『未知の体感』
ポン・ジュノ監督はいつも新しい世界を、思いもよらない展開で見せてくれる。
「パラサイト」においても「グエムル」においても、一般的なジャンル映画とは違い、本作は特に顕著。
前半は「リ>>続きを読む
『思考停止しがちなWackな現代人へ』
2030年、インフラと化したAI。
日常に溶け込んだAIが暴走を始める。
その首謀者としてAI開発者が疑われ始め…。
冒頭、未来の設定の提示がうまく、「22>>続きを読む
『頭を使いたくないあなたに』
安定のおバカ映画として、もはや薄いストーリーと魅力的なキャラクターしか求められていないチャーリーズエンジェル2作目。
「仲間最高〜!フゥ〜!」
この作品の言いたいこと>>続きを読む
『背中を押す一夜』
「四畳半神話体系」を思わせる布陣、キャラクターで見せる、湯浅監督的アニメーション表現の詰まった作品。
とにかく1シーン毎、目が離せなく、最高に楽しませてくれる。
春、夏、秋、冬>>続きを読む
『ワールドトレードセンターの栄光』
ドキュメンタリー映画「マン・オン・ワイヤー」のインタビュー内容を巨匠ロバート・ゼメキス監督が完全映像化した本作「ザ・ウォーク」。
狂った男に狂った映像。
画面越>>続きを読む
『センス抜群時代劇』
2組のやくざが対立する棺桶ばかりが売れる寂れた宿場町。そこに、三船敏郎さん演じる最強の浪人が訪れる。
2組のやくざ、どちらかについて「用心棒」として悪を倒す。といった単純なス>>続きを読む
『ハリウッドおバカ超大作』
正体不明のボス、チャーリーのもとで諜報部員として働く3人の美女がとんでもない事件に巻き込まれる物語。
頭を使わない矢継ぎ早の展開、作品内リアリティに欠ける時代と世界感の>>続きを読む
『砂漠の中の孤独』
ロレンスの人生における上昇と下降を描く。
1人の異常な人物の一生を素晴らしいスペクタクルと構成力で見せる、巨匠デヴィッド・リーンの作品。
二部構成の本作は一部がロレンスの上昇。>>続きを読む
『Madness!!Madness!!』
イギリス人と日本人の国民性が前面に出たリーダー同士のプライドの張り合い。その中での橋の建設。
米脱走兵が巻き込まれる橋爆破作戦。
主にこの二つが交錯して語ら>>続きを読む
『時代と映像と設定の妙技』
5人連続絞殺事件の犯人が22年後現れる。
設定の巧妙さと細部へのこだわりがマッチした絶妙なバランスの作品。
冒頭、当時の実際の映像とともに流される、5人の命を奪った連続>>続きを読む
『Fresh LOOP』
殺し屋稼業「LOOPER」として、30年後の未来から来た人間を殺し続けてきたジョー。
未来から来た自分自身に逃げられ、若きジョーも年老いたジョーも逃亡の身に。
彼らが生き>>続きを読む
『ハリウッド超大作』
主人公が黒人2人のバディもの。
badで最高な2人のキャラクターの関係性で魅せられる。
高身長イケメンのウィル・スミス演じるマイク、低身長お喋りおばかのマーティン・ローレンス演>>続きを読む
『青春の一過性』
バラバラ殺人事件の被害者チワワちゃん。最高の時間を共に過ごした彼女の本当の姿が徐々に浮かび上がってくる。
青春が始まって終わっていく、最高の瞬間が始まって終わっていく。
チワワち>>続きを読む
『時が経ち』
15作目から42作目へいきなり飛ぶと作品全体の哀愁が非常に新鮮。
寅さんとさくら、ひろし、おばちゃん。
作品内で人生を重ねてきたかのような姿がどの役者さんも素晴らしい。
寅さんは過去>>続きを読む
『シェアハウス・ウィズ・ユダヤ』
人種の分断を少年視点のファンタジーとして描く。
冒頭「The Beatles」の「抱きしめたい」とともに流れる映像、ジョジョの体験する世界の美しさ、魅力的なこと。>>続きを読む
『魅力の本質を知る前に』
対の関係の二人の恋愛を通じて、恋愛の本質、いや人生の本質を気づかせてくれる。
今泉力哉監督の写すコミカルな恋愛群像劇は本質が違うところにあるから面白い。
『愛がなんだ』で>>続きを読む
『欠かせない一本』
寅さんとリリー、運命で結ばれている2人の再会。『寅次郎忘れな草』の美しすぎる別れは序盤にカラッとなかったことになるのも寅さん節。
各シーンの美しさ、登場人物の魅力の素晴らしさも>>続きを読む
『情報社会に投じる一本』
メディアの波及力、情報発信に際して、一人一人の責任の重さ。
イーストウッド監督が一人一人に情報発信力がある今こそ伝えたい作品なのだとひしひしと感じる。
『インビクタス/負>>続きを読む
『ケヴィン・コスナーの大勝負』
