ふきさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ドラキュリアII 鮮血の狩人(2003年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ドラキュリア三部作の二作目。
見事なドラキュラ像を提示したゴシックホラー作品の『ドラキュリア』から打って変わって、本作は大学生集団を主軸に据えたサイエンスホラー作品となっている。

が、正直なところ、
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ドラキュリア(2000年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ブラム・ストーカー氏の『吸血鬼ドラキュラ』を現代に相応しくアップデートした、ドラキュリア三部作の一作目。
現代に蘇ったドラキュラが、宿敵ヴァン・ヘルシングの血脈のものを始めとする人間と戦うゴシックホラ
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裸の銃を持つ男(1988年製作の映画)

4.0

ザッカー兄弟が監督脚本を手がける、ダーティ・ハリーシリーズやビバリーヒルズ・コップシリーズなどの刑事アクションをパロディ化した、警察サスペンスアクションコメディ作品。
……そんな盛らなくていいか、コメ
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ポーラー・エクスプレス(2004年製作の映画)

2.5

「サンタがプレゼントを配るには光より速く動かないといけない」という命題を、真っ向から解決した作品。
いや、ロバート・ゼメキス氏が監督している時点で、解決していると言えなくもないか。

……真面目な話、
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トレーニング デイ(2001年製作の映画)

5.0

若手麻薬捜査官が、ベテラン捜査官に付いて麻薬捜査の何たるかを学ぶ一日を描く作品。

映画を見る前に考えていた“正義”と、映画冒頭で予想した“正義”と、映画中盤で語られ始めた“正義”と、実際に結論として
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グリーン・ランタン(2011年製作の映画)

2.0

DCコミックスのヒーローの実写映画化作品。

正直、退屈な作品だった。
なにしろ、ヒーローが活躍してスカッとカタルシスを得る場面がなさすぎる。
前半一時間は、主人公が「生活が上手くいかなくてショボーン
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ヤング・フランケンシュタイン(1974年製作の映画)

4.0

「メアリー・シェリー氏の『フランケンシュタイン』を原作とする映画シリーズ」をパロディ化した、モノクロホラーコメディ作品。

お話は、ボリス・カーロフ氏が「怪物」を演じたフランケンシュタインシリーズの三
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フランス特殊部隊 GIGN(ジェイジェン) 〜エールフランス8969便ハイジャック事件〜(2010年製作の映画)

2.0

「エールフランス8969便ハイジャック事件」を劇映画化した作品。
端的に言って退屈なので、当事件に関する映像作品が見たいなら、飛行機事故解明ドキュメンタリーシリーズ『メーデー!:航空機事故の真実と真相
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007/私を愛したスパイ(1977年製作の映画)

4.0

ボンド映画初の、映画オリジナル脚本作品。

ロジャー・ムーア作品では多かったコメディ要素が、はっきりと表に出てきている。007と対等の存在として出てくるトリプルXとの掛け合いはニヤニヤできるし、ジェー
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HACHI 約束の犬(2009年製作の映画)

4.0

序盤は三〇秒に一回くらい「うわああああ可愛いいいい!!!!」と叫び、中盤からは「HACHI……」の言い方を練習し、終盤は号泣しっぱなし。
リチャード・ギア氏の柔和な表情が全面展開される素晴らしい作品だ
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アトミック・トレイン(1999年製作の映画)

2.5

核爆弾を積んだ暴走列車をNTSB職員たる主人公が安全に止めようとするが失敗、転覆させて無理矢理止めてNEST職員たるサブキャラが核爆弾を解体しようとするが失敗、核爆発が起こってしまい……。
という、乗
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獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よ(2013年製作の映画)

2.5

この手の戦隊vsものは、複数の戦隊を登場させることでそれぞれの魅力を端的に立たせてくれるところが好きだったのだが、今作は「恐竜系戦隊vs敵組織」の重力が強く、『キョウリュウジャー』も『ゴーバスターズ』>>続きを読む

青鬼(2014年製作の映画)

2.0

ニコニコ動画で話題になったインディーズゲーム『青鬼』を原作とする、日本では珍しいモンスター映画作品。

「青鬼」と呼ばれるモンスターのCG表現は当時としては悪くないし、シュンをいじめる“モンスター”で
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.0

