あまんださんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

あまんだ

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マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)

4.0

日本統治下の韓国、ハングルを禁じられ、創氏改名を迫られる中、自国の言語を護ろうとハングル辞典編纂にかける人々。

先日観た「博士と狂人」と、辞典編纂と言う共通テーマはあるものの、あちらは、国家プロジェ
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.9

90年代のスタンドバイミー。
道の真ん中をスケボーで滑ってるとことか、線路のあのシーンみたいで。

最初は、真面目だったスティービー少年が、スラムのスケボーショップにたむろする年上の少年達に憧れ、仲間
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博士と狂人(2018年製作の映画)

4.3

英語の辞典編纂と言う壮大なプロジェクトに携わる博士号を持たない言語学者と、エリートながら心を病み、殺人を犯してしまった元軍医のアメリカ人。

「言葉」と、言うものは生き物であり、それ故、進化し続ける。
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

4.5

最高。
もう、のっけから不穏。
猿ぐつわをかまされて、目覚めた美女。
この人が主役?と、思いきや、すぐ死ぬ。では、助けてくれたこの男性が?
と、思いきや、凄惨な最期。しかも、死に方が、全員グロい、グロ
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.3

いやー、ショックやろなあ。
将来の目標の為に勉強一筋で頑張って、目標通りのところに進学できたのも束の間、まさか、遊び呆けやがって!と、下に観てた同級生が、自分と同じ大学に余裕で進み、なおかつ、他の子達
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ベター・ウォッチ・アウト: クリスマスの侵略者(2016年製作の映画)

4.2

そう来たかーー ー!
クリスマスの夜、得たいの知れない侵入者に追い詰められる。
面白いけど、普通やなあ。と、思って観てたら、え?え?え?
そっちーーー!て、なって意外性が嬉しい裏切り。
そこが一番のキ
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バッド・ヘアー(2020年製作の映画)

3.0

アメリカ版、「エクステ」?
テレビ局で働く若い女性が、癖毛をなおさな出世できんで。と、上司に言われ、エクステで、さらっさらっのストレートに。
ストレートもいいけど、地のフワフワアフロの方がキュートやっ
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スクリーム2(1997年製作の映画)

3.4

スクリームシリーズ、めっちゃ好きやったなあ。3までは所蔵しており、4は、まあ、テイスト違ってるので別物かなと、一度観たきり。

たまに観返したくなるので、今回は2を。途中まで観たり、観たいとこだけ観た
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VETERAN ヴェテラン(2019年製作の映画)

3.7

思ってたより、苦戦してたけど(笑)
でも、御老人やから。そう考えたらめちゃんこ強い。そんで、どう観ても、売人のボスよりリーダー格のおじいのが、かっこええ。ボス、おクスリか知らんけど、細っそいから、あん
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.6

あらすじを読むと、王道ミステリーな空気満載だが、観始めてから中盤に至るまで、全く着地点がわからない。不穏な空気で、謎の現象が次々と村に起こっていくのだが、謎の飛来物の造形で、一瞬嫌な予感がするのだ。何>>続きを読む

氷の微笑(1992年製作の映画)

3.4

子供の時に観たきりなので、もう殆ど忘れていた。あの、有名な脚組み換えシーンは、結構序盤にあったのね。
悪い女と薄々勘づきながら、どはまりしていくマイケル・ダグラス。
この年代の映画で、おんなじような目
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マー ―サイコパスの狂気の地下室―(2019年製作の映画)

3.2

タイトルに日本語で「マー」て書いてあるから、どうしても…、どうしても何秒かに一回、山崎邦正が胸をよぎる。
そんな集中出来ない出だしで観始めた、マー。
内容は、地元の高校生に自宅地下を提供し、毎週末パー
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.5

何となく、観念的な話のような気がしていたが、実際は、周囲に自分と言うものをさらけ出せない青年の苦悩という、現実的な話だった。

スターになればなるほど、自分を圧し殺し、孤独になっていく若手俳優、ジョン
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.9

急に余命が残り少ない事を告げられた大学教授。正直に生きようと決め、忖度無しに大暴れ。そんな彼に、次第に周囲も…。

何の気なしに借りた映画が、ヒットだったら嬉しい。本作もその一本。
延命治療はしないと
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ザ・セル(2000年製作の映画)

3.5

セルDVD。
好きすぎて、所蔵してるやつ。
頻繁に観る訳では無いが、今日、何回目かの観賞。MVみたいにかけつつ、他の事しながら観ようと思ったら、結局観いる。
映像の美しさはさることながら、ストーリーも
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

3.3

思春期の少女の悩みと再出発。

非常に爽やかでした。
自身の家族の中での立ち位置や、学校でも、決定的な何かがあるわけでもないが、なんとなく居心地の悪い感じ。
親ではなく、友達に話すのも何か違うと言うよ
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.3

観る時は、体力、気力が充分な時でないともたない気がして、後回しにしていた本作。漸く観ました。
想像より鬱々としていた訳では無いけど…、うーん、やっぱ、何とも複雑な気持ちにはなった。兄、良夫の行いは、勿
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ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷(2020年製作の映画)

3.0

あんま、恐ない。
伽椰子の怨念が、彼女の家に立ち入った外国人女性を介して、海外にまで派生するのだが、むしろ、その伽椰子のしつこさが一番恐い。
呪いを持ち帰った女性の家が、伽椰子の呪いのアメリカ支店みた
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.9

