kensyoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

天使のたまご(1985年製作の映画)

4.2

「卵は割ってみなければ、その中に何が入っているかわからないものだよ」

シンプルな少年と少女の物語。(と嘘をついてこういう作品を撮ると3年間仕事が無くなる)

例えば小説の挿絵から本文を抜き去って形作
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.0

アクションも世界観もデザインもシーンの美しさもストーリーもラストも敵役もぜんぶ「あれ、なんかこう…もうちょっと…こう…」ってもどかしくなるような作品だった。

なんかすごい面白くなりそうなのにぜんぶあ
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.0

「さんをつけろよデコ助野郎!」

まだ目に見える革新が信じられていた頃に作られたお話
音楽が良くて、色彩が最悪

この作品が素晴らしいのは何かを表現する為にアニメーションという表現方法が使われているこ
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PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR(2020年製作の映画)

1.8

これ劇場で観たらツラかっただろうな…っていう感想。

面白いか面白くないかで言ったら面白くなくて、よく出来てるかどうかで言っても全然良くできてないって感じた。

個々のシーンに、単純に見ることの快楽が
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パプリカ(2006年製作の映画)

5.0

「オセアニアじゃあ常識なんだよ!」

全然全部に文句なく面白い◎ 最of高!

台詞やシーンにキチンと意味が与えられているのに(そういう作品って意外と貴重だと思う)、難しく考えなくても大筋を理解できて
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.0

アベンジャーズ・シリーズを観直す中で本作初視聴。

気負わず観られるファミリー向け、という面と、アベンジャーズシリーズの中に組み込まれた莫大な予算の映画、というのをうまくバランス取っていると思う。
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.0

悪夢と激しい雨の夜、暗号とともに指令が運ばれる。
まるで古典小説のような、「ザ!」って感じのオープニングだけど、画が美しくて引き込まれる。

今作は映像の美しさによる作品だと思う。
キャストのかっこよ
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

4.5

トム・クルーズのサービス精神もりんもりんな第5作!

サスペンスにアクションにガジェットに…と盛りだくさんな映画だけど、今作は極限スタント作品だった、と思う。

トレーラーで大々的に宣伝してたスタント
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

4.1

シリーズ4作目!オープニングが往年の「スパイ映画」って感じでカッコいい!

毎度毎度「復帰」させられてしまうハントだけど、今回の復帰シーンはシリーズでも結構好き◎

エンディングも、「そんな時ダサい事
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

4.2

謎、謎、アクション!アクション!謎!アクション!っていう感じ。
始まり方のピンチさと謎さがすごい!
開始数秒でもう引き込まれてしまう…。
そして今回は敵の嫌なやつさがハンパないー!

前作はマッチョ全
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

4.0

トム・クルーズ版ミッションインポッシブル2作目!
相変わらず身体を張りまくるトムクルーズがひたすらカッコいい。

ジョン・ウー監督らしく、シリーズで一番男男しい感じのカッコつけ方!
今見直すとちょっと
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.7

ドゥエイン・ジョンソンの明るい映画が観たい、という理由で観たやつ。
そういう時に観るのが良い映画だと思った。
ものすごく感動したり考えさせられたりする訳じゃないけれど、ドゥエイン・ジョンソンの映画って
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.0

父性のキャラだったアイアンマンが終わらせた「エンド・ゲーム」から、スパイダーマンが遺産を継承して「フェーズ3」を終わらせる、っていうのは構成として美しいと思う。

今回のアイテムはちょっと「キングスマ
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.5

最初はあんまり好きじゃなかったキャップのことがこんなに気になるなんて!

キャップの覚醒シーンは盛り上がったし、人生を取り戻すところもカタルシスがあって大変に良かった。
アイアンマンは相変わらずかっこ
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エンパイア レコード(1995年製作の映画)

4.5

大好きな映画!
見直して観たけどやっぱりいいな。

このメンバーでドラマのシリーズだって作れそうな個性的な面々。

みんな悩みや困難があって、立ち向かって生きているんだけど、重く悲壮に、じゃなくて軽く
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ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー(2008年製作の映画)

4.1

ギレルモ・デルトロ監督!って感じのクリーチャーデザインと色彩設計が素晴らしい。

意味のある色は見ていると安心する。

「パンズ・ラビリンス」とかに通じる、おとぎ話の美しさと不穏さの同居するデザインは
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.5

引き続き楽しいちょっとブラックなヒーローもの◎

「グリーンランタン」ネタにも、「ウルヴァリン」登場時の事にも決着をつけたし、カメオ出演は豪勢だったし、メガソニックはなんかオシャレになってたし、ユキオ
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デッドプール(2016年製作の映画)

4.5

小ネタ満載の楽しい映画だけど、アクションもすごいし、冒頭からカメラワークも面白いし、とにかくずっと楽しませるって事にこだわりがあってすごい!

シニカルだったりブラックなジョークも多いけど下品になりす
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.6

最・高!

