葬送のフリーレンじゃないです。
トルコのベキル・ビュルビュル監督による作品。
老人と身寄りのない孫娘が、身近な人の遺体の入った棺桶を故郷に埋葬するために運ぶロードムービー。
できるだけネタバレ>>続きを読む
濱口竜介監督の「悪は存在しない」で主演をされている大美賀均さんの初監督作品。
服飾デザイナーのリカの母親の再婚相手の双子の兄は、精神疾患の妻がおり、末期癌であるが故に、リカに養子に来て欲しいと頼み>>続きを読む
昨年末までに観た映画で感想を書いてない作品が溜まっているため、少しずつ言語化していきます。
先日の「彼方のうた」に引き続き、小川あんさん主演作品。
すごく惹かれるタイトルのチラシを見つけて、最終日>>続きを読む
『ひかりの歌』『春原さんのうた』の杉田協士監督最新作。
書店員の春は駅前のベンチに座っていた雪子に道を尋ねるふりをして声をかけ、雪子の醸し出す悲しみを見過ごせずに、関係を築き始める。一方で春は剛の>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
プロポーズを受けた翌日に突然失踪した市子の行方を追いかけながら、謎に包まれた市子の半生を追想するお話。
遅ればせながら、お正月休みを利用してやっと鑑賞できました。
失踪の原因を探りながら、その足跡>>続きを読む
「A24の知られざる映画たち」より、昨日の「ファースト・カウ」に引き続き、ケリー・ライカート監督最新作。
美術学校に勤める彫刻家のリジーが個展へ向けての作業中、飼い猫が傷つけた鳩を介抱する中で、隣>>続きを読む
『リバー・オブ・グラス』などのケリー・ライカート監督の2019年作品。
西部開拓時代のオレゴンにて、アメリカンドリームを求めてやってきた料理人のクッキーと、中国人移民のキング・ルーが、当時希少価値>>続きを読む
母を亡くした高校生のミアが、SNSで話題の90秒間だけ憑依するチャレンジを行う降霊会に参加するが、その刺激的な体験を繰り返す中で、友人の弟が行った際に、ミアの母親の霊が憑依し、その動揺か憑依を取り除く>>続きを読む
不倫スキャンダルで女優の仕事を失った梨枝が、若手ディレクター咲とともに、生まれ故郷熊本で密着ドキュメンタリーの撮影を行うことで、お互い再起を図ろうとするが、家族や知り合いとの再会から起きる顛末のお話。>>続きを読む
『鉄男』『野火』などの塚本晋也監督最新作。
病み上がりにつき、少し前に観た作品ですが、ごく短めに。
戦後の混沌の中で体を売ることで生計を立てる女性の元に、空襲で家族を亡くした子供が闇市で食べ物を盗>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「カルネ」「アレックス」などのギャスパー・ノエ監督の最新作。
もはや代名詞でもある、暴力や過激な性描写を封印し、心臓病を患った夫と認知症が進行していく妻の老夫婦の心の断絶を左右二分割に分かれたスプリッ>>続きを読む
出版社の仕事を休職中の亜希が実家へ帰省中に、幼なじみの野土香の新居を訪れる。大学の先輩と結婚をし、新居の心地よい空間に亜希は隔たりを感じるというような物語が一応ある作品ですが、映画としての映像は冒頭と>>続きを読む
現在開催中「MOOSIC LAB 2024」より、ロードショウ公開時見逃していた今作をタイミング良く観ることができました。
短編作品「凪の憂鬱」シリーズ、「高校生編」「大学生編」を経て、初の長編映>>続きを読む
『ハロウィン』リブート3部作のデヴィッド・ゴードン・グリーン監督による『エクソシスト』の正統的続編。
アンジェラと親友のキャサリンが森へ出かけたきり行方不明になり3日後に救出されると様子がおかしく>>続きを読む
東京フィルメックスより、「ドライブ・マイ・カー」の濱口竜介監督、音楽・演奏:石橋英子さんの生演奏によるサイレント映画の感想を短めに。
生ライブという観点から見れば、4000円という料金は適切だと思>>続きを読む
先日終了した東京フィルメックスより、何とか鑑賞できた作品の感想をごく短めに。
『雪の轍』『冬の街』などのトルコの巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督による3時間17分の作品。
アナトリアの僻地にある学>>続きを読む
北野武監督最新作。
IMAXレーザー上映にて鑑賞。
信長の家臣・荒木村重が反乱を起こし姿を消し、羽柴秀吉、明智光秀らに捜索を命じる。秀吉の弟・秀長、軍司・黒田官兵衛の策で捕らえられた村重は光秀に引>>続きを読む
劇作家ティナ・サッターによる米国家機密リークした女性が受けた実際のFBI尋問音声記録をほぼリアルタイムで完全再現するという舞台劇を映画化した作品。
