れれれさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

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90分尺ならあと30分は試合見せてくれ!!ってなった!!試合のシーンは一生見れる。

ツィゴイネルワイゼン 4K デジタル完全修復版(1980年製作の映画)

3.5

手法の映画って感じ。

色んな手法を使いながら、見てる人を煙に巻くような。
ただ、この手の映画がいちばん眠くなる

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.6

めちゃくちゃ良かった!!!

原作も元々良かったけど、映像化された時に映像の隅まで配慮の行き届いた小道具から演技まで、言語的な情報を超えてメッセージが伝わってくるような、そんな作品だった。

人の辛さ
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サイレントラブ(2024年製作の映画)

3.6

思っていたよりは良かった、という印象。(そのスタンスで行くなよって話だが)
山田と浜辺のための作品で、内田英治である必要が全く感じれなかった。内田英治も脚本を書いた時、この2人で撮ることを想定して書い
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.6

さすがに面白すぎる

ブラックジャックのピノコみたいな突飛設定で、独特なカメラワーク(広角とズームの使い方が天才)に魅了さながらも、脚本はすごいしっかりしてて、社会的なテーマも取り込んでいて、官能な描
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.6

マリオは(黒人たちがヨーロッパに入る前)イタリア人が差別の対象であった時代、そして配管工という職業差別 を要素として含み、故にマリオのゴールが貴族であるピーチ姫との結婚であるという成り上がりの物語を始>>続きを読む

泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)

3.9

松田龍平はやはり最高だな

感情が爆発する演技って見せ場があるだけで、上手さのある演技になるとおもうんだけど
感情が表に出てこない役を演じた時にその真髄が出る気がしていて。
泣き虫しょったんとはあるけ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.4

良い!おもろい!

綾野剛は「最後まで行く」の印象が残ってたからか、余計にしっくり来てしまい、人の良さと狂い具合が愛おしかった!
齋藤潤の声変わり中の中学生の感じ、制服の上に白いパーカーを着る、あの時
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.5

すごく良かった。

ものすごく身勝手なんだけど、自己中心的な生き方の良い面も悪い面も全部その身ひとりで引き受けているのが、なんか小気味良さがある。
基本身勝手なんだけど、心根の良い側面が見えたり、かわ
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

やはり菅田将暉と仲野太賀と松本穂香はすごい。圧倒的な助演力。突き抜けるような主人公を軸として、映画に深みを出している。

何かをひたむきにやることって、別にツチヤのやり方である必要はないんだよな。ツチ
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.1

やっぱベイビーワルキューレおもろいんよなぁ。
日常×殺し屋という設定において、会話とアクションどっちかがおざなりになるかもしれないのに、会話も面白いしアクションも見応えがある。

前作よりもパワーアッ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.8

とても退屈で、とても良い映画でした。

ルーティン化した丁寧な暮らしの中で見えてくる人との交流が綺麗に描かれていて、全然パーフェクトじゃないけどパーフェクトな日々だなと率直に思いました。

個人的には
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.5

今ひとつハマらなかった。

一つ一つのカットが非常に決まっているし、音楽の美しさにはとても魅了されたが、
エンタメ性のない「奥ゆかしさ」部門で言うなら、もっと優れた作品があると思うし、
女性の部屋の生
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.8

前情報を全く入れずに行ったら、想像と違いすぎて面白かった!
小学生の頃とかわりと鬼太郎ガチ勢で、マックのハッピーセットで体内電気!って言いながら光る人形ゲットしてたなぁとか思い出していた。

猫娘が可
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.9

わたくしあまり好んでSFを観ないのですが、
唯一好きなジャンルのSFがあり、これはまさにそう。言語化は諦めてるんですけど、感覚的に好きなのよ。

外から見たらモノ。中から見たらヒト、人。

問題提起で
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市子(2023年製作の映画)

4.1

どこまでも続いていくような人生を感じた読後感。先が描かれているよりもたしかな希望を感じた。(暗い質感の映画ほど回収を求める風潮なんなんだろうな。)

この監督は人間を信じているんだろうな。
それは登場
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#マンホール(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ワンシチュエーションものとしてはとても成功していると思う。