コミックからのCGの映画表現としては過去最高なんじゃないかと思う。

面白い面白いと聞いてはいたけど見逃し続けていて、やっと観たけど本当に面白かった!
決めゴマ!みたいなシーンの表現や吹き
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エイリアン4 完全版(1997年製作の映画)

3.8

新しい「エイリアン」を作るっていう意味づけに意欲があると思う。

シガニー・ウィーバーもウィノナ・ライダーもカッコいい。

でも単純に「ニューボーン」のデザインが微妙と感じるのもあるし、卵生から胎生へ
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ソウル・キッチン(2009年製作の映画)

4.2

すき。面白い。

いかにも「ほら!人生に前向きになれるいい映画でしょ!」って言いながら迫ってきたりはしないんだけど(「アバウト・タイム」とかは結構迫ってくる)、観るとちょっと元気になれて、ちょっと笑顔
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ザ・フライ2/二世誕生(1988年製作の映画)

2.0

つ、つまらない…

1作目、クローネンバーグ監督の、グロテスクさの中にある美しさみたいなものを全部剥ぎ取って、「ほら、グロいでしょ?」っていう薄っぺらいテクスチャを貼り付けたっていう感じ…。
観ていて
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天使にラブ・ソングを2(1993年製作の映画)

4.1

続編で一番変わったのって、院長の人だと思う!
強かで茶目っ気のある人物になっていて、大変によかった。

1では主人公に振り回される役立ったのに2では主体的に主人公を巻き込んで振り回す、っていうところも
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トリック劇場版 ラストステージ(2013年製作の映画)

3.6

マンネリもマンネリ、だけどちゃんと区切りをつけくれたのはありがたい。
ラストはファンへのサービス精神と愛があったと思う。

堤監督の作品はいつも、魅力的なキャストと音楽とオープニング(エンディング)で
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エイリアン3(1992年製作の映画)

3.8

デイヴィッド・フィンチャー監督のデビュー作品!

史上最高額の制作費で監督デビューを果たした監督に「映画を撮るくらいなら大腸ガンになって死んだほうがマシだ!」と言わしめたほど難産だったとの事だけど、画
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ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.8

グロめホラーだけど、何処かエンターテイメントよりアートに属してるように見える。

カフカの「変身」を下敷きに、これまでのホラーモンスターの悲劇を踏まえて作るとこうなるのかな、と思った。
観る前に想像し
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ヴェノム(2018年製作の映画)

4.7

ヴェノム可愛いのが良かった!

気になったたんだけどずっと観損ねてた映画。この自粛の機会に。

「観てるうちにヴェノムが可愛くなってくる」っていうネットの感想を見ていたけど、かなり序盤から可愛さ丸出し
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.7

爽快アクションの最高峰だと思う!細かい事を気にしなくても楽しめる作りなのに、映画の小ネタとかオマージュ満載で(マティーニを、わざわざ「ウォッカでなくジンで、シェイクではなくステアで」なんて言ったり※)>>続きを読む

エイリアン2 完全版(1986年製作の映画)

4.1

今度は戦争だ!
続編として順当なパワーアップの2。
エンターテイメント振り切り!
ジェームズ・キャメロンが一番輝いているのが「ターミネーター2」と、この「エイリアン2」じゃないかなと思う。

「クイー
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どうしようもない恋の唄(2018年製作の映画)

1.0

は?💢っていう感じ
本当に酷い
本当に辛い
確かにあらすじの時点でダメな感じはするけどここまでってことあるのか…

何度か関連作品に出てきてたので作品選ぶ気力がない時に見たけど、具合悪くなった

耐え
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エイリアン/ディレクターズ・カット(1979年製作の映画)

4.5

昔のSFぽい壮大な世界観が素晴らしい。
スペースジョッキーの登場とデザインがすごく良い◎
発見された時にはもう過去のもので、どうなっているのか分からない、っていうのは世界にすごく広がりを与えていると思
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エクスマキナ Ex Machina ー Appleseed Saga(2007年製作の映画)

2.5

方法論が裏目に出ていて残念。

『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』の士郎正宗コミックが原作(原案?)の作品。

「CG+モーションキャプチャー+カートゥーンシェード」での映画作成って
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.5

ずっと歯車がうまく回ってる、って感じの気持ちのいいテンポのよさと、嫌味のないストレートなご都合主義がすごく楽しい。古き良きファミリー映画!っていう感じ。

ミュージカル映画って余り得意ではないけれど、
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.8

チューリングテストが題材なので、コギトとかクオリアとか、認識の色んな要素が散りばめられてて観ていて入り込めた。

派手なシーンはないけれど、静かな迫力があって、映像がとても綺麗なので最後まで画面に惹き
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ボディガード(1992年製作の映画)

3.8

王道っていうことは安心して楽しめるっていうことだ!という感じの作品。
改めて見ても面白い。

先日バック・トゥ・ザ・フューチャーを観て80年代づいたので観たいと思った作品。
だったんだけどこれは’92
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

4.6

尻尾の先まで餡子が入っていますよ!みたいなサスペンス・アクション!

90年代後半くらいから、「ハリウッド映画」のお話作りに親しんでいなくても楽しめる映画が沢山作られている気がするんだけど、丁度そうい
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