二〇年振りに宇宙からやってきた巨大宇宙船によって包囲された地球で、人類が各々の独立を求めて(?)戦うSFアクション作品。
「今でこそ色々言われているローランド・エメリッヒ監督だが」という枕詞を体現す>>続きを読む
突如宇宙からやってきた巨大宇宙船によって包囲された地球で、人類が各々の独立を求めて戦うSFアクション作品。
今でこそ色々言われているローランド・エメリッヒ監督だが、本作はやはり面白い。三組の男女の過>>続きを読む
コブラじゃねーか!(挨拶)
スプラッター映画と青春映画とクライム映画を足して、『ランボー/怒りの脱出』で割ったようなお話。それらが「コブラ」という一匹狼警察官を通して一本の映画に再構築されて……いな>>続きを読む
「暴力の前歴」に縛られた男が平凡な日常を守ろうとする、ヴァイオレンスグラフィックノベルの映画化作品。
お話自体はシンプルだ。
主人公のトム・ストールは「暴力の前歴」から逃れて田舎で平和に暮らしていた>>続きを読む
一二歳の少年が三〇歳の大人になってしまう「なりすまし」コメディ作品にして、トム・ハンクス氏の出世作。
トム・ハンクス氏がその後に何度か繰り返す「持ち前の実直さで人々を魅了していくキャラクター」の魅力>>続きを読む
親から引き離された子供たちが、妹のために雪に閉ざされた空港からの脱出を目指すアドベンチャー作品。
悪ガキを空港に閉じ込めようとする大人を、子供たちの特長や様々なギミックを活かして出し抜いていくのは単>>続きを読む
サンタクロースを自称する老人クリス・クリングルが現れたニューヨークが、ある「一つの問題」について行動するヒューマンドラマ作品。
本作はなにしろ、クリス・クリングルと彼が扮するサンタクロースの造形が素>>続きを読む
「お前らグレムリンはもう知ってるよな? よし、ここからが本番だぞ」と言わんばかりに、バリエーション豊かなグレムリンが画面を縦横無尽に駆け巡るモンスターコメディ作品。
パロディネタは多かったものの、グ>>続きを読む
可愛いペットであった「ギズモ」が扱い方を間違えたことで「グレムリン」に変貌し、クリスマスに浮かれる街を襲うモンスターコメディ作品。
何かに静かに蝕まれているのに、一見平和そうに見える街を見守る感覚は>>続きを読む
原作の『フランケンシュタイン』を極めて忠実に再現した作品。
今となってはイメージとして定着した一九三一年の『フランケンシュタイン』とは、色々な部分が違う。
まずロバート・デ・ニーロ氏演じる怪物が違う>>続きを読む
DAIGO氏とAKB48のメンバーがメインキャストに抜擢されたことで(良くも悪くも)話題となった、『ウルトラマンゼロ』を主人公とする劇場作品。
なんと言っても、ウルトラマンゼロに変身するDAIGO氏>>続きを読む
ジョニー・デップ氏の出世作となった同名ドラマをリメイクした、アクションコメディ作品の続編。
前作で面白かった部分は完璧に踏襲されている。見た目も頭も子供に見える(?)警察官が、今度は大学生になる「な>>続きを読む
北朝鮮の軍隊に占拠されたシアトルで、若い軍人と少年少女が立ち上がるレジスタンスアクション作品。一九八四年の『若き勇者たち』のリメイク。
「北朝鮮、アメリカ全土占領」という宣伝文句だが、メインは少年少>>続きを読む
ダニエル・クレイグ氏の007シリーズ最終作(と言われているが、二〇一六年末時点でもまだ二転三転しているらしい)。
ガンバレルシークエンスから始まり、ファーストカットで「ロケ地の音楽や祭りを本編にぶち>>続きを読む
ダニエル・クレイグ氏のジェームズ・ボンド作品の三作目だが、再リブートと考えていいだろう。時系列的には、『カジノ・ロワイヤル』『慰めの報酬』に似た事件の後に、『ドクター・ノオ』~『ダイ・アナザー・デイ』>>続きを読む
前作『カジノ・ロワイヤル』のラストから続く、シリーズ初の明確な続編。
全米脚本家組合ストライキにぶつかったこともあってか、全体的にお話が弱い。水戦争で有名なボリビアでクーデターを企てる一派、それに乗じ>>続きを読む
ダニエル・クレイグ氏の初ジェームズ・ボンド作品。
原作007シリーズの第一作の映像化であり、『ドクター・ノオ』から『ダイ・アナザー・デイ』までの緩やかに繋がっていたシリーズから脱却したリブート作でもあ>>続きを読む
スクリーンに映し出される映像が、一貫して「とあるディスプレイ」上に開いていくウィンドウなのがまず面白い。お話も急転直下で、「とある女優のファンサイトを運営するオタク」を演じるイライジャ・ウッド氏のキャ>>続きを読む
