zoeさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.0

なんて愛おしい映画なんだろう。愛と純粋さが溢れてた。

ジェームスの周りにいるひと皆がとても優しくて、彼自身や彼の思いを尊重していて、観てるこっちまで優しい気持ちになれる。特にヴォーゲル刑事は笑っちゃ
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.9

“人は死んだらどうなると思う?愛する人たちが寂しがることは確か”という言葉を思い出した。

自分が癌になったら、じゃなくて自分の親が癌になったらって考えてしまった。考えたからってどうにもならないけど、
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判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

4.1

過去と現在を繋ぐ、人間にとって大切な作品。

端から見たら、些細なことから始まった争いと思ってしまうけれど当人たちからしたら、自分が抱える過去の傷とその苦しみに関わる大きな出来事だった。

正直、途中
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ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

3.8

似ていないようで似ている親と息子の話。感動させられた。法廷ものだけど、どっちかというと法廷よりも判事とハンクとその家族についての映画だった。

素直になれない親子の姿、そして親が殺人罪で裁かれる法廷を
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ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

3.5

結構おもしろかった。2時間弱、飽きずに観れたけど中盤くらいでラストがなんとなく予想できたかな。観ててハラハラするし、観てるこっちが疲れるけど、ホラーというよりスリラーって感じかな?

主人公演じたのが
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未成年(2018年製作の映画)

3.7

“大人の未成熟さ”

もうただただあの父親がクズだった。観てて心底腹立つし、本当に呆れる。だけど、主人公の高校生ふたりの、言葉にできないような憎しみや悲しみから生まれる、友情とは呼べないような不思議な
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ハローグッバイ(2016年製作の映画)

3.8

胸がきゅうっとなる、やるせない切なさがありながらも愛おしさが溢れる。

悦子さんが幸二郎さんの名前を大きな声で呼ぶシーンは悦子さんの彼に対する行き場のない愛が見えた気がして、すごく心が苦しくなった。
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わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

4.5

銀次に憧れちゃうなと言っていた澪に、私は憧れてしまうな。心がなにか温かいものに包まれた気がして、安らいだ。誰でも、光をにぎっているんだろうなって。

目まぐるしく変化していく東京という都会にはきっと変
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ハチミツとクローバー(2006年製作の映画)

5.0

なんか、何かを苦しくなるほど胸いっぱいにぎゅうっと抱き締めたくなる、そんな映画。青春、と一言で片付けてしまうのは違う気がした。

蒼井優さんに堺雅人さん、そして伊勢谷友介さんと加瀬亮さん、私の好きな俳
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チチを撮りに(2012年製作の映画)

3.8

良い映画だったなあ、色々おもしろかった。複雑だけど、あのお母さんと姉妹は素直な愛に溢れてて、素敵な家族だった。

実際、お父さんは悪い人ではなかったのかなって思った。家庭があって、ひとりの人と愛を誓っ
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ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

3.5

すべてが痛々しかった。痛々しいほどに美しいけれど、美しいとは言えないほど憐れ。すごい強烈で、寂しい世界。

観てるこっちが疲れるし、しんどくなった。現実と空想の狭間の物語みたいな、だから恐くて、美しさ
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.9

雷の鳴る、雨がどしゃ降りの日に観た。そんな天気の日に観るのが、なんだか丁度良かった。恋っておもしろいものなのかもって思えた。

トムの心情が芸術的かつ分かりやすく表現されてて、急にディズニーのミュージ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

最後には、まさに愛は最強の力だと分かる映画。

子供の視点で第二次世界大戦下のドイツを描いていて、戦争映画でありながらユーモアもあり、ポップな色使いでとても観やすかったし、生々しい戦争シーンなどはなか
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太秦ライムライト(2013年製作の映画)

5.0

日本に生まれた者として、ずっと記憶しておきたい映画。ものすごく心に沁みた。

思い返してみると伝統的な時代劇は観たことがないし、今まで特に関心を持ったこともなかったけどこれを機に観てみようと思った。
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

4.7

すごく良質な映画だった。観始めてすぐに「あ、これ好きだな」ってなった。

悲しみや寂しさが静寂のなかでゆっくりと慰められてゆく感覚。失うことは人生において、避けては通れないこと。

憲太郎は初海が心底
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

5.0

ずっとずっと観たいと思ってて、やっと観た。映画を観てこんなに泣いてしまったの久しぶり。愛情でいっぱいなのに、悲しすぎる物語。

ルディの言葉が、叫びが一つ一つ全て心に刺さった。マルコのどんな輝きにも負
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スーサイド・ショップ(2012年製作の映画)

3.6

キャラクターデザインが私の好みで観やすかったし、ミュージカルのアニメーション映画って今まであまり観たことがない気がするけど曲も良かった。テーマは重いけど案外気楽に観れる作品だと思う。

人生は最高なの
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.8

こういう会話劇の映画作品ってこれまでに観たことがなかったけど、すごく面白くて、沢山笑えた。

こういう青春映画もいいな。ほのぼのしてて、甘ったるい恋模様とかもなくて、友情の危機みたいなのもないし、下ネ
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坂道のアポロン(2017年製作の映画)

