仲ちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

仲ちゃん

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テロルンとルンルン(2018年製作の映画)

4.0

広島の先行上映初日(2020年8月)、しかも監督とテロルンとルンルン(主演の2人はリモートで参加)の舞台挨拶付きの回を鑑賞!

スジ(余白が美しい脚本)ヌケ(瀬戸内の儚いロケーションと空気感)タチ(主
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ハニーボーイ(2019年製作の映画)

2.8

見終わって漠然と、〝この感じ何かに似てるなぁ〟と思ったので、帰りの道すがら考えた。

で、思い当たったことが2つ。

ひとつめは、
参観日で、よその子が書いた作文(お題は「ぼくのお父さん」)を延々と聞
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追龍(2017年製作の映画)

4.0

【ワンピースで言えば、ロジャーとガープ】

混沌とした時代には『梟雄(きょうゆう)』が必要。…そんなセリフがあった。

『梟雄』とは、残忍で強く荒々しい人のことで、悪者などの首領に使われる言葉らしい。
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

5.0

【結局、映画の感想は、人生とのシンクロ】

まずは、感想。大当たりでした!

父と子の件が、今は亡き親父と自分に重なりまくりで、映画館で、ボロボロ泣きました。

この映画を観て改めて、映画の感想は、人
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ひまわり(1970年製作の映画)

5.0

【もし日本でリメイクするなら、題は『曼珠沙華』がいいと思う】

50周年HDレストア版で、30年ぶりに映画館で鑑賞。

無茶苦茶ざっくり言えば、『反戦』をテーマにした『メロドラマ』だけど、『反戦』は伝
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グランド・ジャーニー(2019年製作の映画)

4.0

【大スクリーンで観ないと、勿体無い!】

あぁ、このひと偏ってんな…と思う監督が時々いるが、この映画の監督もその内の1人で、大好きな監督である。

顕著なのは、『ベル&セバスチャン』の冒頭の崖のシーン
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.7

【ミルクボーイの漫才を他の人がやった感覚】

甲子園球場を舞台に出来なかった「しょうがない」大人の事情を除けば、話の作りが良くできているので、お芝居が映画になっても十分楽しめる!
面白かった!脚本の力
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

4.0

【『仮面ライダーゼロワン』と重なるテーマ】

鑑賞した日(2020年8月)の朝に観た『仮面ライダーゼロワン』と重なる部分があって、感慨深いものがあった。

子供向け番組でも、重たいテーマ(仮面ライダー
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オフィシャル・シークレット(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

【『命』を軽んじた軽蔑すべき軽薄な人間との闘い】

見終わった後、得体の知れない『国』との闘いと思ったが、いやいや待てよ、『国』って生き物いないじゃん、結局人間じゃん、人対人の闘いじゃんと思い直した。
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マローナの素晴らしき旅/マロナの幻想的な物語り(2019年製作の映画)

4.5

【脳に直接刺激を受けてるような『中毒性』の高い作品】

ポスターやチラシでは、可愛くてポップな感じを受けるが、アニメを観ると、その幻想的な世界観に引き込まれる『中毒性』の高い作品だと思った。

偶々だ
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

3.2

【日本はジブリの国なので、実写でも頑張ってほしい!】

自分の中の勝手な映画の仕訳の1つに、『ジブリっぽい実写映画』と云うジャンルがあるが、正にその範疇の映画。

決して嫌いなジャンルでは無いが、この
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スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

4.0

【コトコト煮込んだ熱々おでんの大根は美味い】

熱量を感じる作品だった。

しかもその熱さは、
面取りをし、隠し包丁を入れて、
長い時間をかけて丁寧に煮込まれた『おでんの大根』のように、味の染み込んだ
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喜劇 愛妻物語(2020年製作の映画)

4.2

【新藤兼人監督『愛妻物語』へのオマージュ】

勝手な想像ですが、色々重ねて来ている(※)ので、新藤兼人監督デビュー作の『愛妻物語』へのオマージュ?てか、約70年後の『愛妻物語』はこんなんですよ〜って天
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

【マクラの無い古典落語】

古典落語では、「話の設定」や「当時の時代背景・風俗」が分かりにくい演目の場合、冒頭の[マクラ]で、世間話に混ぜ込んだりして、予備知識をさりげなく刷り込みます。

なので、も
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フェアウェル(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ラストを観た時、心の中で思わず、
浜ちゃんのように突っ込んだ…
『いや、まだ生きとんのかいっ‼︎』

(ここからは田口トモロヲ風)

『優しい嘘』
宣伝文句に騙された。

食リポの『優しい味』のように
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望み(2020年製作の映画)

4.0

やるせない想いが残る作品だった。

見終わって、『望み』と云う言葉について、改めて考えてみた。
辞書には、
・そうなれば良いと思うこと
・そうしたいと思うこと
・良いほうに進みそうな見込み
とある。
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スパイの妻(2020年製作の映画)

2.5

正直なところ、心に響かない作品だった。

銀獅子賞なのに…と気になって、色々な記事を読み漁った結果、自分なりに腑に落ちた。以下は勝手な解釈。

この作品は、“型”から入った。

『あの時代の空気感』と
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ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒(2019年製作の映画)

3.0

【斬新なインディジョーンズだと妄想していた】

自分の場合、お目当ての映画は、題名やチラシ以外ほとんど情報収集せず、妄想を膨らませて、観に行く。

大好きなライカで、大好物の題材となれば、否が応でも妄
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魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