脱出以外の展開もきちんと用意されていたし、前半に感じた違和感への伏線とか、そもそもSNSを登録することそのものが伏線になってたりね。結構よ
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

世界観としては100点だし、音楽も良い!
ティモシーシャラメはご尊顔という感じだ

ただ、俺の思っていたウィリーウォンカは皮肉屋で、ロマン溢れるビジュアルの裏にある資本主義や欲望(キリスト教でいう大罪
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

2.4

限りなく最悪に近い映画でした

無駄に収まりを良くさせるために、本来無関係な人まで恋愛関係にさせたり、人が死んでるのに悠長にイチャイチャする主人公が「正常な側」としてポジション取りしてるのも、呆然と見
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怪物の木こり(2023年製作の映画)

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ラストカット

家に飾ってあった絵と同じポーズで終わるってのが良かったですね
そういうギミックは好きです

こいびとのみつけかた(2023年製作の映画)

3.6

まともじゃないのは君も一緒、とメンタリティがかなり似ている。同じ監督だから当たり前だけど。
トアの中にあるのは、
・ホームに対する異常な執着
・外界に対する異様な拒絶
だと言える。
それは彼の生い立ち
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階段の先には踊り場がある(2022年製作の映画)

4.0

群像の組み方がとても綺麗。
カット同士が動作で綺麗に繋がる瞬間だったり、セリフやカップルの慣習の意味が、後ろになってわかっていったり。

人が誰かに与えた影響を、誰かがまたそれを受けて、繋いでいくよう
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正欲(2023年製作の映画)

4.0

最後のセリフがあまりに痛烈で、ラスト30分が痛いほど絡み合っていて良かった。
これのために2時間の壮大なフリが必要だったわけだけど、こんな壮大なフリに付き合えるのは映画館で観たからで、やっぱり映画は映
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ひらいて(2021年製作の映画)

3.9

好きな人の好きな人を奪う、という字面はなんともドロドロとした展開を思わせるんだけど、山田杏奈、芋生悠、作間くんの3人のすっきりとしたビジュアルと演技からそれを感じさせることなく進行していった。

ひら
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.9

回顧って人間を惹きつける要素としてかなり強いなぁ。
自分が子供のときに感じていた大人の言う「懐かしい」への疎外感から脱却している感覚になってきた。これが歳をとるということか。

魅力的な同性3人の構図
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.8

今年トップクラスによかった。
こういう作品がもっと世の中に評価されて欲しい。切実に。

松岡茉優、窪田正孝、池松壮亮、若葉竜也、佐藤浩市をはじめとする実力のあるキャスト陣の美しい掛け合いが素晴らしい。
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.2

会話におけるネタの練度も
アクションのクオリティも高い。
めっちゃ良映画。

主演2人とも良い。
キャラの対比も可愛らしさも良い。

クローズZERO(2007年製作の映画)

3.0

勉強のために見た。

やはりヤクザもの、苦手。
ケジメとか独特のルールが基本意味がわからない

キリエのうた(2023年製作の映画)

4.2

この映画を新宿で見てよかった。
甲州街道沿いのあの道に宿る何かに思いを馳せた。

これは劇場で見るべき。5.1chで。
音にまつわる操作に明らかに強い意図がある。これ家庭用にミックスされたので見ちゃう
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

エンタメ映画としてはどうしようもなく楽しくて、師弟関係、親子関係、恋人関係、全てがすっきりとした味わいながら、温かさがある。
爽快感も主人公の成長も余すことなく描かれていた。ゲームと本番のレースが繋が
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エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.0

男女の群像劇。
長いし複雑だしで、相関図を理解するのには結構集中力と読解力がいるかも。食らいついてしまうほどには引き込まれた。

セリフもなかなかすっと入ってこない感覚があって、翻訳ものの外国小説読ん
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アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.2

140分もあったのか、体感はそんな感じがしなかったな。

もともと原作も読んでいて、「人をわかる」ということに対する疑問への感覚とか、今泉監督との親和性もすごくあった。それでいて、抜け感だったり小さな
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(2021年製作の映画)

3.7

オオカミの家と一緒に見た。

こっちの方がギュッとしてて好きだった