ピアース・ブロスナン氏の007シリーズ最終作。
前作でジョージ・レーゼンビー氏のボンドレベルにシリアス方向へと振った舵を、今度はロジャー・ムーア氏のボンドかと思うほど非シリアス&非リアリティに振り切っ>>続きを読む
一作目を見てガッカリして、パロディの『ほぼトワイライト』の評価の高さに期待して、二作目までは苦しんで見た身。一応シリーズを見通そうかと思って三作目も見たが、やってることは前作と同じ。
好きな人には申し>>続きを読む
ピアース・ブロスナン氏は一作目でティモシー・ダルトン氏のボンドからブリッジし、二作目でショーン・コネリー氏にも似たバランスのボンドを演じたが、本作は一周回ってジョージ・レーゼンビー氏にきたのかと思うほ>>続きを読む
あの『遊星からの物体X』のジョン・カーペンター監督ということで、「宇宙人は実は地球に侵略に来てたんだ! ウワーッ!」的なノリを期待していた初見時は、前半がマジで退屈だった。サングラスをゲットして「さあ>>続きを読む
ティモシー・ダルトン氏のシリーズから『ゴールデンアイ』までの展開からの揺り戻しで、ボンドの見た目は旧来のイメージに近付き、ぐっと英国紳士感が増している。映画の内容でも、ガジェット感満載のボンドカーの活>>続きを読む
原題『私を地獄に連れてって』が示す通り(?)、ホラーコメディ作品。
「酷すぎて逆に笑える映画」の典型で、控えめに言って最高。グロシーンのやり過ぎ感やキャストのクオリティの高さもさることながら、生贄の話>>続きを読む
ピアース・ブロスナン氏の初ジェームズ・ボンド作品。
時代の流れを貪欲に取り込んできたボンドシリーズが、AJ暦(After JurassicPark)の洗礼を受けて、VFXアクション超大作として再構築さ>>続きを読む
感想は、一言で「いまいち」。劇場でチラシや予告を見た時に下した「なんか地味だし、他に見たいの多いから後にしよう」の判断が正しかったと感じてしまう出来だった。
東ドイツのカーチェイスからの脱出はワクワ>>続きを読む
吸血鬼が登場する映画ではあるが、タイトルが示唆する「永遠の時間」を得るためのマクガフィンであり、お話の大半は普通の人間がそれを求めて右往左往するに留まる。そのため、いわゆるジャンル映画としての「吸血鬼>>続きを読む
絵面的には角が映えた主人公のイグだけが異常なのに、実際は角によって本音を引き出された周囲が異常という、謎のバランスが面白い。イグを演じるダニエル・ラドクリフ氏の「なにやってんだお前ら……?」な演技も最>>続きを読む
ティモシー・ダルトン氏の二本目にして、最後のボンド作品。
異色作と言われることが多く、その理由は「ダーク」で「ハード」とパッケージに書かれているが、むしろ「プライベートで戦っているから」と表現した方>>続きを読む
ジョン・ロンスン氏のノンフィクション小説、『実録・アメリカ超能力部隊』を原作とするコメディ作品。
「事実は「軍が秘密裏に超能力部隊を組織していた」って部分だけで、戦場や基地で大騒動を起こす部分はフィク>>続きを読む
ティモシー・ダルトン氏の初ジェームズ・ボンド作品。
監督と脚本家とプロデューサーが同じなので、基本的には前作『美しき獲物たち』までで培われたロジャー・ムーア氏のシリーズお話構造を踏襲している。だがそこ>>続きを読む
不審な死に方をした男がもっていた大金に、軽い気持ちで手を出したことで、裏社会から追われる夫婦を描いた作品。
『パーフェクト・プラン』は邦題なので、「どこが完璧な計画やねん!」との怒りはお静めください。>>続きを読む
ランボーシリーズ二〇年振りの四作目。
ベトナム戦争に参加し、アフガン紛争に関わった後に隠居していたランボーが、ビルマでカレン族を虐殺するS.P.D.C(ミャンマー軍事政権)と戦う。舞台は現在の日本で>>続きを読む
映画の父とも言えるデヴィッド・ワーク・グリフィス監督が、トーマス・ディクソン・Jr氏の小説『クランズマン』を映画化した作品。
一〇〇年以上前に製作された、三時間を超える大作。
舞台はアメリカ南北戦争>>続きを読む
ランボーシリーズの三作目。
本作の原題は『RAMBO III』だが、一作目が『FIRST BLOOD』、二作目が『RAMBO:FIRST BLOOD PART II』ならば、『RAMBO II:FIR>>続きを読む
ランボーシリーズの二作目。
前作で前面に出ていたランボー個人の事情は背景に回り、本作では「ベトナム戦争の捕虜の奪還」という戦争アクションに撤した作りになっている。メイキングのタイトルが「We Get>>続きを読む