imaponさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

4.5

新聞記者と富豪令嬢。
ローマの休日も名作だけどこっちの方がもっと好きかも。
名シーンが次々・・・
ロードムービーとして夜行バスの中のやり取りだけでも最高。
運転手まで歌い出す「空中ブランコの歌」が楽し
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ちょっとフランス風(1949年製作の映画)

3.7

劇中ミュージカルシーンが素敵。

ポッケに手をつっこむドン・アメチーの立ち姿、動き一つ一つが魅力的。
JBと連絡取り合うジャニス・カーターもまた然り。

個人的にはヒロインのドロシー・ラムーアより冒頭
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天国と地獄(1963年製作の映画)

3.9

2021年元旦一発目。
黒澤明の映画は3本しか見てなくてこれが4本目。

流石に引き込まれた。
前半の三船敏郎の苦悩も良いし、後半の仲代達也中心の捜査サスペンスも。
東宝名優の若き姿が豪華に続々登場す
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.8

レア・セドゥのレズ顔面もスゴいが、やはりここはアデル。
多用されるクローズアップ。半開きの口、溢れ落ちる涙の奥の瞳から感情の世界へ吸い込まれていくようだ。ボサボサほつれ毛も良い。

説明を排しているの
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.6

ワンダーウーマンいくわよ!
前回同様ガルガ・ドット美が目当てなので大満足。
前回は眼鏡萌え、今回は悲恋ぐちゃぐちゃ涙萌え。
美しいから厭きないけれど、映画として長すぎる。2時間に抑えられると思うし、敢
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世界最速のインディアン(2005年製作の映画)

3.7

田舎者爺ぃのロードムービー
彼は夢を諦めない。前立腺が悪くても、心臓が悪くても、野菜じゃないから良い出会いがある。そしてモテる。
いい女が周りにいてくれればそれに越したことはない。

バッド・マイロ!(2013年製作の映画)

3.2

「死にたくなるよと夜泣くタニシ」の元ネタなんかな?と観たが、こちらはまたずいぶんとお下劣な。
まさかの3代遺伝!

幸福の設計(1946年製作の映画)

4.5

テンポ良く進むストーリー、カメラワークの中におフランスならではの好物アイテムが次から次へ出てきて楽しい。

冒頭の製本工場の断裁機、安全装置など無いだろう。ハラハラする。工員のアントワープは機械いじり
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LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.5

この頃のスカヨハならでわ。
ヒトが10%しか使ってない脳を20、30~100%使えるようになったら。。
後半の荒唐無稽な映像楽しめるが、想像が追い付けてない感も。
どんどん超人から人でさえ無くなる。最
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小間使(1946年製作の映画)

3.6

ルビッチの遺作。
ジェニファー・ジョーンズの腕まくり、ストッキング。
上流階級への憧れ。
自分らしくいられる場所が一番。
ナッツにリスを。
シャルル・ポワイエが薬屋の扉を所謂ビンポンダッシュするお茶目
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七月のクリスマス(1940年製作の映画)

4.2

屋上で夢を語る恋人同士が喧嘩になり屋上移動。仲直りできるまで素っ気ないgood nightを繰り返す、素敵だ。

バクスターコーヒー社とマックスフォードハウスの両社長のキャラが最高。

フィアンセ、エ
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桃色の店/街角 桃色の店(1940年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

文通萌え。
「ユー・ガット・メール」の元ネタとの事だが「ユー・ガット」観てないし今後も観る機会無さそうだからそこはどうでも良い。

家族的なマトチェック商会、横暴だけど可愛くて憎めない社長を始め脇キャ
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

2本立ての関係で今年2回目。

異常で支離滅裂で手際の悪い犯行手順と裏腹に落ち着いたモノローグ。
サディストは嬲るところ、苦しむところ、死んで行くところを親族に見せて戦かせたいのにあっさり死んで行く被
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ポゼッション(1981年製作の映画)

3.8

涙目麗しイザベル・アジャーニ。
憑物ホラーをベースに国家陰謀匂わせたり、触手系怪物出てくるのは一歩間違えれば余計だけれど、そんなジャンルを越えた欲張りぶりもカルト要素って事でかなり満足。
抑圧された妻
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テッド(2012年製作の映画)

3.4

普通に楽しい。
大人になりきれないうだつの上がらないジョンだが、最初から素敵な彼女が居るんだもの。。

留守中、4人もデリヘル呼ぶ居候。
三杯目にはそっと出しなんて通用しないんだ。

字幕じゃなく吹替
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トレジャーハンター・クミコ(2014年製作の映画)

3.3

実話と称した虚構の「ファーゴ」にまつわる作り話のような実話のエピソードを元にしたフィクション。

ファーゴという町のど田舎感、厳しい寒さ、何もない感がさらに良くわかるので元ネタのお供に。
久しぶり元ネ
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ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

3.8

ロイ・アンダーソンの「いつもここから」感。
ほんと好き。

フレーム・インの間とかアクションのスタートとかオリジナリティが癖になるんだよね。

人物が画面に多く登場するエピソードが特に良くって、さあ今
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.8

若松孝二のがイマイチ食い足りなかったのでホンモノを。
何とも豊穣な言論の海。
右と左の真向対決と思いきや、なんとも豊かな時間。言葉は観念的に過ぎてついて行けなくなるけど、コメンテーター解説助かり面白い
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強がりカポナータ(2020年製作の映画)

3.6

ついに未踏のジャンル。
なんともシンプルな。。
三角関係、身を引く者、思いやり。
男女で描けば箸にも棒にもって感じかも。
ゲイ映画でこそ成立?
三者三様の顔演技。
二枚目男優の折笠慎也など通常ピンク時
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人斬り(1969年製作の映画)

