zoeさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

3.7

もう完全にヴァンパイアものだと思い込んで観始めたのですが、全然そういう感じじゃなかったです。老けない体になってしまう経緯の設定が結構しっかりしてて、ファンタジーですがそこはあまり気にならずに鑑賞できま>>続きを読む

ハーヴェイ・ミルク(1984年製作の映画)

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恥ずかしながら、この作品に出会うまでハーヴェイ・ミルク、彼の存在を知りませんでしたが、こうして彼の生きた人生や彼の政治活動について知ることができて本当に良かったです。鑑賞して、自分の勉強不足を痛感した>>続きを読む

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.6

ジム・ジャームッシュ作品を鑑賞するのはこれが2作目。彼の作品は殆ど家に円盤であるのにいつでも観れるからと思ってしまって、なかなか観ないので家にない彼の長編デビュー作をレンタルしてみました。

これもま
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冬の光(1962年製作の映画)

3.9

イングマール・ベルイマン監督作品初鑑賞。『鏡の中にある如く』に続く、「神の沈黙」三部作の第二作だそうですがレンタルショップで偶然手に取ったので三部作とは知らずに鑑賞。観る順番間違ってしまったようで、ち>>続きを読む

海がきこえる(1993年製作の映画)

3.6

もうずっと長い間観たいと思ってたけど、観てしまったらもったいない気がしてしまって、なかなか手が出なかった作品。だけど最近“10代のうちに観ておくべき”と聞いて、やっと鑑賞。

ジブリ作品ということもあ
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めぐり逢えたら(1993年製作の映画)

3.5

作品の存在は知っていて、有名だということもあり鑑賞してみましたが、あらすじも何も読まずに見始めたので想像してた内容とは全然違いました。でも普通に面白かったです。

ラブストーリーなので、物語に現実味が
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夜のとばりの物語(2011年製作の映画)

4.0

光りと影の狭間にある、夢のような世界に手を伸ばしたとき、私たちは愛に包まれる。

“どれぐらい私が好き?”

『夜のとばりが下りる頃、愛はその深さを試される』

三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー作品。
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私のちいさなお葬式(2017年製作の映画)

3.8

ある日突然余命宣告を受けた73歳のエレーナは、都会で毎日忙しく暮らしている一人息子に迷惑をかけまいとひとりきりで自分のお葬式の準備を始める--。

ロシアの映画はすごく久しぶりに鑑賞した。笑いあり涙あ
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ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

3.6

全然観るつもりなかったけど、面白いと聞いて鑑賞してみた。確かに面白い。

普段はゾンビ映画全然観ないので、他の作品と比較したりはできないです。ゾンビ映画として面白いかどうかとかは分からない。

おじい
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チア・アップ!(2019年製作の映画)

4.0

シニアタウンに引っ越してきたマーサは、自分の入りたいと思うクラブがなかったため、高校生の頃叶わずじまいだったチアリーディングをしようと隣人のシェリルと共にメンバーを集め、チアリーディング・クラブを立ち>>続きを読む

一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.7

『とっくんでカンペキ』と同じ監督の6分の短編映画。

短いけど笑えるし、テンポが良い。一分前に戻れるタイムマシンを使って、失敗と成功を重ねながら何度も相手の気を引こうとするお話。

完成度の高さは短い
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とっくんでカンペキ(2012年製作の映画)

3.6

少年のドキドキが3分の間につまってる。なんともかわいいお話。

セリフはないけど、2人間にある緊張感やその初々しさがまっすぐ伝わってくる。少年が練習を重ねている様子が健気で愛らしい。

そっと小指同士
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Two Balloons(原題)(2017年製作の映画)

3.6

2匹のキツネザルの短いお話。

パラパラ漫画で薔薇が咲いてゆく様子を描いて、そのお返しに紙で薔薇を作る。そのやり取りが素敵。

2つの飛行船が夜空を後ろに、徐々に近付いていく場面がお気に入り。

少年には楽しい夏休みと新鮮な空気が必要だ(2018年製作の映画)

3.8

ドイツのコメディアンでクリエイターのハンス=ペーター・カーケリングの子供時代を描いたドイツの伝記映画。原題は『Der Junge muss an die frische Luft(子供には新鮮な空気が>>続きを読む

悲しみに、こんにちは(2017年製作の映画)

3.8

悲しみなんて言葉では表しきれないほどの悲しみに出会って、沢山のことを知る。この小さな体では抱えきれないほどの悲しみと現実を彼女はちゃんと理解している。

悲しい話だと知りながら鑑賞したものの、やっぱり
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泣きぬれた天使(1942年製作の映画)

4.3

私たちの心に切なさが残るなか、彼らが流す涙が美しく光を含みながら手の甲に零れる。

ジャン=ルイ・バローが主演する1942年のフランス映画。監督はアンドレ・ベルトミュー。

芸術の都、学問の都パリを舞
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偉大なるアンバーソン家の人々(1942年製作の映画)

4.0

オーソン・ウェルズ監督作品初鑑賞。前作『市民ケーン』に次いで製作・脚色・監督を務めた1942年のドラマ映画。トリュフォー曰く、“まるで「市民ケーン」を毛嫌いした別の映画作家が謙虚さの規範を示してみせた>>続きを読む

眺めのいい部屋(1985年製作の映画)

5.0

好きな作品がまたひとつ増えました。幸せ。身を任せて浸れる感じ、久々に心地が良いと思う映画に出会えた。

小説の世界を覗いた気分がした。どこを切り取っても夢で見る世界に手が届いたような気持ちになる。映画
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

