TIFFにて。『インファナルアフェア』の脚本家フェリックス・チョン氏の監督・脚本作品。2008年に書いたものを手直しして映画製作したものとのこと。相変わらず、想像力の豊かな監督で面白いストーリーでした>>続きを読む
フィルメックス2017にて。
中国返還前の香港。ギャングから足を洗ったものの、未だ熱が醒めない3人の男達が、暗黒街に広まった噂に翻弄され、運命を狂わせていく。
実在した3人のギャングの人生にヒントを>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
『音を立ててはいけない』というルールを守りながら、懸命に生き延びる家族に焦点を当てた新感覚のホラー?映画。
音に反応して襲ってくる『何か』が地球に現れた所為で、人類は滅亡。そんな中、とある家族が生き>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
コメディーで、『マイ インターン』的な印象。
唯我独尊、キュートで個性的なヒロインが巻き起こすこの作品は、
多分、世界は思っているほどロクでもなくはないとか、自分の許容範囲を広げてみてというメッセージ>>続きを読む
みんな大好き、オレ達のマ・ドンソク兄貴ですよ〜。
兄貴が主役というだけで既に興味を惹かれましたが、この映画のキービジュアルを見たら、もうノックアウトです。これ以上ないくらいの特徴を表している(笑)。>>続きを読む
濱口竜介アーリーワークスにて。2013年作品。
10代の若い頃というのは、誰にでも、何にでもなれる気がするというような自意識過剰な危うさが潜んでいたりする。思い込みでヒーローでもモンスターでも変身し>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
濱口竜介アーリーワークスにて。2010年作品。
石田法嗣がとっても可愛い。
若い頃、「どうしてそんな選択をしてしまったんだろう…」と後悔することを、つゆとも疑わずに魔が差してやってしまったという経>>続きを読む
ビックリの一言に尽きる…。
原作を知らず、出演者への興味だけで鑑賞。トレーラーを観て、最後はカタストロフィーオチなんだろうなぁ…と想像をしていたものの、想定をはるかに超えた着地点に、爆笑の後、言葉を失>>続きを読む
♪ Busy doing nothing
20数年、ユアンを追いかけ続け、どんなに『SW』のようなビックタイトルに出ても、自分にとっては永遠のマーク・レントンのままであったのに、とうとう国民的>>続きを読む
現在もプロ棋士として活躍する瀬川晶司氏が書いた自伝小説を元に制作された作品。予定調和であるものの、爽やかでほっこりする、楽しいヒューマン映画でした。
将棋に興味を持ってくれる人が増えてくれたらいいな>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
SFパニックアクション。フィリピンの深海で、中国人を中心とした多国籍な海洋調査チームが、科学と資金に飽かせてドンドン海を降りていった結果、確証はないものの200万年前に絶滅したと思われていた巨大サメの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
言葉に出来ないが、何だか、スゴく良かった。
何なんだろう…、このえも言われぬ感動は…!?
監督のネームに惹かれて観たのだが、高齢者な私には「どうせ、若い子の恋愛話なんて、もうついていけないであろう」>>続きを読む
ジュークボックスミュージカル映画。ギリシャのカロカイリ島にあるドナのホテルがリニューアルするってんで、また皆を呼んでパーティーを開いちゃったよぉぉ〜、っていう話です。
今回、登場した曲は20曲。私は>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ワンオペ育児を絡めた社会風刺がテーマの作品。先入観が無くても脚本がしっかりしているし、女性にエールを贈るテーマであるのは一目瞭然であるが、育児経験の無い若い世代には、共感し難いところがあるかも知れない>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
世界中から注目を浴びる英国出身の覆面アーティスト、バンクシー。
パレスチナとイスラエルを隔てるベツレヘムの分離壁(俗称グリーンライン)に描かれた『ロバと兵士』の風刺絵を巡って描かれた本作品。バンクシー>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
カンヌの常連監督フランソワ・オゾンの作品は、人間の深層心理をテーマにした作品が多いですが、この作品も観た人の大半が面白いと思うものの、エロスと難解の繰り返しなのは同じです。
予告で既に解禁情報になっ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
明るいタッチで実話を元に肉付けされてますが、こんな映画を作ってしまった製作者たちの勇気に感服です。
舞台は1953年のモスクワ。自国民の粛清に明け暮れていたスターリンが心臓発作で他界。空いたトップの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
