【ネットに飼いならされている僕たちと、世界(=頭の中)の危うさ/グランドフィナーレじゃなくて最終回ですから】
人新世なんて言葉があるが、人類を滅ぼすのは人類で、その前に人類の頭の中が崩壊してると思わ>>続きを読む
【黒柳徹子さんに会いたくて】
黒柳徹子さんのティーチイン登壇の上映会。
徹子さんは、初めて通しで観られたとのことだった。
誰もが知っている「トットちゃん」の映画化だけれども、人とはこうありたいも>>続きを読む
【約束は苦手】
「俺は約束をするのが苦手な性分なんだ」
映画「カサブランカ」ほどのインパクトはないけれども、映画の名セリフに加えても良い気がする。
典型的な香港ノワール作品で、先も読めてしまうが>>続きを読む
【色、戦争、色彩の無い未来】
沖縄・長崎と移り住んだ写真家・東松照明のモノクロの作品集をベースに物語は展開するが......、言わんとしていることは非常によく分かる気がすると同時に、少し盛り込み過ぎ>>続きを読む
【線引き】
様々に感情を揺さぶられると同時に様々に考えさせられる作品だと思う。
映画を観終わってから、数日間レビューを書くのが難しかった。
この映画「市子」を観て感じたのは、法律を含めた社会シス>>続きを読む
【ミスター・ビーンと小さいおじさん】
クリスマスと年末に向けたハッピーストーリーだと思う。
ところで、いきなり余談だけれども、ミスター・ビーンことローワン・アトキンソンは、ビーン当時とあまり変わっ>>続きを読む
【世界は素敵】
なんかこのゆる〜く流れる感じが好き。
そういえば、この映画を見る前日、日比谷の映画館でクレーマーらしきバカを目撃した。
(たぶん)パンフを買って、押印付きの領収書を要求したところ>>続きを読む
【思い出したこと】
「若い時に病気で亡くなった親友が、今でも時々出てきて、叱咤激励してくれたり、一緒に笑ったりしてくれるんだよ」
オカルト話じゃなくて、僕の大学の恩師の言葉だ。
恩師は「だから、>>続きを読む
【優しい人】
映画は素敵なものだ。
上野樹里さん主演の「スイングガールズ」や「のだめ」は大好きだけれども、実は、自分が東北出身ということもあってか、「朝顔」が本当に好きだ。泣かせるような回じゃな>>続きを読む
【日本にも残るナポレオンの痕跡】
ナポレオンは今でもフランスで人気の高い歴史上の人物だ。
当初はフランス革命の守護者たらんとしたことは確かだと思うし、市民革命の波及を恐れるイギリスが中心となった対>>続きを読む
【地衣類】
エンディング近くで、地衣類が会話の中に出てくる。
地衣類とは、菌類と藻類の共生体のことだが、植物でも生物でもないみたいな言われ方をすることもあるが、藻類の特徴も菌類の特徴も持ち合わせた>>続きを読む
【菜々緒さんの脚長っ!】
ある脳科学者が、イーロン・マスク氏も一種のサイコパスだと言っていたが、創造と破壊はセットみたいなところがあるし、取り敢えず、破壊の方を影響や落とし所を考えずにゴリゴリやるん>>続きを読む
【案外近くにいる武装組織】
最近、マレーシアを拠点にして、シンガポールにも進出し、その後、同じASEANのベトナムにもネットワークを広げる計画を持っている若くて小さな企業と仕事で話す機会があった。>>続きを読む
【囚人のジレンマ!?】
むむっ、これは囚人のジレンマを利用した新手の犯罪か!?。
今年の春頃にスイスの大手銀行クレディスイスが破綻しかけて、同じくスイスのUBSに買収されることになった。
きっか>>続きを読む
【リーガン再び】
最近ネットニュースで見かけたのだけれども、1974年公開の「エクソシスト」のリーガンのモデルとなった少年の脳には障害があったのだそうだ。
それが悪魔憑きのように思われた原因なのだろ>>続きを読む
【ぼくの従兄弟のお兄ちゃんはプラスチック製のヌンチャクを持っていた件】
既に何度か観ているのだけれども、何度観ても、冒頭のオープンフィンガーグローブでのマーシャルアーツの場面は、現代の格闘技ブーム>>続きを読む
【日本の歴史の幻想を切る】
北野武さん原作の「アナログ」が思いの外、僕には刺さらなかったので、この作品を観る前はどんなもんかいと思っていたが、この「首」は意表を突かれて面白かった。
歴史学者の話を>>続きを読む
【算数の教科書と最後の銃声】
戦争を美化せずに、ありのままの断面を伝えること。
ウクライナ戦争やガザ地区での戦闘が毎日のように報じられるようになって、戦争を手段とする人間の愚かさや醜さ、また、戦争>>続きを読む
