APlaceInTheSunさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ジム&アンディ(2017年製作の映画)

4.6

【超憑依型芸人の素の顔を覗いてみたら…】
70年代から80年代にかけて絶大な人気を誇った実在のコメディアン、アンディ・カウフマンの伝記映画『マン・オン・ザ・ムーン』の主役の座を、名匠ミロス・フォアマン
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トップガン(1986年製作の映画)

3.0


自分が小学生ぐらいの時期に、お兄さんお姉さんがフライトジャケット着ていて、トムクルーズが大人気で、この映画が大ヒットしていた記憶がある。

これまでに何度かレンタルで観ようとしたけど、最後まで観たの
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

4.4


RottenTomatoesの批評家スコアや一般のスコアも、見渡すかぎり、評価は低め(テイラー・シェリダン絡みでは最低レベル?)だけど、驚くほど楽しんで鑑賞した。

面白過ぎない良さというか、丁度よ
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

2.5

トラップに、まんまと引っかかる成年男性達はきもいし悍ましいけど、製作者側のスタンスもちょっと良くわからなかった。

ネット社会の悪を糾弾する!というような必ずしも正義感を持ち合わせているべきとは思わな
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.3


元殺し屋、元CIA職員とか物凄い戦闘能力を秘めてる人が、
若干、周囲には舐められたりしながら普通の人を装って暮らしている。
そんな人物があるきっかけで、本性を露わにして守るべきものの為に戦う。、、と
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.3


雑誌カルチャーへの偏愛、フランスカルチャーへの敬愛を、ウェスアンダーソン印の美的感覚でもって表現。
もっと言えば大好きな雑誌・誌面を映画でそのまま落とし込んだような作品。

雑誌というその名の通り雑
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パリ13区(2021年製作の映画)

4.1

【あらすじ】
コールセンターでオペレーターとして働く台湾系フランス人のエミリーのもとに、ルームシェアを希望するアフリカ系フランス人の高校教師カミーユが訪れる。二人は即セックスする仲になるものの、ルーム
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アンラッキー・セックス またはイカれたポルノ(2021年製作の映画)

4.0

《鑑賞直後の雑感》
前情報無しでタイトル見ると「何これ?!」と戸惑う方が多いだろうけど、内容はその通りだし(笑)。

政治家、官僚、企業、大衆、全方位的ににグサグサと攻撃してくる映画。
…ディルドを武
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

結局、人と人はわかり合えないのじゃないか、人間は孤独な存在何だという諦観。
それでも、だからこそ、分かろうとする振る舞いが、コミュニケーションの第一歩。

その前提をしっかり踏まえた上で、
人の話に耳
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THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

4.0


センセーショナルに北朝鮮の内情を暴くという側面はあまり強くない。
北朝鮮が武器を作り中東の国々に輸出してる事などは報道されている通りだなぁという程度。

本作は、北朝鮮そのものより、北朝鮮と関わりを
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デカローグ デジタル・リマスター版(1989年製作の映画)

4.5

《作品紹介》
ポーランド・ワルシャワ郊外、巨大団地に暮らす人々の幾通りもの心模様。みんな生きることでしか、愛を知れない。これはわたしの、あなたの、あの人の《内なる》物語。トリコロール三部作(『青の愛』
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ディック・ジョンソンの死(2020年製作の映画)

4.1


精神科医の父と、カメラマンの娘。
これまで大きな心で私達家族を愛し養ってくれたてくれた父だけど、最近、痴呆症のせいで言動が少しおかしくなってきた。
考えた陶、娘が父自身の死を父自身が演じる映像を撮ろ
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アネット(2021年製作の映画)

4.4


オープニングのシークエンスが堪らなく胸に迫るものがあった。

レオス・カラックス監督とスパークの兄弟:作り手と、主要キャスト達が
so may we start may we start♪
と歌う。
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アポロ10号 1/2: 宇宙時代のアドベンチャー(2022年製作の映画)

4.3

■リチャードリンクレイター監督ならそりゃ観るでしょ、と配信日早々に鑑賞。
■なんか仕事忙しく、うまく文にまとめられないので箇条書きに。
■アメリカ版の「宇宙兄弟」やるのかな?と思ったら全然違います
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.8

【書き込み中】
コロンバイン高校銃乱射事件から遡ること3年前に、オーストラリア、タスマニア等で起こった、ポートアーサー無差別銃乱射事件。
この当時27歳の青年がなぜ、いかにして犯行に及んだのかを描く問
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.8


鑑賞中に「子供はわかってあげない」というタイトル、「大人はわかってくれない」のパロディだと気づいた。

細田佳央太さん(恥ずかしながら初見)という俳優の演技が、どこまでと素人っぽくて良かった。素人っ
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コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

