『オールド・ボーイ』『お嬢さん』などのパク・チャヌク監督最新作。
事件を追う刑事と被害者の妻との恋愛とその果てを描くサスペンス作品です。
物語自体は大変面白かったですし、ラストもドラマチックで良か>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督最新作。
いわゆる人食(カニバリズム)の衝動を抑えられない少女マレンがかくまってくれた父から見放され、小さな手がかりから母親を探す旅にでるロードムー>>続きを読む
「ロボコップ」「スターシップ・トゥルーパーズ」などのポール・バーホーベン監督最新作。
17世紀にレズビアン主義で告発された実在の修道女ベネデッタ・カルリーニを題材に描かれた作品。
近年作品は全く観>>続きを読む
「ソワレ」の外山文治監督最新作。
高齢者の売春クラブを企てた若者たちとそこに集まるシニアたちの顛末を描く群像劇。
高齢者が数多く出演する作品ですので、昨年の「PLAN75」と同様に、関心のある年配>>続きを読む
「鬼畜大宴会」「海炭市叙景」などの熊切和嘉監督の最新作。
正直、観る直前までアイドル映画かもと心配してましたが、すべて払拭されました。
ただ、今作の面白さはあらすじには書いてない終盤の部分に集約さ>>続きを読む
カンヌ映画祭グランプリ作品なのに単館上映とは‥
古代のペトログリフを見に行く予定を恋人にドタキャンされたフィンランド人のラウラが、寝台列車に乗り合わせたロシア人のリョーハとの旅の行く末のお話。
>>続きを読む
城定秀夫監督、いまおかしんじ脚本による、古き良き名画座とある理由により挫折した映画監督の再生のお話。
素敵な映画でした。
思ってたよりもユーモアたっぷりで、宇野祥平さん、吹越満さんを中心に笑えるシ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
宮崎駿監督、スタジオジブリ制作による6分48秒の短編アニメーション。
調布で久しぶりのスクリーン上映もあるようですが、BDで見直しました。
元々はCHAGE and ASKAのコンサートツアー用の>>続きを読む
東京都写真美術館にて開催中の恵比寿映像祭にて、「ジョナス・メカス―3章のフィルム・プログラム」Q&Aを含めると4時間の上映イベントでしたが、大変充実した内容でした。
Travel Songs(旅の>>続きを読む
『8人の女たち』『スイミング・プール』のフランソワ・オゾン監督の最新作。
脳卒中で倒れた85歳の父が身体の自由がきかないという現実が受け入れられず、娘のエマニュエルに尊厳死の手助けを頼むというお話>>続きを読む
最新作「柳川」が公開中のチャン・リュル監督の2014年の作品。
配信で観直しました。
過去作なので、短めの感想。
改めて良く出来てると思いました。
相変わらず、過去への邂逅のための旅の中で、過去と>>続きを読む
メキシコ北部の町で暮らすシエロのひとり娘である十代の少女ラウラが犯罪組織に誘拐され、身代金を支払っても帰ってこない娘のために、自力で取り戻す決意をするお話。
メキシコを舞台にした同様の映画が続きま>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ネタバレしないと書きようがないので、後半の内容も含まれます。
何てわかりやすい邦題。
冒頭で、廃炉となった原発が爆破処理され‥というシーンがあるのですが、あらすじを読まないと何が爆破されて、どのよ>>続きを読む
韓国発の運び屋的カーアクション映画。
観たことある設定ではありますが、職業としてのクールさと子供を預かってから心情が変化していく主人公のウナが魅力的なので、終盤まで楽しく観られました。
先日観>>続きを読む
原作未見なんですが、大変素敵なアニメーション映画でした。
いがみ合う国同士の金の国のおっとり王女サーラと、水の国で暮らすお調子者の建築士ナランバヤルは、両国の思惑に巻き込まれて結婚し、偽りの夫婦を>>続きを読む
「スリー・ビルボード」のマーティン・マクドナー監督最新作。
1923年のアイルランドの孤島にて、住民全員が顔見知りの中、パードリックは、長年の友人コルムから絶縁を言い渡されてしまうが、その関係を修>>続きを読む
「シャドウプレイ」のメイキングフィルム
本編に続いて鑑賞しました。
連続投稿失礼します。
大きなプロジェクトの中で、中国で映画作家として全うな表現をすることの難しさを感じました。
検閲の過程を見ると>>続きを読む
「スプリング・フィーバー」「天安門、恋人たち」のロウ・イエ監督最新作。