【俯瞰して】
現代社会に対する皮肉を多分に含んだ作品だ。
壁の模様が人の顔に見えてしまうことはないだろうか。
これを心理学では「パレイドリア現象」と云うのだけれども、更に、そんなふうに見えていな>>続きを読む
【関西ヒエラルキー】
前に、”551”の東限は滋賀県の草津らしいよと言うと、草津出身の友人が嬉しそうに笑った。
僕は、たこ焼きにあまり興味はないし、お好み焼きは、Perfumeや綾瀬はるかちゃん出>>続きを読む
【ニューヨーク・グリル/スカーレット・ヨハンソンの②】
2004年のアカデミー賞で脚本賞を受賞した作品だ。
因みに、この年の作品賞は「ロード・オブ・ザ ・リング 王の帰還」で、もし、これがなければ作>>続きを読む
【「19(Q)84」から「1A84」へ/最後の人間】
前作「持続可能戦争」からの伏線に解を与えようとしているが、それは正確には”解”ではなく「たどり着くことの困難な解を考え続ける」ということだ。>>続きを読む
【苦悩するゴースト/戦争は平和・自由は屈従】
自由には様々なルールや制約があって、思考能力の劣った民族主義者や、凝り固まった思想家、原理主義の宗教家などにはかえって不自由なのかもしれない。
攻殻機>>続きを読む
【自由は不自由/スカーレット・ヨハンソンの①】
”君の人生なんだから自由に考えて良いんだ”なんて言われると、何をやっていいのか戸惑うことは多いかもしれない。
自由は結構不自由な気がする。
この映>>続きを読む
【えぇ話やなぁ】
「いしだくん、かっこえぇなぁ」という馬場ふみかさん演じるユリのゆるいセリフが好き。
抑揚のなさにユーモアも愛情も込められている感じだ。
感情の起伏の大きさだけが、人の気持ちを表>>続きを読む
【クレマ・カタラナ】
公開当時、アメリ現象とも言える社会現象のきっかけになった映画だ。
アメリのショートカットと豊かな表情が印象的で、アメリ・カットが流行ったように覚えている。
前に付き合っていた>>続きを読む
【ゲゲゲっ!】
予想外にシリアスで、横溝正史さんの犬神家の一族的なところもあったり、閉ざされた近代日本の社会の闇なども感じられる展開に驚いた。
水木しげるさんの反戦思想や、いびつな近代化への疑問な>>続きを読む
【変わらぬ女性蔑視】
序盤の不穏な感じから、どこかホッとする結末まで展開を読ませない感じに仕立ててあって面白かった。
特殊能力を身に着けたモナリザ・リーは精神的に不安定という設定だが、実は、現代社>>続きを読む
【アメリカの闇】
この作品を考えるとき、冒頭のケネディの演説はキーポイントだ。
うろ覚えで申し訳ないが「アメリカは自分たちのやり方を他国に押し付けようと思っていない」といった発言だ。
陰謀説が定>>続きを読む
【リアル/問題点のすり替え】
リアリティ(主人公の名前)は、それにしても、不用意だったと思う。ちょっと子供じみている。
だが、当時のコミー長官の解任や、ロシアの大統領選挙への介入や妨害問題、トラン>>続きを読む
【無題】
予想してなかった話の展開だった。
楽しみにしていた作品だったので、レビューを書くのが辛くなった。
ちょっとショックだったのだ。
ロイ・ハーグローヴは、僕たちと同時代のジャズ・トランペッタ>>続きを読む
【犬の生活】
ずいぶん誇張しているけれど、犬の生態はあんな感じだ。
あちこちでマーキングはするし、ついついマウンティング(こしを前後するやつ)も、ウンチだって「エエエーッ」みたいなところに転がって>>続きを読む
【正解のないシナリオ】
“卯の花腐し(くたし)”の”腐し”とは、腐った様を指しているのではなくて、腐る一歩手前の状態のことだ。
長雨で花が”くたくた”になってしまったような感じだ。
この映画「花腐>>続きを読む
【ただ、憎まないは、許すではないと思うこと】
憎まないと決めても、決してそこに葛藤は無くならないし、ずっと心が押しつぶされそうになるのに耐え続けてなくてはならない。
人間だから当たり前だが、葛藤を>>続きを読む
【なかなか】
音の大きさによってカウントダウンが早まる時限爆弾って……と、新たな発想だと思った。
それに、日本でもいかにもいそうなデカい声で話すだけではなく、何か言われるとすぐ感情を前面に出す女性>>続きを読む
【無題】
法廷娯楽ミステリーということだと思うが、この人物や背景の設定があって初めて面白くなったと感じる類の作品だと思う。
つまり、法廷劇としては、それほどやり取りに緊迫感があるわけではない。
そ>>続きを読む