4.3

芋づる式に次々と明らかにされる医療業界の腐敗。
国家ぐるみの腐敗。


国民が適切に監視しないと留まる事なく何処までも権力の腐敗は進む悪例。
恐ろしい。



【「モーリタニアン 黒塗りの記録」と「コ
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.9

最終的に焦点は彼が有罪か無罪か、ではない。
「例え有罪だったとしても米国の法令に則って身柄拘束されるべきであり、人間としての尊厳は守られるべきだ」という思い。


ジョディ・フォスター演じる弁護士ナン
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アポロンの地獄(1967年製作の映画)

4.0

「テオレマ 4Kリマスター版」が一部のミニシアターで劇場公開され、話題になっているパゾリーニ。

心理学用語〔エディプスコンプレックス〕でよく知られる、ギリシャ悲劇の代表作「オディプス王」を映画化した
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

4.0

アメリカフロリダ州近郊、プアホワイトの男女。
どこにも行けない閉塞感。
怠惰で生産性のない時間が過ぎるばかり。

笑顔なく真顔ですごろく遊びをしてるようだった。
サイコロを降って、
「3マス進む、1マ
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GAGARINE/ガガーリン(2020年製作の映画)

4.6

フランス、パリ郊外に実在し、2024年パリ五輪の為に取り壊されたガガーリン団地を舞台に、そこに暮らす、主人公と住民達を描いた青春映画。

アバンタイトル、ガガーリン団地を含む、構造体を静的に捉える。あ
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NO SMOKING(2019年製作の映画)

3.7

ミュージシャン細野晴臣の幼少期から現在までの軌跡を振り返ると同時に
2018年~2019年に行われたワールドツアーを追ったドキュメンタリー作品。

細野さんの家族、音楽(とかカルチャー全般)好きな人多
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映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

-


【今回はより一層、自分への備忘録】
UAご大好きだったので久々にうごいてる映像が観られて嬉しい。
「(fishmansには)めっちゃ影響受けてますよね。」「憧れだったから話しかけられなかった」「あの
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

2.0

ガル・ガドット👗、きれいー

犯人暴いて、犯行手口を説明するの早口ー👄 

……ただ余り心惹かれる事はなかった。
エジプト、ナイル川の風景が嘘くさく観えてしまったからもしれない。

あとは、過去作のリ
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

-


前作より上回ってた(と思う)点は、
まずはカメラの躍動感。ぶんぶん動くカメラワーク、バリエーション豊富なカメラアングルで視覚的に楽しませてくれる。

あと舞台セットとロケハンが大幅にブラッシュアップ
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.2

(公開日に観に行ったけど感想書くの忘れてた)


この時間逆のぼり手法が(伊藤沙莉さんキャストも)「ぼくたちは大人になれなかった」ともろ被りしてて、公開が後になった事で損してる気がする。やっぱ面白いギ
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

3.5

【「少年の君」と「マイ・ブルーベリー・ナイツ」2本立て上映】

ウォン・カーウァイ作品の中では下の方にランクするかなぁという印象。

少年の君(2019年製作の映画)

4.1

【「少年の君」と「マイ・ブルーベリー・ナイツ」2本立て上映】

歪な状況で交わされる2度のキスが美しかった。

非情な世界の中で奇跡的に出会えた、たった一人の人。

10代の頃に観たら、心のど真ん中に
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ハム・オン・ライ(2019年製作の映画)

4.5

なんなんだ、この映画は!

アメリカの片田舎における高校生達の、プロム(プロムなのか?なんだあのダンスパーティーは!?)が開催される一日を描いた、、何だろ、ティーンムービー、かな? 
SF映画、見方に
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ことりのロビン(2021年製作の映画)

3.8

【2022アカデミー短編アニメーション部門ノミネート】
すべてのキャラが、フェルトみたいな粗めのふわふわ素材で造られていて、懐かしさと暖かさを感じる。

「みにくいアヒルの子」をベースにしてるのかな。
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ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

4.0

スピルバーグ版公開の直前でようやく予習完了。

ふとしたイザコザから、憎しみが生まれ、憎しみの連鎖の果てに悲劇が。

解決される事のないの黒人差別問題、分断を煽る政治家とそれを加速させるSNS、貧富の
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声もなく(2020年製作の映画)

3.8


闇社会、死体処理という題材からは想像出来ないくらい牧歌的な、あるいはユーモラスな雰囲気で拍子抜けする。

ポラロイド写真が切り取った、疑似家族が醸しだす夢のような幸せな時間。
もう戻る事のないユート
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