかがわかるものなのかもしれない。
主演>>続きを読む
理不尽で恵まれない境遇に苦しむ人も、降りかかる苦難に打ちひしがれる者も、誰もが懸命に生きている社会において、互いに寄り添って生きていける人間の強さや優しさを感じた。シングルマザーならではの悩みや生き辛>>続きを読む
愛する“とは…愛される“とは何なのか。本当の意味で相手を想うことの大切さや難しさを謳った本作は、“愛“の根源に迫った哲学的メッセージを感じ、原作がおよそ8年前に出版されたとは思えないほどに、結婚の在り>>続きを読む
社会的マイノリティーの人や人知れず理不尽で壮絶な苦しみに耐えうる人にとって、世界はあまりにも残酷で生き辛すぎる。死にたいほどに苦しくても内に秘めた思いを曝け出したり声を上げたりすることがどんなに容易で>>続きを読む
ロバの“EO“には、どんな光景が映っているのだろうか。動物と自然への愛から生まれたという本作は、ロバの視点から人間社会を映し出していて、人の動物に対する酷い行いや扱い方、逆に、愛を感じる人の姿や振る舞>>続きを読む
人生の岐路に立ったときに選択した決断が果たして正しかったのかは誰にもわからない。自分が選んだ選択や進んだ道によって、自分は当然のこと、家族や周りの人にも影響を与えてしまうもの。それは、良い方にも悪い方>>続きを読む
親の介護や仕事、それに育児など、生きていく上で、切っても切れない要素に囲まれながら、なんとか生きていこうとする女性のとても人間味溢れる作品。日本がどうかは定かではないけれど、フランスにおける介護制度や>>続きを読む
山々の雄大な景色がとにかく美しく、息を呑むほどとはまさにこのこと。その荘厳で美しい山が舞台の2人の友情が描かれた本作は、彼らの自分を見つめる様子や人生と向き合う姿がとても印象的で、みている自分まで人生>>続きを読む
料理が繋ぐ人と人との絆。それに、国や言語を超えて紡がれる人の願い・希望。今なお世界各国で起こっている紛争や内戦による移民問題や貧困。何の罪もない人たちが、不自由なく生きていけるように、また、夢や希望が>>続きを読む
優しさや想いやりに国境や宗教は関係なく、国は境遇は違えど、互いに想いあえるということに改めて気づかされた。
ジェイク・ギレンホールが好きなので、チョイスしたけれど、唯一無二のやはり好きな役者さんだなと>>続きを読む
海に浮かぶ茜色の夕日や生い茂る常緑の木々など太平洋に浮かぶサモアの雄大な自然がとにかく美しい。そんな素敵な自然の景色をバックに綴られるヒューマンドラマは“愛“と“優しさ“で溢れていた。そこで暮らしてい>>続きを読む
言葉で表し切れないほどに溢れんばかりのたくさんの“愛“を感じられる作品。“認知症“という形で、一番身近な存在であるはずの“家族“が次第に思い出せなくなっていったとしても、生まれてから一緒に過ごした時間>>続きを読む
津軽塗りが繋ぐ“父と娘“。そして、離ればなれになりかけた家族の再生。
青森県弘前市を中心に300年受け継がれ続けているという日本の伝統工芸品でもある津軽塗りは、箸🥢や食器で目にすることが多かったけれ>>続きを読む
大切な人がひとりいてくれるだけで、人生が輝き世界の見え方は変わる。照らし出してくれたその人の存在がなくなったとしても、ともに過ごした時間は色褪せず、記憶の中で残り続ける。そんな“かけがえのない出逢い“>>続きを読む
年齢も境遇も超えた2人の深い絆に素直に感動。互いに傷を抱え悩み苦しみを背負いながらも、互いが互いの痛みを分かち合い欠点を補い合うかのような親子でも友人でもない絶妙な関係性が最高◎
“数学“や“数式“>>続きを読む
“誰かを想いやる心“の大切さを強く感じた。誰もが少なからず悩みや苦しみを抱えながら生きている。たとえ死にたいほどに辛くても、誰もに等しく夜がきて朝がくる。それでも、誰かの些細な優しさや気遣いで救われる>>続きを読む
純粋で無垢、誠実だからこそ一人で苦しみ声を上げて助けを求められず、周りからのプレッシャーや責任感に苛まれ自ら命を絶ってしまうのが、心からやるせなく苦しすぎる。
