zoeさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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MASTER マスター(2016年製作の映画)

3.9

最初から最後まで何もかもがかっこいい、抜かりない映画だった。143分と長めだったけど、観てて長いなあって思ったり、飽きたりすることも全くなかった。

ジェミョン達刑事側の人間か、ヒョンピル達詐欺師側の
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ラビング 愛という名前のふたり(2016年製作の映画)

3.7

ラストで思わず泣いた。決して忘れてはいけない私たち人間の過去、そして歴史。

ちょっと考えれば分かることなのに、この映画に出会うまで異人種間の結婚が法律で禁止されていた時代があったことを知らなかった。
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お引越し(1993年製作の映画)

3.9

ジャケットに惹かれて鑑賞。予想以上に良かった。

観てる私はレンコの視点で物語をとらえるにはあまりにも沢山のことを知ってしまっている気がするし、でもレンコの両親の視点で物語をとらえるにはあまりにも幼い
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

4.3

蒼井優さんとオダギリジョーさんが主演ってだけで私としてはもう満足なんだけど、全体的な雰囲気とか物語の流れも好きだった。

鳥の鳴き声真似する聡がひたすら可愛かった。

複雑だけど曖昧で、何もはっきりし
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.9

前々から観たいなと思ってて、丁度アマプラで配信終了が近かったので鑑賞。思えば、ジム・キャリー出演作品初鑑賞。

面白いだけじゃなくて、考え方や物事の見方が少し変わるような映画だった。

私もどちらかと
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茄子 アンダルシアの夏(2003年製作の映画)

3.9

観る順番間違えたけど、全然大丈夫で安心した。笑

続編である『茄子 スーツケースの渡り鳥』よりもロードレースの迫力や勢いが強く伝わってきて、すごかった。そして、やっぱり作画か本当に素晴らしい。

アン
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しあわせのパン(2011年製作の映画)

4.0

はあ、すごく良い。愛と出会いと日常と、りえさんと水縞さんが作るしあわせのパンが心を優しく癒してくれる。

観てるとどんどんぽかぽかと心が温かくなるのを感じる、優しい気持ちになれる映画だった。

ひとつ
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くちびるに歌を(2015年製作の映画)

3.7

思いがけず、感動した。15歳のときに観たかったなあって。

観始めてから気がついたけど、新垣結衣さんが出演してる映画観るのこれが初めてだった。こういう冷たそうに見える役を演じてるのも初めて観たからすご
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

3.8

初盤ではうーん...という感じだったけど、中盤辺りから心を掴まれた。

つばめの複雑な感情と、素直な瞳。星ばあの真っ直ぐで温かい言葉と声。2人はきっと出会う運命だったんだろうなと思った。

星ばあの存
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おじいちゃん、死んじゃったって。(2017年製作の映画)

3.7

“死”ってこんなにもあっさりしてていいのかな、それともこれぐらいが丁度良いのかな。

全体的には良いんだけど、あと一歩って感じだったかな。そこ必要?みたいなシーンがいくつかあったのが残念。でも、感動す
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生きる街(2018年製作の映画)

-

震災を扱った映画を観るのは、なんとなく今まで避けてきてしまっていたけど、観て良かった。

夏木マリさんがこういう役を演じてるの初めて観て、すごく新鮮だった。台詞のないシーンのほうが千恵子さんの感情がス
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英国王のスピーチの真実 〜ジョージ6世の素顔〜(2011年製作の映画)

-

あと数日で配信終了ということで映画『英国王のスピーチ』未鑑賞のまま、鑑賞。

ジョージ6世とその家族について、そしてイギリスの歴史について全てではなくとも知れた。

吃音症について、そしてジョージ6世
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マダムのおかしな晩餐会(2016年製作の映画)

3.3

なんか映画じゃなくて、メロドラマを観てるみたいだった。あと内容は全然違うけどずいぶん前に母が観てたドラマ「デビアスなメイドたち」を思い出した。

コメディなんだけど、終わり方はまるでラブロマンス映画み
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.8

なんて愛らしいんだろう。すごく癒された。

ウェス・アンダーソン監督作品初鑑賞。計算し尽くされた芸術的な映像と独特な世界観。もし、これがサイレント映画だったとしても楽しめたと思う。すごく好きだった。
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ポップ・アイ(2017年製作の映画)

3.5

寝る前の時間帯に観ちゃって終盤うとうとしてしまってたから、何度か巻き戻ししてなんとか最後まで観れた。笑

タナーとポパイが故郷に帰ろうとする道中で色んなひとに出会って、色んなことが起きて、嬉しいことも
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ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

3.6

全体的なストーリーはなんとなく予想ついてたけど、終盤の展開にはびっくりした。あんなの胸が張り裂けそうなくらい辛いだろうな。

「あと1センチの恋」のように何年もの長い間すれ違いが続く両思いの2人の話で
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西の魔女が死んだ(2008年製作の映画)

5.0

私には決して他人事とは思えない、自分事のような映画だった。

おばあちゃんの温かい声に、まいちゃんの純粋な心、そして森の澄んだ空気。

あのおばあちゃんは、きっと誰よりも強くて優しくて豊かな心を持って
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グッモーエビアン!(2012年製作の映画)

4.5

玲奈ちゃんが出演してるということで鑑賞。評価低かったからあまり期待せずに観たけど、なにこれめっちゃ良い映画!

