Kさんの映画レビュー・感想・評価 - 38ページ目

ヒート(1995年製作の映画)

3.5

171分となかなかの長尺。『メイド・イン・L.A.』のセルフリメイク。実話ベース。アルパチーノとロバートデニーロ。シブ格好いい系。銃撃音は実際の音を収録して使用しているらしい。街中での銃撃戦は音も含め>>続きを読む

ザ・ハッスル(2019年製作の映画)

3.1

オープニングのアニメーションが可愛い。字幕が低くて小さめ。笑いのツボがあんまり合わなかった。笑いのネタにしていいのか戸惑う場面も。確実に盛り上がるはずの特訓シーンがワクワクしない。既視感の正体はコンフ>>続きを読む

映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット(2021年製作の映画)

2.0

原作未読。アニメとドラマは好き。前作同様、映画になるとどうしてこうも合わないんだろう。中川大志が浮きすぎる。爆破。ミュージカル調。熱のこもった学芸会。

大巨獣ガッパ(1967年製作の映画)

3.5

主題歌が良い。ストーリーは映画『怪獣ゴルゴ』が下敷き。プレイメイトランド。キャサリン諸島オベリスク島。少年サキの演技が上手い。黒塗りはこの時代ならでは。クズ社長。ガッパ登場時に海面の光る演出が格好いい>>続きを読む

EXIT(2019年製作の映画)

3.7

こういうタイプの作品は“いつ始まるか”を気にしてしまう。序盤の布石はもちろん必要だけど前置きが少し長く感じた。ただ無駄はない。あの手この手でひたすら毒ガスから逃げる。緊迫感の中にちょいちょい笑いの要素>>続きを読む

パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

3.2

序盤から違和感がすごい。その理由はのちに判明する。この物語が伝えたかったことは何なのだろう。伝えたいことを伝えておく大切さかな。だとしたらメッセージに対して設定が大きすぎる。なるほど…で終わってしまう>>続きを読む

マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.5

特殊なグローブをはめて画面を操作する動きなど現代にも通じる未来描写。プリコグのアガサ、アーサー、ダシール。コリンファレルとレクサス2054が格好いい。じゅわ〜っと焼けるハンバーグのシーンが好き。

フリーダム・ライターズ(2007年製作の映画)

3.5

学校という社会の縮図。教室の中にも人種による派閥が生まれ相入れることはない。日本だったらせいぜい出身校でグループが分かれる程度。こんな描写は初めて見た。新品の本の匂い。ホロコースト。ミープ・ヒースさん>>続きを読む

ぼくと魔法の言葉たち(2016年製作の映画)

3.3

家族みんなが彼のことを愛していて、それ自体がすでにおとぎ話のようだった。「自閉症という名の檻」という表現はどうなんだろう。ディズニー映画を介して会話が成立したエピソードは良かった。一人暮らし初日からカ>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.3

この感じが続くと退屈かなと思わせてからの二転三転。マルタの機転の利かせ方が賢い。VHSと泥道のシーンが好き。ちょいちょい移民問題。ときどき何時代か分からなくなるレトロさ。色だけ見ればほんのりウェスアン>>続きを読む

宇宙大怪獣ギララ(1967年製作の映画)

3.1

初めて見る松竹の怪獣映画。オープニング曲の昭和感が好き。なごやかな始まり。ポップなBGM。月面基地の檜風呂。人間パートが長め。40分を過ぎた頃にようやくギララ登場。顔は可愛らしい。体のボコボコ感は不気>>続きを読む

ワイルド・スピード MAX(2009年製作の映画)

3.3

4作目にして1作目のメンバーが再集結。3作目のメンバーが登場していることで時系列が遡っていることに気づく。ストーリーは分かりやすく前作よりも見応えあり。今さらながらオチは倫理的にどうなのかと少し気にな>>続きを読む

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年製作の映画)

3.3

高校生に見えない主人公。背景の映像が日本になると違和感がすごい、焼きそば婆ちゃん。学ラン。「オアシス」。バイキング形式の高校。ここは日本のどこですか感。一番笑ったのはドリフトナンパ。警察官の存在感が非>>続きを読む

キングコングの逆襲(1967年製作の映画)

3.2

メカニコングのつぶらな瞳。豹柄ファッションおしゃれ。キングコング登場シーンはETを連想する。金髪美女。ゴロザウルスのジャンプキックめっちゃ格好いい。それをくらったコングの受け身も素晴らしい。初代キング>>続きを読む

旅立ちの時(1988年製作の映画)

3.4

着地はよかった。同時に自分で選びとってほしかったとも思う。両親に対して応援の気持ちが湧かずそこが苦しい。安全ピンで笑いをとる弟くん可愛い。親の親が印象的。映像を彩るピアノの音色はどれも良かった。

摩天楼はバラ色に(1986年製作の映画)

3.2

バックトゥザフューチャー以外のマイケルJフォックスをほとんど見たことがなかったので視聴。サクセスストーリー系かと思いきや性に開放的なラブコメといった印象が強くあんまりついていけなかった。丸出しにこそな>>続きを読む

月世界旅行(1902年製作の映画)

3.6

世界初のSF映画。カラー版を視聴。遊び心たっぷりのかわいい映像。絵本のよう。今見れば相当無茶のある話だけど、飛行機もない時代にこれは最先端すぎる。海への落下を表現する場面は特撮映画さながら。最後の像は>>続きを読む

ワイルド・スピードX2(2003年製作の映画)

3.5

前回よりお金がかかっている感じ。ブライアンが主役。登場する車の台数がすごい。バック走行。こういうの好きでしょっていうツボが分かりやすくて楽しい。ストーリーも雰囲気も前回より明るめ。派手さが増していた。>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