石坂浩二氏が私立探偵の金田一耕助を演じる映画シリーズの第一弾。

二時間半の長尺だが、複雑だが分かりにくくない人間関係、段取り臭くない会話劇と演出、次々と繰り出される謎と明かされる秘密と、ダレるところ
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ポルターガイスト(1982年製作の映画)

2.5

序盤は『E.T.』を始めとするスティーブン・スピルバーグ監督作品を思わせる牧歌的なテイストで、名作映画のオマージュを始め様々な小ネタがあってとても楽しめる。
ホラー映画としては、恐怖を起こさせるのは嵐
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.0

主人公を演じるジョナサン・プライス氏の演技テンションが、公開年が同じ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマイケル・J・フォックス氏と似ている……気がする。関係があるのかと思ったが、調べても分からなかっ>>続きを読む

テナント/恐怖を借りた男(1976年製作の映画)

4.5

フランス国籍を持つポーランド系の主人公がフランスでアパートの部屋を借りるが、隣人による様々な行動により、精神的に追い詰められていく様を描く寓話的作品。

以下の二点を抑えておくと、本作が描いているもの
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キャビン(2011年製作の映画)

5.0

如何にもホラー映画でありそうな山小屋に向かった男女五人が、謎の組織によってホラー映画のような状況に追い込まれていく。という部分までが、前提となる作品。

本作は紛れもなく「ホラー映画」だ。正確には「ホ
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

5.0

どんな切り口で書こうか悩んで、でも公開が縮小しそうになってしまったので、もう「とにかく劇場に見に行け」とだけ言いたい。
IMAXじゃなくても大スクリーンじゃなくてもいいから、とにかく劇場に行って欲しい
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クィーン・コング(1976年製作の映画)

1.2

『スターウォーズ』が公開される前年の一九七六年に制作され、そのままお蔵入りとなった、『キングコング』のパロディ作品。

何もかもが安っぽいB級クソ映画かと思いきや、ミニチュアセットはちゃんと作られてい
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アンノウン(2011年製作の映画)

4.0

いわゆる「誰も信じられないし誰も信じてくれないし、むしろ自分が変なのか?」サスペンスに、リーアム・ニーソン氏の弱々しげな顔を活かした作品。
序盤に提示された様々な謎や状況を、誤魔化さず、ご都合主義的に
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仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦(2013年製作の映画)

3.0

『ウィザード』:4.0
『鎧武』:2.5
『MOVIE大戦』:3.0

最近のMOVIE大戦って、前半と後半の関係なさが半端じゃないよね。

パニッシャー(1989年製作の映画)

3.0

マイケル・キートン氏主演でDCの『バットマン』が作られていると知ったマーベルが、当時流行っていた「八〇年代大味バカ映画テイスト」でヒーローものができないかと考え、『パニッシャー』に白羽の矢を立てて作ら>>続きを読む

ブレイド3(2004年製作の映画)

3.5

ヴァンパイア軍団とその長「ドラキュラ」に対抗するために、ダンピールのブレイドと人間軍団が共闘する作品。

二作目の弱点であった「敵を殺すバリエーションが少ない」「ブレイドが手も足も出ないシーンが多い」
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バットマン:キリングジョーク(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

コミック界の名匠アラン・ムーアが原作を手がけた傑作グラフイックノベルの映画化作品。
もし原作も本作も見ていない人がいたら、まず結論、「原作を読んでくれ」。

………………

四六ページの漫画を一時間以
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ブレイド2(2002年製作の映画)

2.5

ヴァンパイアの亜種「リーパーズ」に対抗するために、ダンピールのブレイドとヴァンパイア軍団が共闘する作品。
なのだが、リーパーズは紫外線を弱点とする理性を失った集団として襲ってくるし、共闘するヴァンパイ
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007/黄金銃を持つ男(1974年製作の映画)

4.5

ロジャー・ムーア氏のボンドの中でも、コメディ要素の強い作品の一つ。

原作者のイアン・フレミング氏の従兄弟で、同じく元諜報員のクリストファー・リー氏が、悪役の「黄金銃を持つ男」スカラマンガを演じている
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