1863年の時代背景が非常に大切な作品。
見た後に調べることが多く、当時のアメリカのことを詳しく知ることができる。
今後西部劇を見る時にも良い影響があると思われる。>>続きを読む
『世界の一部』
舞台挨拶付き上映会にて鑑賞。
登壇者は衛藤美彩さん。本当に美しく、凛としていらっしゃいました。
それと同時に理知的で的を得たトークにより、この作品の理解が深まり、素晴らしい時間を共有>>続きを読む
「I have loved you, I did my best.」
泣いて笑って温かい気持ちに。
パッケージのイメージ、美しい映像と音楽、すべてがマッチしているはずが、逆行し予想とは違うところに連>>続きを読む
『花言葉』
2.3作目を見て少し落ち込みムードだった自分。話にはよく聞く「リリーさん」の初登場回と言うことで11作目を鑑賞。
これが大正解。前半の寅さん節から後半は異色のヒロイン「リリー」中心の物>>続きを読む
『1人の思いが「熱狂」に』
スポーツ映画と一括りにはできない映画。
先日見た『フォードvsフェラーリ』に通じるような所も多いが、より顕著に結果が出るのが本作。
1990年代初頭まで続いていた人種隔>>続きを読む
『差による笑い』
『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ監督作品。
ヴァンパイアのシェアハウスのモキュメンタリーというかなり特異な設定。
シェアハウス設定はヴァンパイアならではの年>>続きを読む
『ヒックの成長』
1作目から5年後となる2作目。
バイキングとドラゴン、それぞれがお互いをリスペクトし合い、過ごすことが当たり前になっているバーク島。
ドラゴンレース、そしてヒックとトゥースの空中>>続きを読む
『男はつらいよ新境地』
『男はつらいよ』『続・男はつらいよ』に続く3作目。
監督が変われば寅さんも変わる。確かに寅さんらしいテンポ感と小気味よく挟み込まれるジョークがないわけではないのだが今作の寅さ>>続きを読む
『挑戦心』
男らしく熱くなれる要素が多分に含まれた作品。誰もが興奮するに違いない。
レースの緊張感からくる熱さ。
企業間の対決だけでなく、企業内で自分達を表現するために戦う熱さ。
性格は違えど目標を>>続きを読む
中川龍太郎監督作品の言葉での説明の難しさたるや。
見て、聞いて感じる作品であることは確かなので是非見ていただきたい。
とにかく本作も非常に美しい。
日本映画として、これだけ言葉や風景を美しく切り取り>>続きを読む
2回目 2020/2/14
『やはりポンジュノ最高傑作』
2回目の鑑賞でもやはり息を飲む。
ポン・ジュノ作品は無駄がない。
さらに「母なる証明」よりエンタメ性も担保された本作はやはり最高傑作といえ>>続きを読む
「キャメロンディアスのラブコメ」×「トムクルーズのアクション」
何も考えられずに見られる作品。
笑って、癒されて、アツくなれる。
自分の見る順番が問題か、頭がスッキリして最高に楽しめた。
2人の俳優>>続きを読む
モンスターパニック映画として、質が高い!
とにかく怖い見た目のモンスター、そこにいるかのような迫力と描写はやはり韓国映画らしく、最高。
導入シーンの不気味さが個人的には好き。薬品の瓶の不気味さ、排水>>続きを読む
誰が見てもスッキリするようなラスト。
圧倒的人気も理解できる。
今見るとわかりやすい伏線だらけではあるが、ワンシーンワンシーン仕掛けがあり、楽しめる。
刑務所の陰湿な雰囲気や、暴力等はそこまでやる>>続きを読む
寅さんの母親の登場により、家族映画としての色を強めた第二作。
一作目より寅さんに寄りそうようなマドンナ、夏子の存在は物語全体を温かくし、また違った味わいを出していた。
話の基盤としては同じだが、作品>>続きを読む
想定以上に感銘を受けた。
見慣れた世界観を見せられると思いきや、なんと新鮮な…。
冒頭の寅さんの手紙から始まり、寅さんが現れ、櫻の縁談があり、マドンナが現れ…と非常にテンポがいい。
寅さんの話術と小>>続きを読む
親父トムクルーズの成長譚。
エイリアンがメタファーとして働いているのが、よく考えると味わい深い。
超ダメ親父トムクルーズが成長する。
息子からも娘からも嫌われ、自身では父親の威厳を保っていたい典型的>>続きを読む
段違いの面白さを見せつけられた。
深田晃司監督作品は「よこがお」から入った自分だが本当に脚本、演出、画面の構成から何から何まで美しく無駄を感じさせない。
オープニングのメトロノームからタイトルが入り>>続きを読む