ドラマチックに魅せるような抑揚を一切排除した、引>>続きを読む
飼い主のダグに家から遠い場所に捨てられた犬のレジーが野良犬たちと出会い、飼い主に対する考えを改め、復讐に向かうというお話。
犬たちが活躍する映画ですが、行動言動から目的まで下ネタの比率が高めなので>>続きを読む
昨年第35回東京国際映画祭東京グランプリ作品。「理想郷」という邦題になって初めて鑑賞しました。
フランス人夫婦アントワーヌとオルガはスローライフ実現のためにペイン・ガリシア地方の小さな村に移住する>>続きを読む
「婚前特急」「まともじゃないのは君も一緒」の監督・前田弘二と脚本・高田亮による最新作。
雑誌の切り抜きをポケットに詰めて妄想でいっぱいの植木屋の青年トワは、コンビニで働く園子に恋をする。園子も廃工>>続きを読む
第24回東京フィルメックス プレイベント:Filmmakers' Homecomingより
来年1月公開のフィリピン映画。
マルティカ・ラミレス・エスコバル監督と石川慶監督によるトークショーと合わせて>>続きを読む
「真・鮫島事件」「きさらぎ駅」の永江二朗監督最新作。
ネット投稿小説をベースとしたホラー作品。
元ネタ知らなかったので、100%楽しめたかは疑問ですが、グロテスクになりすぎない表現と比較的低予算な>>続きを読む
東京国際映画祭より。
1880年のチリ・チロエ島。ドイツ人入植者に父親を殺害された13歳の先住民の少女が、村の祈祷師に助けを求めるが、ある理由により迫害、監禁される中、少女は報復へと動き出すお話。
>>続きを読む
「女王陛下のお気に入り」「ロブスター」などのヨルゴス・ランティモス監督の最新作。
ベネチア国際映画祭金獅子賞受賞作品。
東京国際映画祭にて初鑑賞しました。
前作「女王陛下のお気に入り」から作風変わ>>続きを読む
東京国際映画祭2023上映作品から、『ツバル TUVALU 』『ブラ!ブラ!ブラ!胸いっぱいの愛を』などのファイト・ヘルマー監督最新作。
セリフを一切使わないスタイルで、ジョージアの美しい山の中を>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
自己愛に溢れていて、アーティストである彼への嫉妬から、自身に注目を浴びるために違法薬物に手を出し、可哀想な自分を演出しようとした結果の顛末を描く作品。
行き着く先がいい意味でクレイジーな展開になっ>>続きを読む
ヘアコンテストにて優勝候補と目されていた美容師が変死を遂げたことから、会場内の関係のある美容師やモデルたちが噂話や憶測を呼ぶお話。
映画の出来不出来以前に、会話先行で苦手なタイプの作品で、会話の中>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
『リリイ・シュシュのすべて』『リップヴァンウィンクルの花嫁』などの岩井俊二監督の最新作。
前提として、ここからすでにネタバレなのですが、今作は東日本大震災を物語に織り込んでいて、地震の描写が大きな>>続きを読む
「なぜ君は総理大臣になれないのか」「香川1区」の大島新監督の最新作。
安倍元首相の国葬が行われた2022年9月27日当日の日本の各地域で取材された映像から、その日を振り返るドキュメンタリー作品。
>>続きを読む
『愛がなんだ』『窓辺にて』などの今泉力哉監督最新作。
銭湯を営むかなえの夫が突然失踪し、一時的に休業していたが再開する際に堀と名乗る謎の男がやってきて住み込みで働くことになる。一方で、友人から紹介>>続きを読む
太った容姿のためクラスメイトからいじめられているサラが、プールの帰り道、そのクラスメイトが謎の男に連れ去られるのを目撃するが、逃げ帰ってしまう。その後地元で騒ぎになる中、どうすべきかというお話。
>>続きを読む
「第9地区」などのニール・プロムカンプ監督最新作。
プレイステーションの同名レースゲーム内オンラインイベント成績優秀者を実際のプロレーサーとして育成した実話を元とした作品。
Dolbyシネマにて鑑>>続きを読む
「インセプション」「テネット」などのクリストファー・ノーラン監督最新作。
日本語字幕付きの本編を観る機会に恵まれたので、ほんの少しだけ感想残します。
原作未見のため、予備知識なしで観ると登場人物の>>続きを読む
「わたし達はおとな」の加藤拓也監督の最新作。
前作が若い人にしか刺さらない設定と不毛なストーリーラインだったので、見送るべきか迷いましたが結局観ることになりました。
前作よりには、大人の鑑賞に堪え>>続きを読む
『これは映画ではない』『 ある女優の不在』などのジャファル・パナヒ監督最新作。
監督自身が出演するセミドキュメンタリースタイルでイランという国への批判を繰り返し、自国では上映禁止、今作撮影後に逮捕>>続きを読む