3.7

アニメのほうは少ししか観てないけど、実写化された映画のなかでは割りと成功してるほうだと思うな。私的には特に中川大志さんと小松菜奈ちゃんはハマり役だった。もちろん、キャラクターと顔が似てるとかいうわけで>>続きを読む

ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

3.5

ずっとずっと観たいと思ってて、やっと観れた。小松菜奈ちゃんの純粋な可愛さが眩しいほど輝いてた。

映画自体は、愛美役が小松菜奈ちゃんだから観てられたって感じかな。私はやっぱりどうも福士蒼汰さんの演技は
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.9

なにかを諦めてしまったとき、見失ってしまったときに温かく励まして背中を軽く押してくれるようなとても優しい映画。

アニメをリアルタイムで観てたけど、もう主演の2人がピッタリすぎる。ビジュアルは勿論だけ
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蜜のあわれ(2016年製作の映画)

4.0

すごく好きな世界観だった。観ていると小説の中の世界に入った気分になる。夢想的かつ官能的、とても上品な作品。

もうひたすらに金魚の赤子が可愛いのなんのって。でも、急にすべてを見透かしている瞳をするから
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渇き。(2013年製作の映画)

3.6

胸糞悪いし、気持ちが悪い。こういうジャンルの映画を観たのはこの作品が初めてだったけど、グロいのとかが好きだった時期だからその辺は全然平気だった。

小松菜奈ちゃんの存在を知ってから、彼女の長編映画初出
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

5.0

すごい好きだった。映画館に2回同じ作品を観に行ったのも、上映後に終わったのがあんなに嫌であんなに余韻から抜け出せなかった作品は初めてだった。映画館で観てこそだった。蜷川実花さんの映画を観たのはこれが初>>続きを読む

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.3

小松菜奈ちゃんが出演してるから観たし、小松菜奈ちゃんが出演してるからDVDを買ってしまった。そんな軽はずみなことしてたときに観た映画。

もうずっと暴力。身近に潜んでいそうな狂気と恐怖が描かれていたよ
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.6

まあ見るからにおもしろそうで、想像通りのおもしろさだった。これぞ韓国のクライムアクション映画って感じだった。ヤクザが一番怖かった。

そんなにド派手なアクションはなくて、殴り倒して流血しまくりって感じ
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キラー・メイズ(2017年製作の映画)

3.3

特になんの期待もせず、なんとなく観るのが一番良さそうな映画。発想は面白いし、あの迷路作ったひとすごい。音響も良かったかな。独創性は本当にすごい。

話の進み方はまるで命を懸けた冒険映画みたいだった。皆
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楽園(2019年製作の映画)

3.6

一回目は友人と、二回目は母と映画館で鑑賞。一回目は、2つの事件がひとつの映画のなかで起きるという物語の構成になってるとは知らずに観たからずっと頭をひねりながら観ていたけど、二回目はちゃんと内容を理解し>>続きを読む

トイレのピエタ(2015年製作の映画)

3.5

杉咲花ちゃんに惹かれて、なんの前情報もなしに鑑賞。内容も良かったし、全体的な雰囲気も好きだった。園田と真衣のあの曖昧な、最後まで名前をつけることができなさそうなあの関係が良かった。

真衣がプールで金
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

5.0

素晴らしい。とても言葉では表しきれない感情が溢れて、どうにもできないくらい。心を慰めてくれる作品。

誰もが目には見えない傷を抱えてて、その傷が一番深くて一番痛い。それを誰かに知ってほしくても傷の痛み
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アカルイミライ(2002年製作の映画)

4.5

アマプラで偶然見つけて、配信終了間近だったし、オダギリジョーさんと浅野忠信さん、あとくらげにも心惹かれたので鑑賞。観て本当に良かった、すごい好き。

雄二はなんだか最初弱っちい大人だったのに、最後には
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ドリームガールズ(2006年製作の映画)

3.4

期待しすぎてたっぽい。音楽とパフォーマンスはどれも最高だけど、ストーリーが少々浅かったように感じた。映画よりも舞台とかで鑑賞してみたいと思う作品だった。

エディ・マーフィー演じたジミー・アーリーの“
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.8

コロナ前の映画館で鑑賞。あとから気付いたけどコメディ映画を映画館で観たのはこの作品が初めてだった。三谷幸喜作品は割りと私の好みのものが多いから、ある程度期待して観たけど、その期待を裏切られることも下回>>続きを読む

ホームレス ニューヨークと寝た男(2014年製作の映画)

3.3

監督が上手いってなる映画。映像も音楽も、センスが良い。

ニューヨークという輝いて見える街にある理想とは全く異なる彼の現実。

口が上手く、ハンサムで、チャーミング。行動力だって社交性だって他人が羨む
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

3.6

ディズニー映画を観てるみたいだった。運命のいたずら、まさに悲劇。

激しい恋と激しい痛み、いくら悲しんでも戻らない未来。それでもふたりの愛は美しくて、強かった。

映像の色彩が好きだった。台詞すべてが
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つぐない(2007年製作の映画)

3.8

愛がもたらすものは決して良いものだけではなく、過ちもあるかもしれないけれど、その全ては確かに愛おしく見えた。

2人は永遠にあの時のまま、愛し合ったまま、あの場所で。

ロビーとセシーリアの愛も、ブラ
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