あさのひかりさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.8

なんて贅沢なものを観て、楽しい気持ちになったり笑ったりしてるんだろう、っていうのがいちばんの感想。こんな贅沢な楽しいものって、なかなかない。

大脱走はたまたまBSで観といて良かったな。あれめちゃくち
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

2.9

うーん、ずっと気になってたんだけど、どうしても好きになれないのだった。

途中から胸糞映画かなー、って思ってたんだけど、途中から予想の斜め上の胸糞具合で、それについて行けないしそれでいいや、ってなった
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

4.7

主人公のカルリートスが美しくて、いくらでも観てられる。大人と子ども、男性と女性っていうふたつの対立軸の中間地点がそれぞれ交わったあたりにある美、って感じな、危うい美しさ。そして、美しさそのままの危うい>>続きを読む

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

4.1

どこがどうとかうまく言えないんだけどすごく好き。

いろんないい具材がいっぱい入ってるスープみたいな。個々の具材も好きなんだけど、それがいろいろだしとなって出た味がありそうでないいい味でいちばん好き、
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パディントン 2(2017年製作の映画)

4.2

1を観てて楽しくて大好きだったのに、2は映画館で見逃してずっと観たかったのようやく観れた。楽しかったー!

パディントンがかわいくていいやつで、ほのぼのかわいい雰囲気と優しい家族、落としてほしいところ
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マガディーラ 勇者転生(2009年製作の映画)

3.8

これも去年の秋に。バーフバリファンとして観たのだけど、現代パートの、実はレベル高いダンスとか、ラブコメらしいバカっぽいノリは大好きなのに、意外とバーフバリっぽい過去パートの方が好きになれなくて。

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助太刀屋助六(2001年製作の映画)

4.1

主人公の助六の真田広行が、左右がそれぞれワインカラーの濃淡の縞模様とモノトーンの濃淡の縞模様で、着こなしすごく難しそうな着物を、流れ者らしいよくある着崩し方で、とてもさらりと粋に着こなしてる。この衣装>>続きを読む

SANJU/サンジュ(2018年製作の映画)

4.4

最初は、「いくらなんでも、こんな人がなんで主人公なの?恵まれてるのに、自分の意志の弱さで人生ダメにしてるじゃん」と思えて、主人公が嫌いでした。

でも、観ててだんだん分かってきた。これは弱くてダメなと
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.3

海辺の風景と小松菜奈と菅田将暉の美しさで観れた映画でした。あの風景はとても好きでロケ地にドライブに行ってみたいくらい。お話はあまり好みではないのだけど、そこは期待値低めで観たのでこんなものかな、といっ>>続きを読む

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.2

そう、これ去年秋に観たのでした。これこそ確かにIMAXで観るべきよね。初見だったのだけど、本当に観ることができて良かったです。

あの美しい映像が、何十年も前に作られたものだったんだ、っていうのがすご
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シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢(2018年製作の映画)

3.8

前半同じ中年として、決してかっこよくはないおじさんたちの切なさを目の当たりにして若干身にしみたりもしたのだけど、だんだん笑いがこらえられなくなりました。自分の他にもこらえきれない笑い声があちこちで聞こ>>続きを読む

サン・オブ・ゴッド(2014年製作の映画)

3.7

キリスト教について勉強したくて、夏休みの宿題的な感じで観ました。

イエス・キリストの考え方とか、エピソードとか、分かりやすくすっきりまとまって、観やすかった。キリストについて知ったり興味を持ったりは
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おとぎ話を忘れたくて(2018年製作の映画)

4.3

きっと年齢的にも立場的にも似ているだろうヒロインにただただ共感しかない。ネットフリックス観ることにして良かった、って作品のひとつ。

ヒロインの髪型と生き方がシンクロ。髪型も変わり、生き方も変わる。も
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アバウト・ア・ボーイ(2002年製作の映画)

4.1

ヒュー・グラントのおかわりしたくて観ました。

私は一日中好きなことできるヒュー・グラントの立場がもう純粋にうらやましいんだけど、そうはいかなかった。「あれもしなきゃ、これもしなきゃ」で、何とか誰か
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ANIMA(2019年製作の映画)

3.6

いろいろと気になっていたので観ました。

トム・ヨークってあんな表情するんですね、不思議ないい表情で、なんというか唯一無二な感じする。
意味はよく分かってないとは思うけど、これはこんな感じ?って感じる
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工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

4.1

政治とか朝鮮半島の2国とか関係なく、自分の思いもよらないところで、思いもよらない動きを人はしてて、知らない間にそういうのに直接にしろ間接にしろ影響受けてるんだろうなー、って思いました。後で気付くのか気>>続きを読む

小さな橋で(2017年製作の映画)

3.9

家族の絆みたいな話ではなく、いなくなった父の代わりに、他は女ばかりの家族を守ってた男の子のプライドのお話だったのね。彼の背景にある女達のドラマが劇的なので、そちらに気が行きがちなのだけど。でも、女達の>>続きを読む

ムンバイの王(2012年製作の映画)

3.2

終わりなき日常を生きろ、ムンバイのスラム少年版、と言ったところなのかな?

