広島の先行上映初日(2020年8月)、しかも監督とテロルンとルンルン(主演の2人はリモートで参加)の舞台挨拶付きの回を鑑賞!
スジ(余白が美しい脚本)ヌケ(瀬戸内の儚いロケーションと空気感)タチ(主>>続きを読む
見終わって漠然と、〝この感じ何かに似てるなぁ〟と思ったので、帰りの道すがら考えた。
で、思い当たったことが2つ。
ひとつめは、
参観日で、よその子が書いた作文(お題は「ぼくのお父さん」)を延々と聞>>続きを読む
【ワンピースで言えば、ロジャーとガープ】
混沌とした時代には『梟雄(きょうゆう)』が必要。…そんなセリフがあった。
『梟雄』とは、残忍で強く荒々しい人のことで、悪者などの首領に使われる言葉らしい。>>続きを読む
【結局、映画の感想は、人生とのシンクロ】
まずは、感想。大当たりでした!
父と子の件が、今は亡き親父と自分に重なりまくりで、映画館で、ボロボロ泣きました。
この映画を観て改めて、映画の感想は、人>>続きを読む
【もし日本でリメイクするなら、題は『曼珠沙華』がいいと思う】
50周年HDレストア版で、30年ぶりに映画館で鑑賞。
無茶苦茶ざっくり言えば、『反戦』をテーマにした『メロドラマ』だけど、『反戦』は伝>>続きを読む
【大スクリーンで観ないと、勿体無い!】
あぁ、このひと偏ってんな…と思う監督が時々いるが、この映画の監督もその内の1人で、大好きな監督である。
顕著なのは、『ベル&セバスチャン』の冒頭の崖のシーン>>続きを読む
【ミルクボーイの漫才を他の人がやった感覚】
甲子園球場を舞台に出来なかった「しょうがない」大人の事情を除けば、話の作りが良くできているので、お芝居が映画になっても十分楽しめる!
面白かった!脚本の力>>続きを読む
【『仮面ライダーゼロワン』と重なるテーマ】
鑑賞した日(2020年8月)の朝に観た『仮面ライダーゼロワン』と重なる部分があって、感慨深いものがあった。
子供向け番組でも、重たいテーマ(仮面ライダー>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
【『命』を軽んじた軽蔑すべき軽薄な人間との闘い】
見終わった後、得体の知れない『国』との闘いと思ったが、いやいや待てよ、『国』って生き物いないじゃん、結局人間じゃん、人対人の闘いじゃんと思い直した。>>続きを読む
【脳に直接刺激を受けてるような『中毒性』の高い作品】
ポスターやチラシでは、可愛くてポップな感じを受けるが、アニメを観ると、その幻想的な世界観に引き込まれる『中毒性』の高い作品だと思った。
偶々だ>>続きを読む
【日本はジブリの国なので、実写でも頑張ってほしい!】
自分の中の勝手な映画の仕訳の1つに、『ジブリっぽい実写映画』と云うジャンルがあるが、正にその範疇の映画。
決して嫌いなジャンルでは無いが、この>>続きを読む
【コトコト煮込んだ熱々おでんの大根は美味い】
熱量を感じる作品だった。
しかもその熱さは、
面取りをし、隠し包丁を入れて、
長い時間をかけて丁寧に煮込まれた『おでんの大根』のように、味の染み込んだ>>続きを読む
【新藤兼人監督『愛妻物語』へのオマージュ】
勝手な想像ですが、色々重ねて来ている(※)ので、新藤兼人監督デビュー作の『愛妻物語』へのオマージュ?てか、約70年後の『愛妻物語』はこんなんですよ〜って天>>続きを読む
【マクラの無い古典落語】
古典落語では、「話の設定」や「当時の時代背景・風俗」が分かりにくい演目の場合、冒頭の[マクラ]で、世間話に混ぜ込んだりして、予備知識をさりげなく刷り込みます。
なので、も>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ラストを観た時、心の中で思わず、
浜ちゃんのように突っ込んだ…
『いや、まだ生きとんのかいっ‼︎』
(ここからは田口トモロヲ風)
『優しい嘘』
宣伝文句に騙された。
食リポの『優しい味』のように>>続きを読む
やるせない想いが残る作品だった。
見終わって、『望み』と云う言葉について、改めて考えてみた。
辞書には、
・そうなれば良いと思うこと
・そうしたいと思うこと
・良いほうに進みそうな見込み
とある。>>続きを読む
正直なところ、心に響かない作品だった。
銀獅子賞なのに…と気になって、色々な記事を読み漁った結果、自分なりに腑に落ちた。以下は勝手な解釈。
この作品は、“型”から入った。
『あの時代の空気感』と>>続きを読む
【斬新なインディジョーンズだと妄想していた】
自分の場合、お目当ての映画は、題名やチラシ以外ほとんど情報収集せず、妄想を膨らませて、観に行く。