3.5

【おジャ魔女どれみ『♭』】

『燃えろ‼︎ロボコン』や『仮面ライダークウガ』等からの流れで、リアルタイムで観ていた。

『おジャ魔女どれみ』が終わり、次は何かなと思ったら、『おジャ魔女どれみ♯』と音楽
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ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

4.5

【『癖(へき)』のダ・カーポを、『可哀想な人』の一言で片付けるのは酷】

『あの人は可哀想な人だから』と云う言葉が大嫌いだ。

渦中の人は、圧が強くて攻撃的で、感情の起伏が激しい上に抑制も出来ないため
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アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)

3.0

【8頭身美人を6頭身にしたら、そりゃ中途半端で変】

ドラマ8話(357分)を、約6話相当(276分)に再構成した映画。

8話で完成している良く出来た群像劇を、中途半端に2話相当削るにあたり、監督が
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KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)

3.0

【この映画の『ケレン味』は評価が分かれると思う】

『ケレン味』には、良い意味と悪い意味があるが、この映画のそれは、評価が分かれると思う。

史実として明らかになっていないところは、[想像で穴埋め]す
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.0

【大山鳴動してコズミン一匹】

手塚治虫大先生の傑作『どろろ』は、主人公の『どろろ』より『百鬼丸』のエピソードが強烈過ぎるため、『百鬼丸』が主人公で、『どろろ』が狂言回しみたいになってしまい、昔のアニ
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クルエラ(2021年製作の映画)

5.0

【見終わった後、コロナ収まっていないのに周りにススメまくってしまった、クレージーでキュートな物語】

予告編だけだと、女性版ジョーカーかなと思っていたけど、大違い。
大好きな70年代の退廃的な空気を纏
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罪の声(2020年製作の映画)

4.0

【原作読んでる映画は、曇りなき眼で見れないけど、素晴らしかった】

映画の見方や楽しみ方は、人それぞれだと思うが、自分の場合は『物語を味わいたい派』である。

しかし、原作を読んでる映画は、
・原作を
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地獄の花園(2021年製作の映画)

4.0

【オフザケも貫くとカッコいい!】

大人が真剣にふざけており、それを貫くと、面白さに加えて、カッコ良く見えてくる痛快な作品‼️

元々は、ヤンキー系の作品をバカリズムで、と云うきっかけで始まった企画ら
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痛くない死に方(2019年製作の映画)

4.5

【死に対する感情のヒダが増える作品】

死にかけた経験がある。事故ではなく病気で。死までのメモリを10とすると、8.5くらいまで逝きかけた。

なので、タイトル初見時、『痛くない死に方』は無いだろう、
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脳天パラダイス(2019年製作の映画)

3.5

【ヤバい映画のチラシは、黄色の比率が多いかもしれない】

チラシやポスターを見た時、色合いや雰囲気から、ヤバい空気を感じていた。

案の定、映画を見終わった後、脳天がパニパニパニック。脳内の整理が中々
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

5.0

【『厄介な自分』を描いた、イタい割合多目の痛快作😊】

誰にでも多かれ少なかれある、『否定』と『弁護』の間でヤジロベエのように揺れる『厄介な自分』を描いた、イタい割合多目の痛快作!

自分って、『否定
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星の子(2020年製作の映画)

3.5

【『第4惑星』に住むか否かは、ちひろ次第】

以前、友人に誘われて、とある新興宗教の集会に参加した。

ちなみに友人は、両親が先に入信し、次いで本人も…と云う流れ。

半日以上参加し、加えて帰り際に見
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きまじめ楽隊のぼんやり戦争(2020年製作の映画)

5.0

【『未来世紀ブラジル』や『太陽を盗んだ男』と同じ匂いがする痛烈な風刺ブラックSF】

非常によく出来たシニカル要素満載の作品で、決して〔笑い〕と云う切り口のみで語るべきではない怪作!

ゆるい狂気のオ
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悪人伝(2018年製作の映画)

4.5

【男子の好きなツボをギュッと押す快作😂】

相当昔に、吉田聡(湘南爆走族で有名)作で『ちょっとヨロシク!』って漫画がありました。

内容は、主人公の天才児羽田と番長の苺谷が、いがみ合いながら、部活を転
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.5

【『愛』されなかった人が『愛』する物語】

それぞれの事情で、『愛』されることが無かった女性2人が、『愛』すべき人を見つけて『愛』し、『愛』される物語。

普段こっぱずかしくって口に出すことの無い『愛
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ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

4.5

2020年に公開された『ブックスマート』の監督オリビア・ワイルドが日本向けのメッセージとして語った一言

『人を理解し、決めつけないこと』

が、この作品にもピッタリ当てはまると思った。

現代のSN
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

監督が、日本向けのメッセージでサラッと語った

『人を理解し、決めつけないこと』

この一言を伝えんがために、メガホンを取ったんだなぁと思った。

また、脚本(ホン)の構成も秀逸。冗長的に思える前半は
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.5

お芝居のようなシチュエーションに惹かれて観た。

登場人物の配置や設定、話の進め方に引っかかる人が多々いるみたいだが、自分は、監督の矜持がしっかりしている骨太の作品だと思った。

またこれは、それぞれ
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