新しい高層マンションの並んだ地域と、必要な修理すらされていない小さな古い家が並ぶ地域がとなりあってる街の風景とか、スラム街の
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ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

4.0

これ、今年4月1日の年度始めに観た。
部署が変わった戸惑いとか、それに伴うイライラとかを吹き飛ばしてくれた、っていう、思い出込みでの感想。

風呂上がりにたまたまつけたらちょうど映画始まるところだった
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マダム・フローレンス! 夢見るふたり(2016年製作の映画)

4.2

こういう癖のあるおばあちゃんを魅力的に描くのはもうフリアーズ監督の十八番なのかしら。名女優の名演技でとっても魅力的になるのもいつものことだし、あーこんな感じかなーとか予測つく部分もあったりするのだけど>>続きを読む

レオン(1994年製作の映画)

4.3

今日の月曜プレミアム何かしら、あんま観るつもりないけど念のため、って気にしてたらこれだったの、あーもう、って、少し無理しながら観たよ。

マチルダは「実際あんな12歳いるのかしら・・」とはちょっと思っ
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.8

割と最近までいちばん好きでいちばん大切な映画だった。

映画にこんなに勇気づけられるんだ、って思った。今よりもっと生きるのが辛かった頃、色々支えてもらった。自分と照らし合わせて泣きながら「明けない夜は
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ビル・エヴァンス タイム・リメンバード(2015年製作の映画)

4.0

ビル・エヴァンス実は人気者なんですね。ほとんどアラフォーの私より年配の方ばかりでしたが、地元のミニシアターかなり混んでました。

私も「ワルツ・フォー・デビー」のアルバム聴いてるだけなので、全く詳しく
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私たちの予感(2017年製作の映画)

3.3

ああこれは、主役ふたりの華やかさで魅せるタイプの映画だね。観るひとみんな演じるふたり、特にシャールクが好き、という前提の映画よね、シャールク様は確かにぴったりの役だけどさ。でも私は役の人が好きで初めて>>続きを読む

アラジン(2019年製作の映画)

3.8

冒頭の子どもにパンをあげる「姫は優しい子」エピソードなんだかなー。世間知らずのお姫様ってだけなら別にいいんだけど、王様になりたい人なら盗まれた側の気持ちも考えられる人でいて欲しいなー。

とはいえ、「
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フックレー ないない尽くしの男たち(2013年製作の映画)

3.9

「ヴィクトリア女王 最期の秘密」のアリ・ファザルくん見たさに英語字幕DVDにて観賞。楽しかった。

若手俳優売り出しのための映画なのかな、って思ったけど、だとしたら、ちゃんと成功してる気がする。なんせ
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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

4.1

とりあえずありがとう三連休、三連休じゃなきゃ見逃すところだったよ私。

第一章のとき、「いまいちのれなかった」みたいに書いたんだけど結構楽しんでたみたいですごめんなさい、いざ第一章のダイジェストが始ま
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ライアーズ・ダイス(2013年製作の映画)

3.8

悪い映画じゃないけど、かなり苦しかった。今まで観た中ではいちばん息苦しいロードムービーかも。内容的にはインドの末端労働者の現状告発映画なのでずっと暗い。もちろんダンスとか歌とかない。

最初は、女の子
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あなたがいてこそ(2010年製作の映画)

4.2

バーフバリの次に、なんか他のインド映画観たい!とまさか同じ監督とは知らず買ったDVD。マッキーとマガディーラも観たけど、ラージャマウリ監督でバーフバリの次に好きなのはこの作品だったりする。

バーフバ
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大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇](2012年製作の映画)

3.7

これは、去年の年末に。
役者さん達みんなうまいなー、って思ったけど、そこまですごく面白いー、ってならなかった。でも華やかで、年末に観るのにちょうど良かった。
まあでも、後半の年を重ねた後の綱吉の虚し
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ジョニー・イングリッシュ(2003年製作の映画)

3.4

笑えるバカバカしいのが観たかったので。

ネットフリックスで観たけどそれくらいがちょうどいいかな?笑えたけど、すごく楽しいってほどじゃない。
いろいろあっても何とかなってるの、優秀な部下のおかげだろー
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.5

この映画、本当に観て良かった、素晴らしい映画だった。

健全な反骨心って体制側の言葉だったけど、これこそ全くもって健全な反骨心でしょ。
月並みですが、それを貫く姿に勇気をもらいました。

重い話だけど
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嘘はフィクサーのはじまり(2016年製作の映画)

3.9

私これなんだかんだ好きな映画でした。このリチャード・ギア大好き。なんかダサくて、いつも人懐っこく笑ってて、それが胡散臭い感じもあったりして、でもすごくチャーミング。

きっと悪人になりきれないお人好し
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凪待ち(2019年製作の映画)

4.3

こちらでみなさんの感想を見て気になった作品。確かに、すごい映画だった。すごく、リアルに辛かった。

うまく言えないんだけど、なんかすごく、日本だなって思った。
彼の、縁のなかった土地で暮らすことになっ
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.2

これ、私の今年の映画館初めでした。
今はこんな表現方法もあるんだー、面白い、いいー。と映画館初めにはぴったりのすばらしい作品だった。

パソコン画面の中で手がかり探しながらのころころ変わっていく事件推
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空母いぶき(2019年製作の映画)

3.9

こういう映画で、いちばん突っ込みたいところが「蔵之介さんの発声が絶対自衛官じゃない!」っていうのは、逆に割とちゃんとした映画なんじゃないか、って思った。
私が艦長だったら、報道陣2人は何が何でも返す、
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