あからさまにゾンビをネタにしたゾンビ映画だということは分かるし、ゾンビというだけでチープ感すら漂う。だが、この映画、チープなゾンビだけじゃない。ゾンビをネタに映画を制作するクルー達の様子こそが実に面白>>続きを読む
フェミニズムとアナーキズムが絡み合うなんて実に複雑で、見終わった後、なんて形容していいのか分からない感情で劇場を後にしました。色々なエピソードが組んず解れつ、絡み合っては、またほどけ、本当に暑苦しいく>>続きを読む
木村拓哉氏演じる最上をキーマンとした幾つかの案件が絡み合った状態であることが露見していくにつれ、事件を立証するというよりも、正義感だったり倫理観に訴える所に重点を置いている構成が物語に重厚さを作ってい>>続きを読む
アメリカにおいての映画の殿堂と言えば、誰もが『ハリウッド』を連想するであろうが、彼はハリウッドから遠ざかり、商業映画には全く興味を持たず、自分の思う作品を作りたいと努力を続ける職人のような異端児監督さ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
昭和44年以降。高度経済成長に沸く大阪。万博の開催に伴って土地開発も本格化。空港の拡張も進んでいく、そのすぐ横には、まだ太平洋戦争の爪跡のようなバラックの一角が残っていた。韓国済州島出身者が多く暮らす>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「フレンチアルプスで〜」のオストルント監督作品第二弾。
スウェーデンにある前衛美術館が舞台。
大事な所で鳴る携帯だったり、響き続けるヘルプの声…。不快のオンパレードが続いたかと思いきや、貧困問題や群>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
Filmarks試写にて。
若いうちは予定調和を目指して頑張るのに、歳を取ると予定調和から抜け出せと言われる。予定調和じゃない人生というのは、良くもあるし悪くもある。人生ってやつは本当に面倒くさい…。>>続きを読む
カナダの小さな港町で暮らしたモード・ルイス。幼い頃からリウマチを抱え、一族からは厄介者扱いされながらも、死ぬまで生涯に亘って、そこに息づく人々の暮らしや動物を美しい四季の中に織り込み、素朴ながらも色彩>>続きを読む
試写会 in オズワルドシアターにて。
ディズニーの王道ファンタジー。
映像もシナリオも音楽も、もう何もかもがカラフルなイメージで可愛らしい!!アカデミー長編アニメ賞、主題歌賞を受賞したことは至極当然>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
未体験ゾーン2018にて。
1929年。世界恐慌後の米ノースカロライナ。舞台はスモーキーマウンテンに抱かれた森林地帯。ボストンから駐留して製材業を営むジョージ(ブラッドリー・クーパー)は、気心の知れた>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ノーザンライツ2018にて。
ノルウェー版『そして、父になる』的な印象のヒューマンドラマ。お馴染み、アーリル・アンドレーセン監督&俳優クリストッフェル・ヨーネルという安定コンビの作品。
国際養子縁組>>続きを読む
TIFFにて。
歴史ヒューマンドラマ。白人至上主義の無法地帯と化していた1920年代オーストラリア中央部。奴隷のような扱いで働かされていた原住民アボリジニの若者サムがある日、日々受けていた横暴な仕打ち>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
試写会にて。
英国作家リズ・ジェンセン原作のヒューマンミステリー。
舞台はサンフランシスコのとある街。
主人公は、アンニュイな雰囲気漂う9歳の少年ルイ・ドラックス。色白で線が細く幸薄そうな美人の母と>>続きを読む
東京フィルメックス2017にて。
昨年、旅立ってしまったキアロスタミ監督の遺作で、2017年のカンヌでワールド上映された作品。
『映画と写真とを融合するとどんな作品に仕上がるのか?という前衛的な映画>>続きを読む
東京フィルメックスにて。
小学二年生のタカラくんはお父さんが大好き。でもお父さんは魚市場で働いているので、毎日、タカラくんが寝ている明け方のうちに出掛けてしまいます。
ある日、お父さんが出掛けた物音で>>続きを読む
TIFFにて。
松岡茉優の突き抜けた演技、サイコーです!!
前半のヨシカの痛い部分描写と、後半の現実が段々妄想とオーバーラップして変化していく様のメリハリがスゴくいいです。
『名前』にポイントを置い>>続きを読む
TIFFにて。
ある男がドイツからルクセンブルクの小さな村にやってくる。村人たちに最初こそ怪しまれるものの、割とあっさり受け入れられて、住み込みの仕事も斡旋された上、村の若い女性とも親密になる。
「え>>続きを読む
TIFFにて。
ファンタジックなヒューマン映画。ジョージア(元グルジア)の山村にある実在した話。
神秘の泉が湧く村。麓の街で徐々に再開発が進む中、世の中の情報から取り残され、泉の治癒力や伝承者のカリ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
1943年フランス。当時、ドイツ政府は欧州制覇の為に、ユダヤ人、共産党員、ソ連軍捕虜といった様々な民族へ弾圧を行っていたが、特に、同じアーリア人のルーツを持つロマ族に対しては「劣等民族」として、ユダヤ>>続きを読む