2.9

衣装を褒め合う二人。人形の新たな可能性。ピザ屋の店員さん。目に留まったのは数箇所でほとんど入り込めなかった。笑いのツボが違うのか、こういう作品を見るには遅すぎたのか。新たに得る何かというものを見出せな>>続きを読む

フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ(1966年製作の映画)

3.4

タコだ、またタコ。音楽に「仁義なき戦い」をほんのり感じる。ちっちゃいフランケンシュタインかわいい。牛乳びちゃびちゃ。割と長い歌唱シーン。肉食。ゆっくりずっしり移動する怪獣とは違い、スピード感を持って走>>続きを読む

フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)(1965年製作の映画)

3.4

台詞なしのやりとり。フランケンシュタインの心臓。戦死した兵隊を救うため(不死身の兵士を作るため)に細胞活動の謎を解くという重すぎる設定。原爆ドーム。特撮によるキノコ雲を本作で見るとは。色濃い平和へのメ>>続きを読む

宇宙大怪獣ドゴラ(1964年製作の映画)

3.3

「動くベッドという感じ」。宝石強盗団。浮遊する人間たち。マネキンのような女性陣の美しさ。吹替じゃないのが珍しいダンユマさん愛嬌のある日本語。ぽっきり煙突。看板やロゴの懐かしい雰囲気。河津清三郎さんと田>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.0

これだったらドキュメンタリー映画の方が良かったのではないか。実話ベースだから実話でない部分があるのは承知済み。その余地を昇華させることがうまくいっていない印象。感情移入のしづらさ。各登場人物の背景をほ>>続きを読む

オーシャンズ(2009年製作の映画)

2.5

フカヒレ漁。シャークフィニング。ヨシキリザメ。作り物にしたってショッキングな映像だった。この場面は実際の漁の映像を見てそれを忠実に再現したものらしい。ある記事を読めば脚色されているとも。自分の目で見た>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.0

理不尽な別れ話を聞かされたような気分。作品自体の評価が高いことも置いてけぼりの感情を強くしている。テレビアニメ版、旧劇場版、新劇場版は視聴済み。ピアノ線。田植え。レーション。おまじない。CG感の強さ。>>続きを読む

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.2

シャイアラブーフはトランスフォーマーのイメージで止まっていたため大人になっていて驚いた。スイカの帽子。過去のオオカミ。顔ぺちぺち。ソルトウォーター・レッドネックが熱い。果たして彼らは悪者だろうか。悪者>>続きを読む

ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.5

ずいぶん前にテレビで見て以来久しぶりに視聴。かなり内容を忘れていた。緑のライト。ニトロ。なんかすごいっぽいという印象を与える演出。車窓から全員の顔が一直線に並ぶシーンは格好いい。それぞれの音楽。エンジ>>続きを読む

永遠の人(1961年製作の映画)

3.6

熊本県阿蘇谷。フラメンコ調の音楽とナレーションを兼ねたような歌。「それがですな、それがですな」。呼び鈴。奥行きと広がりのある風景が美しい。今の日本でこんな景色が見られるところは無いかもしれない。この時>>続きを読む

君が生きた証(2014年製作の映画)

4.5

基本的に静かな風合いながらちょいちょいお洒落な演出。クエンティンのキャラクターがなくてはならない存在。だんだん変わる風貌も印象的。中盤までは秘密ってその程度のことかと思いながら視聴していた。徐々にその>>続きを読む

ザ・セル(2000年製作の映画)

3.0

画面に映るのは『ファンタスティック・プラネット』。インド出身の監督。牛と豚を避けて馬なのはヒンドゥー教の影響なのか。潜在意識や夢作業についての知識が思い出された。体育座り。金の縁取り。メッセージ性より>>続きを読む

マクロスプラス MOVIE EDITION(1995年製作の映画)

3.5

久しぶりにマクロス鑑賞。現代には現代の良さがあるけれど、やっぱりこの時代の手書きならではの魅力と迫力もすごくいいなと再認識させられた。伝説の5秒。ストーリーはなかなか重め。

さびしんぼう(1985年製作の映画)

3.6

「ファインダーの中でかくれんぼ」。バク転。舞う写真。すきやき。オウム。ピアノと木魚。おきんたま。樹木希林さんと小林聡美さん親子のレア感。「どこで返事してるんだよ」。後半へ進むにつれて言葉にならない切な>>続きを読む

戸田家の兄妹(1941年製作の映画)

3.6

周波数の合っていないラジオみたいな音質。まるでザーザーの大雨の中この作品を見ているような感覚。小津安二郎監督が復員後最初に撮った作品。戦争の話をする人は出てこない。それがある意味異様。なかなか厳しいた>>続きを読む

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.7

今日この日に観たいと思って鑑賞。前作とドラマ版は視聴済み。監督は前作の制作時から本作の制作を想定していたようで、思い入れの強さを感じた。追加された約40分の映像。小さなエピソードの追加もありつつ、大幅>>続きを読む

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.0

何気なく耳から入っている映画音楽の仕組み。シアターオルガン。見たことのない楽器たち。作曲家の探究心。有名な音楽が続々と流れ、映画のクライマックスを連続で観ているような気分。これぞ映画音楽のマジックなの>>続きを読む

MOTHERS(2020年製作の映画)

3.5

iPhoneの空箱から次々と出てくる薬。お箸でタバコ。アイリーンと聞くと『愛しのアイリーン』を思い出す。衝動的な暴力性。車。育ての母のモザイクが甘く、一時停止すると顔が見えてしまう。ワザとなのか否か。>>続きを読む