4.3

メチャ面白。
勝新の愛嬌以蔵。
田中新兵衛・三島の切腹肉体美。こっちは芝居でげすから。

三島特集でもすっかり勝新の魅力に持ってかれるが、出演作でこれを持って来るのは正解かも。
三島の映画出演は出てく
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11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち(2011年製作の映画)

3.3

肉体派三島由紀夫の美学・思想は理解不能。酒や女に堕落する方が好きなので。
肉体磨いて「人斬り」みたいに映画出てれば良かったのに。
ナルシストの果てか?
ピュアな若者の気持ちの美しさは分かるだけに。小倉
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ウイラード(1971年製作の映画)

3.5

子供の頃すごく見たかったやつだけど連れてってもらえなかった。なのにTVのロードショーでも観た記憶なくて恐らく初見。

今や動物パニック物の古典。
M・ジャクソンが歌って有名なベンが一作目から大活躍の演
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燈台(1959年製作の映画)

3.8

鈴木英夫作品を久しぶり。
義母と息子の背徳愛を題材にしてサスペンスに定評ある名匠が紡ぐ密室劇。原作は三島由紀夫の戯曲。

若い久保明(兄)と柳川慶子(妹)が良い。
「今、お前を殺したいという気持ちと同
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熱愛者(1961年製作の映画)

3.9

岡田茉莉子も綺麗で可愛いんだけど、自分の中では1960年回ると微妙な違和感やズレを感じてしまう。というわけでインテリ芥川比呂志と一緒になってニヤけたりイラついたりして見てしまった。芥川比呂志の演技は初>>続きを読む

ファンファーレが鳴り響く(2020年製作の映画)

3.6

人いっばい殺されるし、吃音症の子はいじめられるけど、何だかとてもライトな感覚。あれぐらいのイジメで殺されちゃ合わないだろうし、二人がやった事はごめんなさいじゃ済まないんだけど何かいいよって赦せちゃう。>>続きを読む

花と沼(2020年製作の映画)

4.2

「気持ち悪いって悪い事なの?」
「既に言葉に(悪い)って入ってるし」byぬまおw

今回はキモハラ課長と気持ち悪いものに執着する癖を持つOL。
癖は癖であって恋じゃない。

麻木貴仁のためのホン。
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巻貝たちの歓喜(2019年製作の映画)

3.8

これ、ゆうばり映画配信でちょっとだけ見たやつだ。

前に上映された「ミスりんご」目当ての方々かな?途中退出者続出だった。
ゆうばり配信では自分も退出したからな。

落ち着いて劇場で見るとかなり好きだけ
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揉めよドラゴン 爆乳死亡遊戯(2020年製作の映画)

3.4

R18「揉めよドラゴン 爆乳乱れ咲き」にて。
今回の間宮悦子はなんとなんと吉行由実。
ピンク条件で自由に撮る佐々木監督。それにしても自由すぎだろ!のやらかし感でどうなるものか心配になったが、最後にしじ
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橘アヤコは見られたい(2020年製作の映画)

3.6

監督も俳優陣もピンク初体験とは思えない、最近のAVの娘侮れない。この中から何人か常連になって欲しい。
幽霊とセックスする映画を沢山撮っているという佐藤周監督。
POVはホラー作品ではすっかりお馴染みだ
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花火思想(2013年製作の映画)

3.6

コロナが猛威をふるい始めた頃、桜井拓哉追悼特集があり、その企画の中心に居たのが大木監督。あの時、作品は2本くらいしか観れなかったけど登壇される関係者の思いが乗った素敵な追悼だったしSNSでコロナ禍の中>>続きを読む

キラー・テナント(2020年製作の映画)

3.7

R18「怪談 回春荘 こんな私に入居して」

前作「たわわな気持ち」では好物のモラハラ男映画を。今回も、同棲相手を全く支配できてはいないものの、破綻きたした自己正当化が凄まじいダメ男映画で嬉しい限り
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オワイノヒトガタ(2019年製作の映画)

3.8

第10回うんこ映画祭最優秀作品。

ネクロマンティック越えの世界観に思わず鼻を抓んだ。
疫病愛臭。

主演女優しじみは第8回「トイレの神様 新説」に続く快挙。
今後もうんこ女優として君臨して欲しい。

眠る虫(2019年製作の映画)

4.0

これから60分あなたの耳はあなたのからだを離れ、この不思議な時間の中に入っていくのです。

なんかもう聴覚が研ぎ澄まされたような。人の耳なんていい加減なノイズキャンセル機能付いてるからこうは聴こえない
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ジャーマン+雨(2006年製作の映画)

3.3

なんだこれは?
かなりヤバイやつ。

何じゃこれ?と思った時点で多分好き。
こういうのは好きなシーンがいくつかあればそれでいい。

タイトルはゴリラーマンよし子がイケメンドイツ人の前で披露する、ぶっ飛
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デソレーション・センター(2018年製作の映画)

3.0

フェスの変遷?
お馴染みの黄色いスクールバス行先不明のまま乗せられて、着いたら砂漠でソニック・ユースやらノイバウテンがガガガガガと!

最強のふたり(2011年製作の映画)

4.5

健常者と障害者の笑顔が素敵な映画。
共鳴しあっている、まさに最強のふたり。
掴みO.K.
EW&FのOPも勿論だけど面接の場。
「音楽とジョークに疎いね」

フィリップ(フランソワ・クリュゼ)の誕生日
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