学歴社会と呼ばれる韓国社会の闇もまじま>>続きを読む
“喪失“を通して浮き彫りになる、人間が抱える嫉妬・自分勝手さや誰かに対して感じる憎悪が痛く苦しくもあり、それでいて、同時に誰かを想い合える人の優しさや互いの弱さを補え合える人のあたたかさを僅かながら感>>続きを読む
バイオリン🎻やトランペット🎺を基調とした弦楽器・金管楽器の軽やかな音色とメロディーに載せて紡がれる少し不器用な男女2人の愛と絆が、アイルランド🇮🇪の雄大な自然をバックに映し出されていて、彼らが緑でいっ>>続きを読む
互いに想い合っていても、それを打ち砕くような社会の不条理や過酷な運命。美しくもエンディングがとにかく切ない悲恋な物語だった。
いつの時代も、一生懸命に生きようとしている人がいる一方で悪事を企てようとし>>続きを読む
戦争映画ではあるけれど、戦闘シーンは一切なく、戦時中でも灯る人の優しさや側に誰かがいてくれることの大切さを謳ったジャン・ルノワール監督の傑作。
戦争ものでは、自国のために命を賭けるという愛国主義に着目>>続きを読む
“生“と“死“。血のつながり。夫婦の在り方etc…様々な要素が提起され組み込まれた本作は、生命の儚さや人の繋がりの大切さが、事故の被害者家族と加害者家族との交流を通して描かれており、人の優しさに触れる>>続きを読む
本人の望みとは裏腹に予期せずして離れてしまった兄弟の絆。再会を果たした彼らの絆が再び深まっていく様子に涙が溢れた。何が起こるか誰にもわからない世の中だからこそ、大切な人がいて、やりたいことができる日常>>続きを読む
老爺2人の熱い友情物語。趣味や性格、生まれ育った境遇や生い立ちも異なる彼らの絆が深まる様はみてて本当に心地いい。誰かと繋がること、新たな環境に飛び込むことは幾つになっても億劫になりがちで容易ではないけ>>続きを読む
世界を呑み込むほどの未曾有の大災害、それに世界を巻き込むほどの凄惨な戦争など、世の中には信じ難く理解しかねる事象が頻発していて…それでも、人の生き方や価値観さえ変えてしまうほどの思いがけない新たな出逢>>続きを読む
2018年、サッカーのワールドカップで日本🇯🇵がベルギー🇧🇪と激闘を繰り広げていた、その裏では、タイ🇹🇭の洞窟で大規模な遭難事故が起こっていた。そこでは、人知れず命懸けで救おうとし続けている人たちがい>>続きを読む
普遍的でありふれた日常の中にある小さな幸せやその人の人生をも変えうる一期一会のかけがえのない出逢いの尊さ、どんな人生でも肯定し愛おしいと思わせてくれる素敵な作品◎
暗いニュースが多く誰にいつ何が起こる>>続きを読む
冒頭からティモシーシャラメの華麗なダンス&澄んだ歌声が響き渡り、多幸感で胸がいっぱいになった。ストーリーラインも“真摯にひたむきに生きていれば幸せになれる“、“夢を持ち続けることの大切さ、希望を捨てな>>続きを読む
一生懸命に自分の人生を生きようとしているからこそ思い悩んだり、満たされない思いを抱えたりしてしまうものなのかもしれない。本作は、“デートセラピスト“という設定にはなっているが、実生活においても、何かに>>続きを読む
“殺人“の犯人を巡るミステリーなのだが、シリアスさはほぼ感じさせずコミカルに振り切っていたように感じた。その作風やポップで軽快な音楽、クセ強などこか憎めない愛すべきキャラクターが織りなす会話劇、現代に>>続きを読む
“過ち“と“赦し“がテーマの一作。人は誰しもその大きさに大小あれど誤ちを犯す生き物であり、世の中に蔓延る矛盾や不条理さなど大概のことは許せるけれども、凄惨な事件など決して許せないことも確かに存在してい>>続きを読む
しがない男性タクシー運転手と92歳の乗客女性の交流を描いた本作。波瀾万丈で様々なことを経験し老成した彼女から語られる言葉の一つ一つはどんな優秀な教師や敬虔な神父の教示よりもすっと胸に届いてくる。フェミ>>続きを読む