ヤグちゃん呆れるほど自由だけど、それと同時に呆れるほど一途で優しくて愛に溢れてた。私もあ
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博士の愛した数式(2005年製作の映画)

4.0

感動した。博士と杏子さんとルートで過ごした楽しく、幸せな思い出は博士の記憶には残らないかもしれないけけど、杏子さんとルートの記憶のなかで、一緒に過ごしたその時間は過ぎることなく永遠となり、消えることは>>続きを読む

茄子 スーツケースの渡り鳥(2009年製作の映画)

4.0

続きものとは知らず鑑賞。観る順番間違えてしまった...なんか悔しい。『茄子 アンダルシアの夏』も後日ちゃんと観ます。アニメーション映画作品を観たの、すごく久しぶりだったな。

すごくおもしろかった!作
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ラジオ・コバニ(2016年製作の映画)

-

私のような人間が評価していいような作品ではないと思う。ただ、一人でも多くのひとに観てほしい。

遠い国の現実を他人の現実としてではなく、自分と同じ人類の現実として受け入れるために、関心を持って理解しよ
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重力ピエロ(2009年製作の映画)

4.2

加瀬亮さんが出てるということで鑑賞して、あまり期待せずに観始めたけどおもしろかったし、観応えがあった。

心底胸糞悪くて気持ち悪いけど、どうしようもなく悲しくて、そして愛おしいと思ってしまった。

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天然コケッコー(2007年製作の映画)

3.3

ちょっと私にはあまり響かなかった。そよちゃんと広海の恋愛模様いらなかったなあと思ってしまうのは私だけ...?

彼女達と同じ中学生くらいの頃に観ていればもっと良い映画だったなって思えた気がしなくもない
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青春の殺人者(1976年製作の映画)

3.5

順が両親を殺した日と同じような雨の降る日の、カーテンから雷の光がさす夜に観た。

すごい熱と狂気が順の瞳に籠っていた。震えているのかいないのか分からないような彼の声に余計不安を煽られる。

正直、今の
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田園に死す(1974年製作の映画)

4.3

崖の上から落ちようとする誰かを、ただただ突っ立って後ろから眺めている感覚。あまりにも他人事だった。

今か過去か、現実か夢か、嘘か真実か、どれも考え方次第。今が嫌なら過去の自分に文句を言え、現実が嫌な
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書を捨てよ町へ出よう(1971年製作の映画)

3.5

あまりにも衝撃的で衝動的で情動的で、複雑に見えて単純で混乱してる。そういう矛盾したようなしてないような訳が分からない。

あべこべで、でこぼこな狭い世界で目が回るくらい無関心と面倒がぶつかる気がした。
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怪談(1965年製作の映画)

4.5

原作が小泉八雲作品ということで鑑賞。明らかに怖そうだったからギリギリまで観るか迷ったけど覚悟決めて昼間に観た。やっぱり、最近のホラー映画よりも昔のホラー映画のほうがよっぽど怖い。怖さの種類が違うという>>続きを読む

血を吸う薔薇(1974年製作の映画)

3.7

「血を吸う」シリーズ3作目。1作目と2作目とは全体的にまた違った雰囲気があった。お屋敷も前作の二つとは洋風の感じや色使いが異なるものだった。

3作のなかで、一番出演者が多く、大学が舞台ということもあ
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呪いの館 血を吸う眼(1971年製作の映画)

3.6

私は1作目のほうが好きだったけど、今作も結構おもしろくて、こっちのほうが吸血鬼の物語って感じが強かった。1作目よりもストーリーの構成がしっかりしていたようにも思う。

ホラー映画だけど怖さは特になかっ
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幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形(1970年製作の映画)

4.0

ホラー苦手なくせに怖いもの見たさで鑑賞。70年代の日本のホラー映画を観たのはこれが初めて。私にはすごく新鮮だった。

ジャケットの絵がすごく私好みで、なんとなくB級ホラー的な感じなのかなと思いながら観
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グレーテル&ヘンゼル(2020年製作の映画)

3.3

ソフィア・リリスちゃんに惹かれて鑑賞。この映画の物語が示すものが完全には理解できなかった。もうちょっと直接的に、分かりやすく描いてほしかったかな。ストーリーブック観てもいまいち理解できなかった。

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ゲットハード Get Hard(2015年製作の映画)

3.4

ケヴィン・ハートが出演してるからっていう理由で観てみた。特になにも考えず、深く考えずに観るべき映画。

もうなにも考えなくていいような、短めで内容がアホな映画を観たいってときに観ると良いかな、疲れてる
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お!バカんす家族(2015年製作の映画)

3.6

ラスティは、グリズワルド一家は一体アンラッキーなのかラッキーなのか最後まで分からなかった。笑

まさかのシリーズものとは知らずに鑑賞。ほどよく笑えるっていう感じだった。コメディ映画観たいけどなんかない
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子連れじゃダメかしら?(2014年製作の映画)

3.6

笑えて、感動もする2つの家族が1つの家族になる話。思ってたよりもおもしろかったし、設定だったりとかは割りとありがちにも思えたけど楽しめた。

特にジムの娘たち一人一人が持つ悩みや、母親を求める姿には心
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マーウェン(2018年製作の映画)

3.5

心苦しくなるけど、同時に強さや優しさを大いに感じることができる。

彼の近くで彼を思い、支えたひとたちは皆すごく心優しくて素敵なひとたちだった。

彼のようなひとが身近にいたら、私はどう助けてあげられ
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.3

結構期待して観たけど、期待以上だった。すごく真っ直ぐに心に届く映画だった。始まり方も終わり方もすごく良い。みんなが主人公だった。映画館で観たかったなあと。

私も最初はレイたちはスティーヴィーにとって
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