冒頭、静かな田舎道を息荒く歩く青年。
一目見て、異様な雰囲気。
急に知らない家を訪問。発砲。
そこから、青年の悲惨な生い立ちが語られ、更なる悲劇の幕が開く。

これ、めっちゃ面白い。
1983年て、か
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.4

極寒の季節、相次ぐホームレスの凍死を見過ごせず、彼らと一緒に公共図書館占拠をする事になった図書館職員。

公的な決まりか、人道か。
掲げる問題は大事なのだが、「図書館」である必要はあったのか?
せっか
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“隠れビッチ”やってました。(2019年製作の映画)

3.7

軽いノリのコメディと思って見始めたら、後半の重さ。
男性をその気にさせて、ちやほやされる事のみに満足すると言う否生産的な行動を繰り返すヒロミ。
しかし、真剣に自分を受け入れてくれる三沢と出会った事によ
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この子の七つのお祝に(1982年製作の映画)

3.3

昔、小学生のときに、昼のドラマ枠で、これを観たのですが、ちょうど、岸田今日子が、首を掻っきって、子供の傍らで血塗れで亡くなったシーンで、度肝抜かれて、チャンネルを変えた思い出が…。

それから、忘れる
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一度も撃ってません(2020年製作の映画)

3.0

コメディかって言われたら、そんなに笑うところはないのだが(豊川悦司の、バーでの第一声だけは笑った。)
出ている俳優人の豪華さと、久々に味わった桃井かおりの桃井みと言うか、桃井ズムと言うか、何の映画の何
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SKIN/スキン(2019年製作の映画)

3.9

差別主義者に育てられた青年が、一人の女性とその家族と出会い、自分の行動に疑問を持ち始める。

主人公バブズは、顔を含め、身体中にタトゥーが入っており、組織を脱退し、除去手術を受ける。そのシーンの痛そう
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.0

…………。

何と言うか、まあ、人の癖(へき)にあれこれ言うのもあれなんですが、何て言うか、あんなめちゃめちゃ可愛い娘と、気のいい奥さんがおり、週末に友達と楽しく騒ぐと言う楽しげな暮らしを送っていなが
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.6

パキスタン移民の青年の成長青春ストーリー。彼が劇中で感化され、変化するきっかけとなったブルース・スプリングスティーンの事は、ボスって呼ばれてる大御所の人ってくらいの薄い知識しか無いが、その時聴いた曲が>>続きを読む

コロンバス(2017年製作の映画)

3.7

「ドアも十字架も全て中心からずれているが、バランスを保っている。」

美しい建造物が多数存在する街、コロンバス。そこで育った若い女性、ケイシーと、著名建築家の父を持ちながら、確執からそれら一切に興味を
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さよなら渓谷(2013年製作の映画)

4.8

緑豊かな田舎町で、子供が実の母親に殺害される事件が発生。その後、隣家の男性が母親と関係しており、殺害に関与していると、通報が入る。通報したのは男性の妻だった。事件記者が取材を進める内、驚愕の事実が。男>>続きを読む

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

3.6

休日の補修授業に集められた高校生5人。人気者っぽい子、スポーツマンタイプ、ガリ勉タイプ、変わり者、不良っぽい子、タイプがてんでバラバラ、普段なら学校が同じでも関わる事の無い5が、同じ空間で半日を過ごし>>続きを読む

ルース・エドガー(2019年製作の映画)

4.2

紛争地域から引き取り、慈しみ育てた息子。子供の時から銃を手に取らさたトラウマを克服し、成績優秀、スポーツ万能、友人も多い…と、過去を克服した素晴らしい青年として、何不自由無い毎日を送っているかのように>>続きを読む

グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

4.2

もう、愛すべきおばかちゃん達。
思春期になりかけの少年達の、御近所大冒険。
女性に興味が出てきはじめ、とにかく好きな女の子と初キスがしたいマックス。(なかなかのモテ男)
自分をとにかくワイルドで男らし
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

5.0

貧しいながらも、タクシー運転手をしながら娘と二人、日々慎ましく暮らしていた男性、マンソプ。
学生デモが頻発しており、闘争に参加する学生を見ても、不満ばっかり言わず、勉強しろよ。と、自分の暮らす環境は恵
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ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷(2019年製作の映画)

3.1

うむ、なかなか由緒正しい若者パニックホラー。ハロウィンの日に、友達仲間とお化け屋敷に行ったら、そこは本物の殺人気が運営する死のお化け屋敷だった…。

お化け屋敷故に、舞台は整っており、閉鎖空間を逃げ惑
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

なんじゃこりゃ(笑)

ゾンビに乗っかってみたかったのか?
何ともフラットと言うか、淡々とゾンビに侵食される田舎町が描かれる。田舎町の田舎具合は好きな感じなのだが、いかんせん盛り上がりにかけると言うか
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いつか読書する日(2004年製作の映画)

3.8

大人の秘めたる恋愛でした。
過去、想いあっていた二人がある事件をきっかけに別離し、しかし、お互いを毎日のように見かける距離で数十年暮らしている。言葉は交わさない。ただ、目の端にその姿をとらえ続けるだけ
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無垢なる証人(2019年製作の映画)

4.5

「あなたは良い人ですか?」
かつて、こんな直球な質問あっただろうか?
理想では食べていけないと、稼げる弁護士になる事を決めたスノは、ある事件を担当する事となる。
事件の目撃者は、自閉症の少女ジウ。
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