3.5

作品のことは前から知っていて、レンタルビデオ屋さんで何を借りるか棚を眺めていたときに目にはいったので借りてみました。あらすじも何も読まずに借りたので、ジャケットの感じからして、アクション映画なのかと思>>続きを読む

幽霊西へ行く(1935年製作の映画)

3.6

ルネ・クレール監督による1935年のロマンスコメディ/ファンタジー映画。ルネ・クレール監督の最初の英語製作映画。

スコットランドがイングランドと戦っていた十八世紀。グローリー家の主人の息子マードック
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そして誰もいなくなった(1945年製作の映画)

3.7

ルネ・クレール監督作品初鑑賞。アガサ・クリスティの同名戯曲の映画化。1945年のミステリー映画。

孤島に招かれた8人の客はいずれも手紙で招かれたものの、差出人のユー・エヌ・オーエン(U. N. Ow
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毒薬と老嬢(1944年製作の映画)

4.2

フランク・キャプラ監督作品初鑑賞。ジョセフ・ケッセルリングの同名戯曲を原作とした1944年公開のブラック・コメディ映画。

中盤に差し掛かった辺りから笑えてくる。モーティマーがひとり飛び抜けて忙しなく
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恐怖のまわり道(1945年製作の映画)

3.7

エドガー・G・ウルマー監督による、1945年のフィルム・ノワール。

ニューヨークのナイトクラブでピアニストをするアル・ロバーツは、恋人のスーに会うため、ロサンゼルスを目指してヒッチハイクで西へ向かう
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桃色の店/街角 桃色の店(1940年製作の映画)

5.0

エルンスト・ビッチ監督作品初鑑賞。チェコのN・ラズロの戯曲が原作のロマンスコメディ映画。

ハンガリーの首都ブダペストの街角にある中流階級の客を相手にする雑貨店を舞台にそこで働くクラリックとクララの恋
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奥様は魔女(1942年製作の映画)

4.0

ルネ・クレール監督作品初鑑賞。1942年のコメディ映画で、クレール監督がハリウッド時代に残した作品のひとつ。

『愛は魔法よりも強いのよ』

魔法のような恋と、ロマンチックな魔法、そしておとぼけな可笑
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虹色ほたる 〜永遠の夏休み〜(2012年製作の映画)

3.5

作画が苦手でした...こればかりは好き嫌いの問題なのでどうしようもないですが、基本的な部分なので気になってしまって集中できなかったこともあり、点数低いです。もっと子供の頃に観てたら、より面白かったかも>>続きを読む

犯人は21番に住む(1943年製作の映画)

3.7

アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督作品初鑑賞。クルーゾー監督の長編デビュー作。

探偵のヴェンスがパリのモンマルトルで起きた殺人事件の真相を追う様子をスリリングかつコミカルに描いた作品。

レンタルビ
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めまい(1958年製作の映画)

3.8

作品自体高く評価されていることもあり、期待していたものの、正直期待を越える作品ではありませんでした。でも何がいまいちだったのか自分でもよく分からず…時間を空けてもう一度観てみたら、そのときはもっと楽し>>続きを読む

恋する遊園地(2020年製作の映画)

3.8

レンタル開始されてから割りとすぐにジャケットに惹かれて、それからずっと気になってた作品。

『命なき物よ お前にも魂があり 僕らに愛を求めるのか?』

アトラクションのミニチュアを制作することが好きな
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エレファント(2003年製作の映画)

3.6

『明日、君がいない』を観てからずっと気になってた作品。テーマがテーマなだけに結構重たそうだなと思い、躊躇してたけどガス・ヴァン・サント監督作品ということもあり、やっぱり観ようという気になった。

19
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.6

正直思っていたような内容とは違ったけど、音楽、そしてアーティストに救われたことのある人なら共感できるんじゃないかな。

彼の場合、様々なカルチャーが溢れる時代に生きていながらも保守的な父の影響でもあり
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三十九夜(1935年製作の映画)

3.7

ジョン・バカンのスパイ小説『三十九階段』を原作とした“巻き込まれ型”の金字塔。アルフレッド・ヒッチコック監督による1935年のサスペンス・スパイ映画。こちらもヒッチコック監督のイギリス時代の代表作のひ>>続きを読む

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.7

人間の心理的な複雑さ、信じることの危うさ、悪と善のあまりにも曖昧な境界線。

私自身は無宗教ですが幼い頃から身近にクリスチャンがいたりして、教会にもよく足を運んでいたので、色々思うところがありました。
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バルカン超特急(1938年製作の映画)

5.0

エセル・リナ・ホワイトの小説「The Wheel Spins」を原作とした1938年のサスペンス映画。アルフレッド・ヒッチコックのイギリス時代の代表作。

列車の中でフロイという一人の老婦人が突然姿を
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逃走迷路(1942年製作の映画)

4.0

アルフレッド・ヒッチコック監督作品初鑑賞。なんとなく観始めたから特に期待していた訳ではないけど予想以上におもしろかった。

カリフォルニア州グレンデールの航空機製造会社で働くバリー・ケインはそこで起き
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美女と野獣(1946年製作の映画)

5.0

ジャン・コクトー作品初鑑賞。18世紀のフランス貴族ヴィルヌーヴ夫人が、1740年に発表した御伽噺『美女と野獣』の元祖映画版。

幻想的でどこか官能的でもある。映像も衣装も芸術的で様々な観点から楽しめる
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