大好きなライカで、大好物の題材となれば、否が応でも妄>>続きを読む
【おジャ魔女どれみ『♭』】
『燃えろ‼︎ロボコン』や『仮面ライダークウガ』等からの流れで、リアルタイムで観ていた。
『おジャ魔女どれみ』が終わり、次は何かなと思ったら、『おジャ魔女どれみ♯』と音楽>>続きを読む
【『癖(へき)』のダ・カーポを、『可哀想な人』の一言で片付けるのは酷】
『あの人は可哀想な人だから』と云う言葉が大嫌いだ。
渦中の人は、圧が強くて攻撃的で、感情の起伏が激しい上に抑制も出来ないため>>続きを読む
【8頭身美人を6頭身にしたら、そりゃ中途半端で変】
ドラマ8話(357分)を、約6話相当(276分)に再構成した映画。
8話で完成している良く出来た群像劇を、中途半端に2話相当削るにあたり、監督が>>続きを読む
【この映画の『ケレン味』は評価が分かれると思う】
『ケレン味』には、良い意味と悪い意味があるが、この映画のそれは、評価が分かれると思う。
史実として明らかになっていないところは、[想像で穴埋め]す>>続きを読む
【大山鳴動してコズミン一匹】
手塚治虫大先生の傑作『どろろ』は、主人公の『どろろ』より『百鬼丸』のエピソードが強烈過ぎるため、『百鬼丸』が主人公で、『どろろ』が狂言回しみたいになってしまい、昔のアニ>>続きを読む
【見終わった後、コロナ収まっていないのに周りにススメまくってしまった、クレージーでキュートな物語】
予告編だけだと、女性版ジョーカーかなと思っていたけど、大違い。
大好きな70年代の退廃的な空気を纏>>続きを読む
【原作読んでる映画は、曇りなき眼で見れないけど、素晴らしかった】
映画の見方や楽しみ方は、人それぞれだと思うが、自分の場合は『物語を味わいたい派』である。
しかし、原作を読んでる映画は、
・原作を>>続きを読む
【オフザケも貫くとカッコいい!】
大人が真剣にふざけており、それを貫くと、面白さに加えて、カッコ良く見えてくる痛快な作品‼️
元々は、ヤンキー系の作品をバカリズムで、と云うきっかけで始まった企画ら>>続きを読む
【死に対する感情のヒダが増える作品】
死にかけた経験がある。事故ではなく病気で。死までのメモリを10とすると、8.5くらいまで逝きかけた。
なので、タイトル初見時、『痛くない死に方』は無いだろう、>>続きを読む
【ヤバい映画のチラシは、黄色の比率が多いかもしれない】
チラシやポスターを見た時、色合いや雰囲気から、ヤバい空気を感じていた。
案の定、映画を見終わった後、脳天がパニパニパニック。脳内の整理が中々>>続きを読む
【『厄介な自分』を描いた、イタい割合多目の痛快作😊】
誰にでも多かれ少なかれある、『否定』と『弁護』の間でヤジロベエのように揺れる『厄介な自分』を描いた、イタい割合多目の痛快作!
自分って、『否定>>続きを読む
【『第4惑星』に住むか否かは、ちひろ次第】
以前、友人に誘われて、とある新興宗教の集会に参加した。
ちなみに友人は、両親が先に入信し、次いで本人も…と云う流れ。
半日以上参加し、加えて帰り際に見>>続きを読む
【『未来世紀ブラジル』や『太陽を盗んだ男』と同じ匂いがする痛烈な風刺ブラックSF】
非常によく出来たシニカル要素満載の作品で、決して〔笑い〕と云う切り口のみで語るべきではない怪作!
ゆるい狂気のオ>>続きを読む
【男子の好きなツボをギュッと押す快作😂】
相当昔に、吉田聡(湘南爆走族で有名)作で『ちょっとヨロシク!』って漫画がありました。
内容は、主人公の天才児羽田と番長の苺谷が、いがみ合いながら、部活を転>>続きを読む
【『愛』されなかった人が『愛』する物語】
それぞれの事情で、『愛』されることが無かった女性2人が、『愛』すべき人を見つけて『愛』し、『愛』される物語。
普段こっぱずかしくって口に出すことの無い『愛>>続きを読む
2020年に公開された『ブックスマート』の監督オリビア・ワイルドが日本向けのメッセージとして語った一言
『人を理解し、決めつけないこと』
が、この作品にもピッタリ当てはまると思った。
現代のSN>>続きを読む
監督が、日本向けのメッセージでサラッと語った
『人を理解し、決めつけないこと』
この一言を伝えんがために、メガホンを取ったんだなぁと思った。
また、脚本(ホン)の構成も秀逸。冗長的に思える前半は>>続きを読む
お芝居のようなシチュエーションに惹かれて観た。
登場人物の配置や設定、話の進め方に引っかかる人が多々いるみたいだが、自分は、監督の矜持がしっかりしている骨太の作品だと思った。
またこれは、それぞれ>>続きを読む