2013年、実際に起きた広州の再開発地区で立ち退き賠償をめぐって住民の暴動をヒントに制作された天安門事件以降の中国の急速な成>>続きを読む
1942年にベルリンで行われた「ヴァンゼー会議」の議事録を元に、映画化された作品。
本当に会議だけの映画でした。
非常に理路整然と1100万人のユダヤ人の虐殺の具体的で効率的な方法やその区分けが決>>続きを読む
「ミスター・ランズベルギス」のセルゲイ・ロズニツァ監督によるドキュメンタリー作品。
1991年に起きた軍事クーデターを機に、レニングラードでの混乱から共産党支配からの決別までを捉えた映像を編集され>>続きを読む
体調の関係で新作映画を見送ったため、自宅で不穏な映画を観てます。
現時点でのミヒャエル・ハネケ監督の最新作を初鑑賞。
全部観る案件「ストーリー・オブ・フィルム」紹介作品でもありました。
初見では、>>続きを読む
先日観た「理大囲城」と同じ2019年の香港民主化デモを背景に、デモ参加者の抵抗の表現として「自殺」することを防ぐために結成された捜査隊が、消息を絶った少女を捜索するお話。
12月から公開してました>>続きを読む
「未体験ゾーンの映画たち2023」より、オンライン配信予定のない作品だけ、映画館で観る作戦です。
誘拐された女性が、ある家族の中で調和を保つ存在の「娘」として、強制的に振る舞うことを強いられる中で>>続きを読む
デンマークの首都コペンハーゲンにある老朽化したゴミ処理施設建て替えのアイデアを募るコンペにて、優勝した建築家のゴミ焼却発電所の屋根にスキー場を併設し、都市のランドマークとしての施設を作るというプロジェ>>続きを読む
「アルプススタンドのはしの方」の城定秀夫監督最新作。
香港映画『ビヨンド・アワ・ケン』のリメイクとのことですが、かなりの脚色が行われたようです。
表面上の元カノと今カノが、カメラマンである彼氏>>続きを読む
ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催中の「未体験ゾーンの映画たち2023」より、アルゼンチン発のアクションホラー作品。
大変面白かったです。
「ゾンビが人間を襲った直後の32秒間だけ動きを止める」>>続きを読む
俳優として活躍されている柄本佑さんが監督された短編3作がまとめられた作品。
元々が戯曲を映画化したということもあって、演劇的側面が大変強く、3編ともにほぼ2人の会話劇であり、台詞の意図や所作の意味>>続きを読む
イギリスのウェールズの村のみんなで、週10ポンドずつ出し合い、共同馬主となり競走馬を育てたという事実を元とした作品。
生きる希望を失っている人生を後半を迎えた人たちの盛り上がりとしては美しいお話で>>続きを読む
ピエール・エテックス レトロスペクティブより、1964年の長編2作目の作品。
世界恐慌が起きるまでをサイレント、それ以降の時代をトーキーで描く、時代の変遷と時代の復権。
鑑賞中、フェリーニ作品>>続きを読む
「ピエール・エテックス レトロスペクティブ」より、1962年のエテックス初の長編作品。
引きこもりだった主人公が、親に言われて婚活を始め、女性にアタックし続けるが、失敗続きで、テレビに映る歌手・ス>>続きを読む
「真・事故物件 本当に怖い住民たち」の続編です。
前作から1年で続編が公開されることは、期待よりにも不安しかなかったですが、本当に同じ監督脚本による作品かと、見間違うほどテイストの違う作品になっていて>>続きを読む
2019年の香港民主化デモで、香港理工大学包囲事件において、大学内でのデモ参加者の動向を記録したドキュメンタリー映画です。
その後沈静化されてしまい、中国本土の歴史や事実の書き換えによって葬り去ろ>>続きを読む
旅客機内に持ち込まれた未曾有のウイルスによるバイオテロによって起きる韓国のパニックムービーです。
細かく観ると、物語のために当てはめたような人物設定や、時間経過など、物語の都合からリアリティに欠く>>続きを読む
先日観た新作の「柳川」のチャン・リュル監督による2019年の韓国映画。
「柳川」が思ったほど面白みがなかったため、観るか悩みましたが、傑作である
2014年の「慶州 ヒョンとユニ」を配信で観直して>>続きを読む
団地で起きた訴訟裁判にまで発展したタバコの受動喫煙問題をフィクションとして描いた作品です。
題材としては、近年よく聞く話題ですし、描き方としても面白みはありましたが、裁判シーンを省略して、結末を語>>続きを読む
引き続き、「ピエール・エテックス レトロスペクティブ」より、1966年公開の4編からなるオムニバスコメディ作品。
昨日の「大恋愛」の直後に鑑賞しました。
「大恋愛」と比べると道化師的なスラップステ>>続きを読む